インテルやカルチョに関する話題多め
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 時間的に切迫しているので、努めて簡潔に雑感だけを。

 日本代表の敗退は、悔しくもあり、寂しくもある。一方で、
驚天動地が如く騒ぐことでも、世界の終わりが如く嘆くことでもない
というのが、率直な感想だったりする。

 ワールドカップ期間中のこの間、よく使われてきたフレーズに、
4年間やってきたことを台無しにしたくない
といったものがあった。まさにそうだ、と感じた方も多かったと思う。フットボールのチームは指揮官の影響を色濃く反映するものであり、ザッケローニが来日して以降、今日までの歩みを総括しての言葉なのだろう。

 しかし、自分の考えは違う。
 端的に言ってしまうと、

4年間だけで積み上げ切れるものなら、もっと早くどこの国だってタイトル争いに加われてるだろう

である。

 フットボールには時間が必要だ。特に代表チームには。
 クラブシーンには例外的に、常識外れの資金を投入してチームを強化してしまうケースが存在するが、代表チーム同士の戦いには、そんな掟破りの奥の手は存在しない。ピッチ内の戦術や選手たちのクオリティだけでなく、その国が積み上げてきた歴史、国家としてのキャラクター、文化、その全てを真正面からがっぷり四つで競い合うのが国際試合だ。必然、戦いの舞台が大きくなればなるほど、この傾向は強まる。

 日本にはまだまだ、圧倒的に蓄積が足りない。経験も、選手も、そして何より失敗の歴史と経験が不足している。

 W杯が遠い世界の出来事だった60~90年代。
 スタッフ一同がやれるべきことをほぼ全てやりきり、それでもあと一歩のところで、出場を逃した94年の悔恨。
 棚ぼたで出場を果たすも、己の力の無さを痛感させられた98年。
 これ以上ないほどにホームアドバンテージを生かしながらも、GL突破がやっとのことだった2002年。
 夢に溺れたしっぺ返しを食らった2006年。
「見ている人を楽しませる」という要素を一切すべて切り捨て、最低質のフットボールに徹したことで、最高に近い結果を勝ち取った2010年……

 実質的に中身のある貯蓄という点では、わずかに20年足らずの蓄えしかない。むしろよくここまで、この短い期間で成長を遂げたものだと、南米・欧州の列強国もこぞって日本の躍進を褒め称える。これでは足りぬ、まだ足りぬと主張するのは、当事国である日本ぐらいなものだ。
 無論、上を目指す意欲は極めて重要で、大切な要素である。一方で、戦術理解の未熟さ、インテンシティ(プレー強度)の不足、キャラクターやメンタリティの物足りなさ、陣容の手薄さ、国内リーグの人気の無さ、マスメディアの体たらく……
ぱっと思いつく限りで問題は山ほど出てくるのに、それらを棚にあげて無造作に

優勝するぞ!

と言っても、ドン・キホーテの妄言にしかならない。意気込みはよし。一方でアプローチを示すべき、ということだ。

 しかし実際、それら問題の一つひとつに、具体的な解決策を用意し、実行に移して解決をはかっていくには、10年、20年以上の月日がかかるだろう。

 夢想に逃げるな。現実を直視しろ。
 歩みを止めるな。前進せよ――

 それが、2014年の総括ではないだろうか。

そんな教訓を得られた、貴重な失敗の歴史を手に出来ただけでも、今回のワールドカップ参加は十二分に意味があった。日本にまだまだ絶対的に不足している、"経験"を積み重ねることができたからだ。

 ことワールドカップへの思い入れという点で言えば、これが選手個人のファンであるとか、いわゆる代表ファンであれば話は違ってくるのかもしれない。今大会が事実上のラストチャンスだった選手たちのファンであれば、尚更そういう意識は高くなろう。それはまた、おおいに尊重されるべきとは思う。

一方で、自分はそのどちらでもない。強いて言うなら

日本サッカー

のファンなので、むしろ今回の敗退で感じるところは、

4年、8年程度でいい、駄目だ、と決めつけるのは早急に過ぎる。敗退を恥じるぐらいなら、失敗への耐性の無さを悔いる方が遥かに建設的だ。

4年後に向けての準備?
4年後8年後を生かして、10年20年先に、どこへ到達しておくべきかを考える方が先だ


――という具合だったりする。
 勿論そのために、短期・中期目標を事細かく設定し、具体的な施策を積み上げていけるかどうかを、これからも見守り、また応援していきたいと願ってはいるのだが。

 代表スタッフ一同には、心からの「お疲れ様」を伝えたい。
 あれだけの消耗を強いられた以上、彼らにはしばらく休息が必要だ。メディアもファンも当事者も、どうせ反省するなら、まずは十分な休養をとった方がいい。最低限コンディションを整えてから、頭が十全に回るようになってからの方が、よりよい意見がたくさん出てくることだろう。

 100年先にワールドカップで優勝するために、この国の何を変えるべきか。
 ファンも選手も監督も、やるべきことは多そうだ。

<了>

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【2014/06/25 22:53】 | フットボール叙事詩
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ああ、やっぱり自分は叶わないなぁ……
事あるごとにそう痛感させられる、永遠のライバルたちがいます。
それも尋常じゃない数の、です。


という訳で、まずは勝手に宣伝を。知人たちが進めているプロジェクトですが……中身は読んで字の如くですね。
詳しくはリンク先をご参照ください。

長谷部誠応援ブログ!! 長谷部誠選手応援マフラーを販売します!



……うん。俺にはできない。逆立ちしてもできない。
 こういうのを見ると、無条件で敬服するしかありません。

 
 日頃から当ブログをご愛読いただいている皆さまを含め、自分が多くの方に勝てないと感じることがあります。あれこれ表現の仕方に迷うところなのですが……一番簡潔な言葉にまとめるなら、

フットボールへの純粋な愛情

といったところに落ち着くかと思います。
 
 例えば上記のような、一選手に対する愛情がこうじて、とうとうオリジナルのグッズ制作にまで踏み切ってしまう熱烈なファンたち。
 ゴール裏で喉が枯れるまで声を張り上げる、サポーターズクラブのメンバー。
 仕事がどれだけ忙しくとも、クラブのために時間を作り、スタジアムへ足を運ぶファンの方々……

 すべて、自分には不可能な芸当です。

 例えばインテル。例えば川崎。彼らの勝利をいつでも願っていますし、この先ずっと応援し続けていくんだろうな……という確信はあります。
 一方で、自分にとってこれらクラブの勝敗・浮沈は、あくまでもスポーツ的な悲喜に限られるものです。スタジアムで観戦しても、よいプレーにおおっ、と唸らされることはあっても、一方で半分ぐらいはあれこれカチコチ、余計な計算やら分析やらしている。勝つか負けるか以上に、どうやって勝ったのか、何が起こって勝ったのか、どうやって負けフラグを立てていったのか、何の影響で負けたのか……どれだけ試合に集中しようとしても、クラブの勝利を願っていても、結局やらずにはいられないんですよね。意識の何割かは、応援するんじゃなく、視る方に回っている訳でして。何度かゴール裏も経験してみようと、足を運んだことはあるのですが……結局無理だったんですよね。チャントしたり、飛び跳ねることより、試合を視ることの方が大事なんだなーと自覚するだけで(´・ω・)

 結局のところ、無心で勝敗に一喜一憂し、チャントを口にし続けられるエネルギーが、自分にはありません。あるいは集団を形成することはなくても、自分なりの目線で試合に集中し、純粋に川崎の勝利と成功を願う誠実さが欠けています。
 蔚山広域市に、シドニーにまで、様々なコストをかけてでも馳せ参じようという、強烈なバイタリティもない。
 冒頭でご紹介した長谷部のオリジナルマフラー制作チームのように、無心で愛する選手のために、心を同じくする輩たちのために、愛情を形にできる情熱もないのです。

 だからこそ、自分は尊敬しています。

 自分にできないことを無意識に、あるいは逆に強烈な意思を持って、ピッチ内外で実現できる人たちのことを。白面という個人がやりたい、しかしできないこと……それができる方というのは、それだけで尊敬の対象なのですね。
 

――にも関わらず。自分にとって憧憬の対象から、思わぬ相談を受けることが少なく無いというのが、世の複雑さでしょうか。
 たまたま縁あって、お会いしたサッカーファン……中でも観戦し出してまだ日が浅いという方の多くが、こういう悩みを吐露されます。

にわかとバカにされることがある。確かに戦術とか選手の特徴とか、見ててもよくわからないけど……
そんなのは本当のファン(サポ)じゃない、みたいに言われることがある。本当のファン、サポーターってなんなんでしょう……?

――自分はこうした質問を受ける度、このようにお答えすることにしているのです。

フットボールに限らず、広義の意味で明確な迷惑行為・違法と取られる活動を起こさない限り、応援は個人の自由です。観戦の仕方も個人の自由です。楽しみ方、これはすべて個人の趣向に依ります。

他人を卑下しないと、自分を肯定できない類の方は、そっとしておいてあげてください。翻って、自分なりにああ……と納得できる、説得力のある意見を耳にした際に、少しずつでも己の思うところを変えていけるとすれば、それは間違いなく自身にとって糧にして前進。むしろそれこそが理想型ではないでしょうか。

ベストのファン、ベストのサポーター、ベストの応援どれも未だに見つかっていません。確信を持ってそれを行う人も、確信を持てずにそれを探しながらフットボールを楽しむ人も、憧憬を持ちながらもそれが実行できない者もいます。

一つ言えることは、自分自身で『こうしたい』、と思ったことを、そのまますんなりと楽しめること。これができる方は、ベストの楽しみ方を知っているということです



――冒頭の長谷部タオマフ然り。川崎の体たらくに、しっかり怒りを感じ、貪欲に勝利を求める姿勢然り。

……ええ、憧れます。自分には生涯届かないんじゃないかなー、なんて考えると、歯ぎしりレベルの悔しさすら感じることがあるw 

 それがクラブに、選手に、どれだけのパワーを与えるのか。どれだけのモチベーションを呼び起こしているのか。
 なかなか気が付きにくいことかと思いますが、それは是非に知っておいて欲しいのです。
 
<了>

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【2014/03/20 01:19】 | フットボール叙事詩
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junchang
うん。僕にも真似できないっす!素晴らしいですね!クラブや選手に対する情熱のなさ加減の面では僕は白面さん以上ですよ^ ^白面さんはまた違った形で情熱を持っているではないですか!

ネット上で語られている「コアサポ論」的なものは堂々巡りでいつまで立っても結論は出ませんよね。

そんな中自論を押し付けようとする人がいるのも事実!

僕は家庭環境壊してまでフットボールジャンキーになろうとは思えませんからね^ ^
白面さんは立派なサッカー馬鹿ゾウであり、サポーターです!

Re: タイトルなし
白面
すっかりいい加減な手記が増えていたので、少し改心して更新しております。
新年度に入れば、また以前の状態に戻ってしまうやもしれませんが(;´Д`)まぁ自戒ですw

出来る範囲で今年は頑張っていこうと思います。せっかくのワールドカップイヤーなので……

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過去数十年で例にない苦境と、香川への冷遇(……と、日本の香川ファンへ見られるのは致し方ないでしょう)で一躍その名を轟かせたデイビット・モイーズ現マンチェスター・ユナイテッド指揮官。
彼と風間監督、意外な共通点があります。



サイドからのクロスボール、フィジカル重視のロングフィード基調な攻撃、上下運動が信条のモイーズスタイル。
ポジショニングとパスワーク、プレスキックよりショートパスで少しずつ陣地を攻略する風間スタイル。

こと戦術的な面において、2人のメソッドはこれでもかというほど異なります。
端的に言えばむしろ対極ですね。

一方で、そのチーム運営方法には、いくつかの点で共通点が見られます。
特に選手の自主性を重んじ……と言うより、
自律しない選手は使えない
というスタンスでは、面白いことに非常によく似通っている。


風間が就任当初より、ピッチ内外で選手の自律&自立を求めてきたのは周知の通り。
ポジショニングや連携の指導はしても、基本的に選手が自分自身の頭で判断してプレーさせる……というスタンスは、功罪どちらもありながらも、確実にチームに浸透しています。

志向するフットボールのスタイルこそ違えど、モイーズも選手に求める姿勢は同系列。
しかしながら、何故ここまでモイーズのチームが事情がこじれてしまっているのか……?
普段英国フットボールを目にされる経験が少ない方には、イメージし辛い部分かと思います。

2人の決定的な違いは、クラブを取り巻く環境の差にある。

特にモイーズが苦しんでいるのは、前任者が絶対的な成功者であるという点です。
サー・アレックス・ファーガソンの後継ということで、言うまでもなくマンチェスター・ユナイテッドには、前任者の残した遺産が非常に多い。選手たちもファーガソンの意向を受け、ファーガソンが望むよう育てられ、ファーガソンが口説いて獲得してきた者ばかり。



ファーガソンは、これまでチームを徹底した管理主義で統括していました。
ピッチ上で選手に求められる役割を明確に、かつ11人が一人もサボることなく、特例もなく、全力のハードワークを要求する。各々のタスクが決められた中で、最後の一線を自分たちの頭で――自ら生み出す創造性で超えろ、というスタンスだったように感じます。

一方でモイーズは、前述した通りの自主性を求める。ファーガソンの薫陶に慣れ親しんで過ごしてきた選手たちの多くは、その指示の少なさ、曖昧さに戸惑っていることでしょう。
他方、それはモイーズの能力が足りないが故という訳ではないのです。

例えるなら、一から十までを法律で縛り上げ、その中で限定された自由を謳歌させることで選手を試合に集中させるのがファーガソン。禁則事項や行動の基本的示唆を定めながらも、その後選手たちに必要と感じた法については、自分たち制定するように……としているのがモイーズ。
考え方や情報伝達技能・説得力の違いこそあれ、方針自体に優劣はないのです。

現在ユナイテッドが見せている不可解なまでのサイド偏重攻撃、クロスボールの応酬は、モイーズが選手に与えた数少ない行動姿勢に端を発しているのでしょう。
迷ったらそこに立ち返ってくれ
的に、モイーズとしてはチームに一つ骨子を加えるつもりで発してたはずのメッセージが、選手たちには絶対のものと受け取られてしまい、ギャップが生じているのではないかと感じます。

ここで風間就任当初から川崎のフットボールを見ていた場合、何かピンと来る方もいらっしゃるかもしれません。

不可解なショートパスの応酬。
持ちすぎ、足元へのパス多すぎ、スペース使わなすぎ、ロングボール使わなすぎ……

……自分などは目を閉じればあの頃のフラストレーションが、当時のストレスそのままに再生されます(;´Д`)

まさに今のモイーズのチームは、この状態に陥っている訳です。


ここで先述した、環境の差が大きな意味を持って来る。

川崎が昨年、土壇場で3位に食い込む好成績を残すことができたのは、皮肉にも予算が少なく、またタイトル獲得経験のない、言わば
失敗が必要経費として許容されるクラブ
である点が大きかったように思います。
サポーターの気質も非常に温厚で、選手への個人攻撃などはまず起こらないという、海外ではちょっと考えられないような環境……しかしそのことが、チームに時間的猶予を与えました。

選手たちが前任者の相馬の方法・運営に、ほとほと嫌気が指していた影響もあった。
OBに鞭打つのは心が痛みますが、相馬は選手たちの自主性を本人なりに求めてはいるのですが、細かな部分まで自分が指示を出さなくては気が済まないタイプ。実際、一昨年のJリーグ開幕前の練習でも、相馬一人が声を出し続け、選手は不気味に沈黙したまま……という光景を、麻生グラウンドで直接目にしたことがあります。

その反発を、上手く利用できたのが風間です。
監督は成功を残して去るよりも、可能な限り選手にストレスを与えてから退いてくれる方が、チーム運営が円滑にいく……という、典型のような事例ですね。



一方モイーズ率いるマンチェスター・ユナイテッドは、世界でトップ3に入るほどのビッグクラブであり、あらゆるタイトルを欲しいままにしてきた常勝軍団。ファンも選手も、失敗や敗戦に耐えられるメンタリティを有していません。
前任者のファーガソンはフットボール史上、最も成功を収めてきた指揮官の一人であり、選手たちの寄せるリスペクトは計り知れない。例え人間的に合わない選手であれ、その偉業を認めない訳にはいかない=渋々でも納得して行動させられるだけのカリスマを持っていた。

その成功してきた土台を崩してまで、自らの仕事をしなければならない。
モイーズが苦しむのは、必然としか言い様がない事態なのです。



彼は今、風間以上に難しい環境で、超一流=プライドも飛びきり高い選手たちに『新たな負担=自律』を促している。
モイーズスタイル=監督にとって最も効果を発揮できるフットボールは、そのプロセス無くしては、決して実現できないのですから……

レッド・デビルズというあまりにも厳しい場所で、果たしてどれだけの時間と猶予が与えられるのか?
個人的にモイーズには一定以上の評価を与えてきた人間なので、今後の動向を注意深く見守りたいと思います。


Jリーグ開幕前のお目汚しにお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。

いよいよ本日、川崎の開幕戦。
生憎の悪天候ですが、雨にも負けず風にも負けず、昨年以上の一体感を発揮し、未踏の領域目指して進みましょう
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【2014/03/02 09:39】 | フットボール叙事詩
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-
似てませんね。モイーズが無能なだけです。


白面
手厳しいご意見…!
自分の考えはファギーの意見に近いですね~

ファーガソン「モイーズには時間が必要」

http://www.goal.com/jp/news/74/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89/2014/03/03/4658007/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%82%BD%E3%83%B3%E6%B0%8F%E3%83%A2%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%81%AF%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81?ICID=HP_BN_5

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どうも、お待たせしました。
連載最終回の今回は、当日会場を訪れた参加者からお二人に寄せられた質問と応答について、おおまかな流れを掲載していきたいと思います。

ステマ等言われても困りますので、極力宣伝的な部分はカットしてしまいましたが……関係者の皆さま、申し訳ございません(慌)
自分の好みで特に印象に残った言葉、やりとりを綴っていきたいと思います。



Q,「これまでに何人もの担当編集さんと仕事をしてきたかと思います。
『こういうことをしてくれると嬉しい』
と、お二人が感じるのはどういう方でしたか?


A,高橋「資料をたくさん集めて届けてくれた時ですかね。自分だけではどうにもならない部分なので、助けが不可欠です。
『これについて調べて欲しいんだけど、頼める?』
と打診して、予想外にたくさんの資料を届けてもらった時などは、本当にありがたく感じます


A,戸田「よいアイデアが出ずに原稿が行き詰まった時、例えばファミレスで朝まで一緒に討論……と言うか、文句の言い合いであったり(笑)
そういうことに付き合ってもらえると、ありがたいなと感じます。そこまで自分の漫画と真剣に向きあってくれているのか……と感じられると、やっぱり嬉しいですね



Q,「高橋先生に質問です。ファミリーコンピュータ(※初代ファミコン)のキャプテン翼のゲームがすごく面白かったのですが、あのシナリオに高橋先生は関わっているのでしょうか?

A,高橋「私はそれに関しては基本的にノータッチです。一応ゲームの開発会社さんからシナリオがあがってきた時に、かんたんにチェックを入れたぐらいでしょうか


Q,「戸田先生に質問です。龍時ではスペイン、リーガ・エスパニョーラを舞台に主人公の」成長を描かれたわけですが、今後描いてみたいリーグ、あるいはジャンルなどはございますか?

A,「今までまったく描いたことのないジャンルの漫画を描いてみたいですね。龍時以外にも他にいくつか描いてきていますが、それともまた違うものを


Q,「高橋先生に質問です。劇画の名作として知られる
『明日のジョー』
のラストシーン、ジョーが真っ白な灰になるシーンなどは、ちばてつやさんが
『自分の意思とは関係なしに、神の意志でああいう展開になった』
等々コメントされていますが、キャプテン翼でも高橋先生の意思や予定とは異なる展開……漫画のキャラクターが意思を持って変化していった展開というのはありましたか?


A,高橋「中学校編で、南葛と東邦が同時優勝したところでしょうか。
当初は翼たち、南葛が優勝するはずだったんですが、いつの間にか日向がすごいがんばってくれて(笑)ああいう展開になっていきました


Q,「お二人は漫画の展開について、ある程度先まで計画しているものなんでしょうか?
それとも、その場その場でネームを作り出すのでしょうか?


A,高橋「私はある程度、先の展開まで見据えて描いています。先ほどのように、時には変更されることもありますが、だいたいのストーリーラインはできているイメージです

A,戸田「頭の中には、なんとなくイメージのようなものはあります。ただ、連載の中で出てきたネームに引っ張られて、当初思い描いていたものとは違うものになることもありますね

Q,「高橋先生に質問です。翼がバルセロナに所属していることは周知の通りですが、加入当時から随分年数が経った影響で、現在のバルセロナの陣容と作中の時代背景とが、大きく異る事態になっていますよね?
例えば指揮官はファン・ハール、翼の憧れの人がリバウド……それぞれ、ファン・カールとリバウールなんですけど(笑)そういったギャップについて、以前から不思議に感じていました。
フットボールの世界は、日ごとに大きな変動があります。最新情報や選手の評価が目まぐるしく変化する、激流のような世界な訳ですが……そういった環境の中で、いかにして今現在のトレンドと折り合いつけるというか、時流に合わせていかれようとお考えですか?


A,高橋「いやぁ……まさに、頭の痛い問題でして(苦笑)実際、プジョルなんかデビューしたての頃ですものね。ほとんどのメンバーが入れ替わってしまって(笑)
ですが、元々翼をバルセロナに入団させたのも、当時のバルセロナがすごく好きだったからなんです。だから、基本的にはこのまま描いていくと思います。それに少しずつ、最近のバルセロナ事情を汲んだものを付け加えられていければいいかな、と


(横から)岩本「リバウールは確かにリバウドがモデルですけど、それはそれとして、別の選手ということでいいんじゃないですかね。リバウールはリバウールで(微笑)

高橋「そうですね、それで(笑)
その意味では、今度の新シリーズは日本代表を舞台にした話なので、幾分か気が楽ではあります



――と、だいたい印象に残った質疑応答はこのぐらいでしょうか。
最後には新連載に纏わるお話なんかも出ちゃったりして。今回は五輪代表の話なのだそうですよ。

そして、賢明なる読者の皆様でしたら、だいったい自分が質問したのがどれか、な~~んとなくお察しいただけてるのではないかと思います(;´Д`)
前々からの疑問とは言え、今考えると高橋先生相手にえらいぶっちゃけたこと聞いてもうた(汗)でも、一つとても大きな疑問がすっきりした感があり、それだけでも救われた思いです。

最後に、当日イベントで勝ち得たこの一枚を掲載しつつ、お二人のアカデミーに対する思いを載せて、当連載を終了とさせていただきます。



高橋「今まで培ったもの、アシスタントにも教えてこなかったような自分のありとあらゆるものを、このアカデミーで伝えていきたい。そう思って、開設を決意しました

戸田「少数精鋭で、入校できる人の数にも制限がかかりますが、それも
『本当にプロになるためには』
を追求せんがためです。
ただ絵がうまくなりたい、漫画が楽しく描ければいい……というのではなく、売れるためにはどうすればいいのか。読んでもらえるのはどういう作品か。そのために、今あなたに何が足りず、何があなたの武器なのか。
そういったことを、直に伝えていきたいと思っています


――急遽お邪魔させていただいた御恩が、この手記で返せているのかは甚だ疑問ですが(;´・ω・)
当日の雰囲気やお二人のご様子が、少しでも伝わっていれば幸いです。

ではまた。<了>

【2013/12/03 22:53】 | フットボール叙事詩
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じゅんや
その色紙いいなーー><
WWEのテストとステイシーとジャッキーのサインと交換してください(笑)
しかし、家宝ものですねー^^

Re: タイトルなし
白面
イラスト入りなのが嬉しいですね。ご利益が出るよう拝んでおります(笑)
しかしその面子……なんと渋いw

> その色紙いいなーー><
> WWEのテストとステイシーとジャッキーのサインと交換してください(笑)
> しかし、家宝ものですねー^^


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タイトル通りです。
今冬はコミケも不参加なことですし、一つ気分を変えていつもと違う感じの手記をお届けしたいと思い、ルポルタージュなど書いてみようと思いました。

さて、ことは先週水曜日。
キャプテン翼」があまりにも有名、ワールドワイドな漫画家として知られる高橋陽一先生にお会いしてきました。



事の発端は数日前、正月明けに「サムライサッカーキング」の長友特集でお世話になった、フロムワン編集さんからお誘いをいただいたこと。
※↓こんな雑誌ですね


高橋陽一先生に漫画を直接寸評、アドヴァイスをいただけるまたとない機会です。

是非岩氏さんとご一緒に、漫画持参でお越しください!


ということで、急遽馳せ参じた次第だったわけです。尤もご存知の通り、岩氏さんは静岡在住でとても遠征できる状況になく、結局自分の方だけでの参加にはなりましたが…

お招きいただいたイベントはこちら↓ ※画像クリックで元ページに飛びます



見ての通りのイベントであります。
外国籍の参加者さんがとても多かったのが印象的で、開催地が秋葉原ながら、明らかに他のイベントと一線を画する空気となりました。秋葉原って個人的にとても気後れする土地なんですが、あの日の会場は居心地がよかったです(笑)
イベント概要はリンク先を読んでいただければわかるかと思いますが、ようは高橋陽一先生プロデュースの漫画家養成塾ですね。
その広報イベントの一貫にお招きいただいた、という訳です。

トークイベントは約1時間、漫画に纏わる話題から純粋にサッカーに関するもの、更に質疑応答の時間も設けられました。ちなみに最後の質疑応答タイムでは、不肖この白面も、高橋先生に長年の疑問をぶつけてきた次第であります(`・ω・´)ゞ
せっかくなのでその一部始終……というのは大変なので、特に印象に残った部分だけでも、間接的にこうして皆さんにお伝えできることになりました。
主催者である岩本さんの公認ですので遠慮なしで参ります(>ω<*)

詳しい話の内容は次回以降に。

毎日まとまった文章を書ける余裕はないので、後2回ほどに分けての掲載になりますがご容赦を。

(続)

【2013/11/24 23:00】 | フットボール叙事詩
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じゅんや
お久しぶりです。
いやー凄いですね。
キャプテン翼と言えば、日本にサッカーを普及させた要因の一つですよね。
私もキャプテン翼を見て、サッカーを始めた1人ですよw
次回がすごく楽しみです!!!



stepmonrin
はじめまして白面さん。

この場をお借りしてで申し訳ございません。
「サッカーバカだす!」のブログ記事を書いているstepmonrinです。

今日は、相互リンクのお願いでコメントさせていただきました。

ご訪問させていただき、是非、相互リンクしてもらえればと思いコメントいたしました。

白面さんのブログは、こちらのブログにリンクさせていただきましたのでご確認お願いします。

私のブログは、
「サッカーバカだす!」
URL⇒http://step-monrin.jugem.jp/ ←ブログURL
になります。

宜しければで結構ですので、ご検討よろしくお願いします。


Re: タイトルなし
白面
> お久しぶりです。
> いやー凄いですね。
> キャプテン翼と言えば、日本にサッカーを普及させた要因の一つですよね。
> 私もキャプテン翼を見て、サッカーを始めた1人ですよw
> 次回がすごく楽しみです!!!

ありがとうございますー、返信遅れまして申し訳ないです(;´Д`)
という訳で、幸運にも恵まれて無事お会いできました。サンフレッチェやインテルにも、誰か大物を作中で加入させて欲しいですねw


Re: タイトルなし
白面
> はじめまして白面さん。
>
> この場をお借りしてで申し訳ございません。
> 「サッカーバカだす!」のブログ記事を書いているstepmonrinです。
>
> 今日は、相互リンクのお願いでコメントさせていただきました。
>
> ご訪問させていただき、是非、相互リンクしてもらえればと思いコメントいたしました。
>
> 白面さんのブログは、こちらのブログにリンクさせていただきましたのでご確認お願いします。
>
> 私のブログは、
> 「サッカーバカだす!」
> URL⇒http://step-monrin.jugem.jp/ ←ブログURL
> になります。
>
> 宜しければで結構ですので、ご検討よろしくお願いします。

えーと、お申し出はありがたいのですが、このブログ年明けには引っ越すかどうか考え中なものでして…時間もあんまりないので、少なくとも年末までは無理そうです(;´Д`)
その後でもよろしければー。
お申し出いただきましたのに遅対応ですみません。。。

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