インテルやカルチョに関する話題多め
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

まずは速報から。

インテル 1-0 トゥベンテ

・・・ぃぃいいよっしゃああ!!


とにかく今回は、今回だけは勝ってくれただけでも満足します。
内容は不満だらけなものでしたが、この一戦を何がなんでも勝利で終えたことの意味は小さくありません。

選手スタッフ一同、サポーターの皆さんもお疲れ様でした。
今はしばし、勝利の余韻に浸り・・・またすぐ明日からでも、次の試合の準備に入りましょう。

猶予が与えられたとは言え、危機的状況に変わりはないのですから。。。

●味方と連携した動き、状況判断に大いなる不安

前回はそれでも、
「ウィングなら仕方がないのかも」
と言えた特性でしたが、こちらは明確にマイナスと断じることができるポイントでした。


例えばポルト(クアレスマが当時所属していたチーム)が相手からボールを高い位置で奪い、ショートカウンターを発動するというシーン。

味方はすぐさまクアレスマにボールを繋ぎ、ボールを受け取った彼はそのまま相手選手を一人、置き去りするように抜き去ることに成功します。


上図を見てもらえれば、状況がおわかりいただけるだろうか。
守備陣形が整っていない相手に対し、こちらは3vs2という絶対的な状況。
しかも味方のAの選手は、20~30mの距離をダッシュしてきた加速状態にあるというおまけ付きである。
しかし、この場面でクアレスマが取った行動は。。。


彼がこの1vs1に勝利したことにより、状況は味方3に対して相手は2の、圧倒的優位なシチュエーションに発展しました。
残ったDF二人が、クアレスマを止めようとしゃにむにこちらに向かってくる最中、左手側には、トップスピードで今にもスペースに走りこまんとしている味方がいます。

ここで味方にパスを出せば、まさに決定的という場面です。


ですが・・・
このシチュエーションで、彼はふたつの重大なミスを犯してしまいます。


ひとつは、ここで味方へのパスを選択せず、ドリブルに固執してしまったこと。

彼のこのプレーによって、ポルトの絶好の得点機は失われてしまいました。
その後、彼はまたしても相手を振り切ることには成功しましたが・・・そんなことはここでは、何の意味も持ちません。

パスを出していれば、およそ考えられる最高に近い状態で味方がGKと対峙できたはずの場面で、パスを選択できなかったこと。
この意味は小さくありません。


更に、彼は自らの手で状況を後退させただけでなく、新たなミスを重ねてしまいます。

もうひとつのミスは、ドリブルして抜き去るにしても、相手の右手側・・・
クアレスマにとっての左手側に、しかも深い位置にまで進行してしまったこと。

そのままシュートまではこぎ着けたものの、無情にもGKにシュートは防がれてしまいました。

およそ考えられる、最高系に近い形の攻撃シーンを、ポルトはこうしてみすみす失ってしまったのです。


およそ考えられる、最も悪しきプレーのひとつである。
周囲の味方と数的優位を生かすことができず、自ら突破を図った上に、あまつさえ相手が望む通り左サイドに流されてのシュートによって攻撃は終了。
加速のついていたAの選手は、まさかクアレスマがくるとは思っていなかったためにオフサイドポジションに入ってしまい、後退を余儀なくされることになった。
DFは2人ともクアレスマに引き付けられてきていたため、赤のパスコースにボールを転がしていれば、Aの選手は確実に相手GKと1vs1で対峙することができていたはずである。



“クアレスマが左サイドからシュートを狙う”
という状況について、もう少し詳しくご説明致しましょう。

これはつまり、以前こちらで触れさせていただいた、

『インサイドかアウトサイドか、どう変化するのかもわからない』

キックを生かすことができなくなってしまうという、大きなデメリットがある状況です。

クアレスマは通常のウインガーとは異なり、シュートの方向の撃ち分けではなく、蹴ったボールそのもののトリッキーな変化で相手を惑わすプレイヤー。
ですから、図のような形でシュートを撃っても、その特性を有効に機能させることが難しくなってしまうのです。

※ここからは蛇足な上に、少々専門的な話になってしまうので、読むのが面倒な方は飛ばしてしまっても構いませんが・・・

今日のフットボールでは、ウインガーに縦の突破⇒センタリング(クロスボール)を上げるのか、
それとも中に切れ込んで中央のFWと連携しての崩し、シュートを撃つことを求めるか?

のどちらかで、配置の仕方が大きく異なります。
前者であれば右サイドには右利きの選手を、後者であれば逆に左利きの選手を配置します。

ですが・・・クアレスマはこの枠に収まらない、特殊なウインガーの一人です。

前述した特殊なアウトサイドキック、トリヴェーラと、
ふつうのインサイド、インステップキックとで、
右サイドのやや開いた位置からでも、シュートをゴールの両端に撃ち分けることが可能だからなのですね。

他方、放たれるシュート自体には、特別威力があるわけではありません。

トリヴェーラが左サイドから使えない以上、必然的にシュートコースは読みやすく、
GKを揺さぶれる範囲は、右から蹴り込む場合に比べて、むしろ狭まることになってしまいます。

このシーンで彼は、向かって左サイドにドリブルで抜け出したことで、自らの特性を十分に生かすことができなくなってしまった・・・自ら首を絞めてしまった、というわけです。



閑話休題。
自分は、おおいに考えさせられました。

この一連のプレーには、クアレスマの持つ長所と短所、両方の特性が濃縮されて詰まっているような気がしたのです。

文句なしのプラスと評せるのは、言うまでもなく、その卓越したランウィズザボールのスキル。
相手の守備陣形が整っていないとはいえ、実に3人(厳密にかわしたのは2人ですが)ものDFをドリブルで抜いて置き去りにするという、離れ業をやってのけています。


一方でマイナスポイントは、どんな理由であれパスを出さず、自分がドリブルで切り込んでのシュートというプレーを選択し、あまつさえそれをGKに防がれてしまったこと。

曲線で囲んだ部分は、誰がどう見ても絶対の、まさに決定的なスペースです。
しかもここに、全力でダッシュしてきた加速のついた選手が入り込もうという場面で、何故彼は自らのドリブル突破というプレーを選択してしまったのでしょうか・・・?


その原因がどこにあったとしても、これは見逃せない彼の弱点ということがわかります。

続きは帰宅後にでも。

さて、この一連のプレーにおけるクアレスマの本質的な問題は、いったいどこにあったのでしょうか・・・?

にほんブログ村 サッカーブログ セリエAへ人気ブログランキングへ
   ↑  ↑ 
※ 一人でも多くの方に読んでいただけるよう、各種ランキングに参加しています。
記事が面白ければ1クリックいただけるととても嬉しいです

ここから年末までは、本格的に厳しい状況になるので、皆さんのご支援が本当に日々の励みになってます

1ポイント1ポイントが、疲労した心にスーッと染み渡るというか・・・

応援くださっている皆さま、本当に感謝です。いつもありがとうございます

【2010/11/25 06:51】 | クァレスマ
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。