インテルやカルチョに関する話題多め
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では早速、今朝の答え合わせと参りましょう。

・・・って言うか、今気づいたのですが・・・URLがちょうど前回の記事、part100だったんですよね。

途中いくつか削除したりあれこれあったので、厳密に100記事目ということはないはずなのですが。
長いようで短かった3ヶ月間でした。今後とも皆さま、何卒よろしくお付き合いくださいませ

ケース1:「視野の範囲」に問題があった場合

例えば、左サイドを駆け上がる味方の姿(あまつさえAの選手は、クアレスマに向かって手を振り叫んでいた!)を
“発見できなかったため”
だとすれば、その視野の狭さが問題となります。

ウイング~セカンドトップをプレーエリアとする選手だけに、視野の狭さはボランチやインコントリスタに比べれば、減点対象としては小さなものになりますが、それでも短所は短所です。

元々このシーン以外でも、カウンターでボールを受ける前に首を振るような光景、すなわち
“周囲の敵と味方の位置”
を確認するようなプレーが、クアレスマの場合は極端に少ないのが気になりました。

例えば、インテルで言えばスナイデル、カンビアッソ、ミリートらは、常に周囲やパサーの立ち位置を確認すべく、
暇さえあれば首を左右に振っています。

もう少し身近な・・・例えば日本代表ので選手であれば、中村憲剛や長谷部誠辺りは、試合中によく見てみると、頻繁に首を振っていることがわかるはずです。

これがつまり、視野の広さということなのですね。
特に中盤の選手の場合、次のパスの出し処、またプレッシングから逃れるためのスペースを探すために、一連の動作は非常に有効なプレーとなります。

今日まであまり気にされてくることがなかったという方がもしいらっしゃいましたら、
オフ・ザ・ボールの動きの一種として、今後は選手の

『首振り具合』

も、是非にチェックしてみてください。


というわけで・・・
このプレーだけでなく、総合的に判断してみても、クアレスマが

「非常に視野の狭い選手」

であることは、ほぼ疑いようのない処でしょう。
この点は文句なしに、マイナスポイントと言えます。

彼の場合はドリブラーですから、ここで損をするケースとしては・・・
自身の周辺にいる相手のポジショニングを確認することを怠っていると、背後から挟み込むような形でダブルマークにあった場合、
本人の予期せぬところから足が伸び、体が入ってき、ボールを奪われてしまう危険性が高まることがひとつ。

また、味方の位置を確認せずにドリブルやスプリントをスタートしているのであれば、パスという選択肢が極端に発生し辛くなってしまう(1vs1のドリブルの最中に周囲を確認し、パスを出すなど、超ワールドクラスに属する選手でも簡単ではありません)ことがもうひとつです。

クアレスマは
“自分がボールに触る前に、周囲の状況を確認する”
という、本当にただの1動作ができないというだけで、自らのプレーの選択肢を大幅に狭めてしまっているのです。

ケース2:「利己的」な性質を持ち合わせていた場合

では、もしもこの時クアレスマが、実は周囲の状況を確認した上で、この一連のプレーを選択したのだとしたら・・・?

その場合は、視野が狭いこと以上に、多大なる問題があるということになってしまいます。

周囲に味方がいることを知っておきながら、一連のプレーを選択したのであれば、この場合は

“自分が得点を決めたいがために、味方の存在を無視した。もしくは味方を信用していなかった”

ということになります。
つまり利己的、自分勝手なパーソナリティの持ち主になってしまうということです。


メガクラックにありがちな傾向として、
“周囲と連動したプレー<<<自分自身の突破”
にプライオリティを置く選手は、例に事欠かない。
クアレスマもまさにその口だろう。
そもそも周囲との連動する必要すらなく、自分自身でどんな相手でも抜けてきた弊害がここにある。
球離れの悪さは、過去のインテル所属選手と比較してみても指折りだった。


実際クアレスマには、少なからずその性質が見受けられます。

後年、インテルにやってきてからも・・・この点は後日、改めて詳しく述べることになりますが、
いくつかのシーンでたびたび周囲に味方がいるにも関わらず、彼らと連動しての崩しは皆無に近かったです。
無謀にも単独でドリブル突破をしかけては、ボールを奪われる、そんなことの繰り返し。。。
そんな自分勝手なプレーを繰り返していれば、チームの中で孤立してしまうことは必定でしょう。


真相はわかりません。
ですが、これもまた除外できない可能性のひとつであることは確かです。


ケース3:「戦術的判断力」に問題があった場合

では、周囲に味方がいることに気づいてはいたものの、彼らにパスすることよりも、自身で突破を狙う方がよいと判断したのだとすれば・・・?

この場合は、状況判断力や、あるいは状況把握力が足りないことがわかります。

ケース1と若干問題点はかぶりますが、ある意味ではケース1よりも、更に悪質と言える欠点になり得るでしょう。
この問題もまた、ケース1同様、他の場面でも伺えるクアレスマの特性と言えるものです。

状況判断に難がある、とは、フットボーラーを評価する上でたびたび目にする常套句ですが・・・
クアレスマはこの典型。
くしくもモウリーニョも、クアレスマのインテル入団時に

「戦術的な理解力、能力が足りないが、それ(を教えること)は私の仕事だ」

とコメントしています。
実際には、モウですら教えきれなかったわけですが、
これはそれだけ、フットボールIQの低い選手であった、ということです。

まあ、そうした背景から・・・
自分だけではなく、モウリーニョも同じ感想を抱いていたのであれば、信ぴょう性は十分と思います。
言っていて情けなくはなりますが、何分自分は素人なもので(苦笑)

もう少し、具体的に、状況判断力について解説をしてみます。
これはつまり、自分の目から見て

「クアレスマという選手は、パス、ドリブル、シュート、キープといった行動の取捨選択を、要所要所で間違えているのではないか・・・?」

と感じるシーンが、多く見られたという意味です。

本当に超一流に数えられるプレイヤーたちは、皆この選択を間違いません。
だからこそ、数少ない決定機をものにできる。
守備の選手であれば、判断を間違えなければ、より多くのピンチの芽を事前に摘むこともできるわけです。


当サイトの通例に乗っ取り、誰か例を挙げておくとするならば、
今夏レアル・マドリードからトットナム・ホットスパーズに移籍した、ファン・デル・ファールト(通称ラフィー)がわかりやすいでしょう。

ラフィーは、強力な突破力を有しているわけではありません。
元々パサーとしての性格が強いせいもありますが、例えばカカーのような鋭い切れ込みからフィニッシュに絡むようなシーンはほとんど見られません。
(中距離砲を狙ったり、味方とのワンツーから抜け出すようなシーンはまま見られますが)

ゲームメークにしても、同じオランダ代表のスナイデル(インテル)やスペイン代表のシャビ(バルセロナ)にクオリティと意外性で劣り、攻撃的MFとしてのユーテリティ性で言えばエジル(レアル・マドリー)やイニエスタ(バルセロナ)、ジェラード(リバプール)には遠く及ばないでしょう。

それでも、彼が文句なしにワールドクラスの選手と称せる理由はここにあります。

とにかく、彼は間違えないのです。

ドリブルすべき場面では切れこみ、パスを選択する際には必ず最もマークの薄い処へさばき、加速力のついた選手をスペースへと送り込む。
攻撃が手詰まりになる前に積極的にシュートを放ち、悪い形でボールを奪われるシーンは極めて少ない。

これらは全て、彼の広い視野と優れた状況判断力によってもたらされているものなのです。


現代フットボールにおいて、
「正確な状況判断力」
がいかに大切なのか。
足の速さや身長の高さ、キックの精度やドリブルの突破力に引けを取らないどころか、時にはそれをはるかに上回る威力を発揮することもある。
ファン・デル・ファールトという選手は、まさにその好例と言えるだろう。



翻って、クアレスマはチャンスメイクという点では十分に驚異になり得たものの、
フィニッシャーとしての精度に欠き、決定力に課題を残す選手でした。

前がかりな傾向の強い、ポルトガルリーグですらこれなのですから・・・
いわんや、カルチョにおいては。

前もって言ってしまえば、クアレスマがカルチョに最後まで適合できなかった理由のひとつはここにあります。

高度に戦術的なこのイタリアでは、こうしたフットボールIQの足りなさが、時に致命傷になってしまうことがあるという典型でしょう。

◎まとめ

今回もまた、随分と長くなってしまいましたが・・・
皆さま、いかがでしたでしょうか。

これにて、クアレスマの特性解説は終了です。

何分、長所が圧倒的にど派手な選手なもので、それに比べて短所(と自分が見た特性)を説明していくのに骨が折れましたが・・・
何人かの方は、何故彼がカルチョで通用しなかったのか?
すでにいくつかの予想を立てられているかもしれません。

そして、おそらくそれは正しいと思います・・・

次回か、多くてその次がこの企画の最終回。

それまでよろしければ、今しばらくお付き合いいただければと思います。 

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【2010/11/25 20:44】 | クァレスマ
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No title
junchang
お疲れ様です!なるほど!クアレスマ選手は強烈な個性を持ちながら、その個性を生かすことのできる「フィニッシュ」する能力さえあれば・・・・。マラドーナやロマーリオ、ロナウドくらい得点能力があればそれらの問題点も関係なかったのでしょうね^^
あのクラスのクラックであれば、バルセロナ時代にもっとメジャーになっていたと思いますが・・・・。
でも、もったいない話ですね。クアレスマを活かすことのできる土台が今のサッカー界にはないのでしょうからね。1950年代であれば間違いなくスターの仲間入りをしていたことでしょう。(すいませんえらそうに・・・・)

No title
junchang
追伸・・・・
100記事おめでとうございます!
更新頻度激早ですね!
白面さんの頭の中はかなり理論的に整理されているんですね!(自分は次この記事やろうって考えるのですが、すぐ忘れてしまうと言う「鶏頭」です^^

>junchangさん
白面
相手GKとの駆け引きや、アドリアーノのようなキャノンシュートでもあれば、あるいは時代がもっと昔であれば、
セカンドトップとして活躍できた可能性はあったかもしれませんね。

バルセロナで成功できなかったのは、極端に球離れが悪いことと、周囲との連動性の低さが原因かと思います。

世界でもあのチームほど、組織的な崩しに傾倒しているクラブはありません。
ドリブルは文句なしでも、特にショートパスによる組み立てにあまりに難のあるクアレスマでは、成功が覚束無かったのも頷けます;;

ありがとうございます。
この3ヶ月間は無我夢中で、プライベートの時間の半分以上は更新に注いでいたのではないでしょうか(苦笑)

12月はどうにも頻度を落とさざるを得ないタスクが自分自身にございますもので、今までのような形での運営はできかねますが・・・
皆さんからご助言いただきました通り、マイペースに進めていきたいと思っております。

さて・・・この週末でこのコラムもまとめきれるとよいのですがw

No title
イチゴッチ
白面さん、こんにちは♪
100記事達成、おめでとうございます♪
ほぼ毎日更新・・・続けるのって大変だと思います。
それもどうでもいい記事ではなく、きちんと分析されたり・・・素晴らしいですね。^^
どうぞ、これからも頑張って下さいね。(*^^*


>イチゴッチさん
白面
おお、おこんばんは!
お祝いのコメント、どうもありがとうございます。
うちでもご紹介させていただいたのですが、なかなかご報告にもいけず申し訳ございませんでした;

本当はクオリティも、頻度ももっと高めていきたい気持ちはあるのですが、なかなか心身のコンディション、都合がそれを許してくれず(苦笑)
今は限界までやっても、この程度が自分のリミットのようです。

今後はもう少し、効率よく読みやすく内容も濃い、そういうのが書けていけるといいなぁ・・・

・・・両立が無理そうなことばっかりな気がしますが(笑)
目標だけは高くもって頑張ります!

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この記事へのコメント
No title
お疲れ様です!なるほど!クアレスマ選手は強烈な個性を持ちながら、その個性を生かすことのできる「フィニッシュ」する能力さえあれば・・・・。マラドーナやロマーリオ、ロナウドくらい得点能力があればそれらの問題点も関係なかったのでしょうね^^
あのクラスのクラックであれば、バルセロナ時代にもっとメジャーになっていたと思いますが・・・・。
でも、もったいない話ですね。クアレスマを活かすことのできる土台が今のサッカー界にはないのでしょうからね。1950年代であれば間違いなくスターの仲間入りをしていたことでしょう。(すいませんえらそうに・・・・)
2010/11/26(Fri) 01:37 | URL  | junchang #-[ 編集]
No title
追伸・・・・
100記事おめでとうございます!
更新頻度激早ですね!
白面さんの頭の中はかなり理論的に整理されているんですね!(自分は次この記事やろうって考えるのですが、すぐ忘れてしまうと言う「鶏頭」です^^
2010/11/26(Fri) 17:46 | URL  | junchang #-[ 編集]
>junchangさん
相手GKとの駆け引きや、アドリアーノのようなキャノンシュートでもあれば、あるいは時代がもっと昔であれば、
セカンドトップとして活躍できた可能性はあったかもしれませんね。

バルセロナで成功できなかったのは、極端に球離れが悪いことと、周囲との連動性の低さが原因かと思います。

世界でもあのチームほど、組織的な崩しに傾倒しているクラブはありません。
ドリブルは文句なしでも、特にショートパスによる組み立てにあまりに難のあるクアレスマでは、成功が覚束無かったのも頷けます;;

ありがとうございます。
この3ヶ月間は無我夢中で、プライベートの時間の半分以上は更新に注いでいたのではないでしょうか(苦笑)

12月はどうにも頻度を落とさざるを得ないタスクが自分自身にございますもので、今までのような形での運営はできかねますが・・・
皆さんからご助言いただきました通り、マイペースに進めていきたいと思っております。

さて・・・この週末でこのコラムもまとめきれるとよいのですがw
2010/11/26(Fri) 22:16 | URL  | 白面 #kMr7ovrQ[ 編集]
No title
白面さん、こんにちは♪
100記事達成、おめでとうございます♪
ほぼ毎日更新・・・続けるのって大変だと思います。
それもどうでもいい記事ではなく、きちんと分析されたり・・・素晴らしいですね。^^
どうぞ、これからも頑張って下さいね。(*^^*
2010/11/27(Sat) 14:04 | URL  | イチゴッチ #-[ 編集]
>イチゴッチさん
おお、おこんばんは!
お祝いのコメント、どうもありがとうございます。
うちでもご紹介させていただいたのですが、なかなかご報告にもいけず申し訳ございませんでした;

本当はクオリティも、頻度ももっと高めていきたい気持ちはあるのですが、なかなか心身のコンディション、都合がそれを許してくれず(苦笑)
今は限界までやっても、この程度が自分のリミットのようです。

今後はもう少し、効率よく読みやすく内容も濃い、そういうのが書けていけるといいなぁ・・・

・・・両立が無理そうなことばっかりな気がしますが(笑)
目標だけは高くもって頑張ります!
2010/11/27(Sat) 23:21 | URL  | 白面 #kMr7ovrQ[ 編集]
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