インテルやカルチョに関する話題多め
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(1)用兵に難あり。特に目立った修正力の不足

システム構成を、メンバー選考に失敗した・・・
と、ここまでは仕方がありません。

フットボールとは、とかく生き物のようなスポーツ。

ツトさんが出していた指示通りに選手が動けていない場合や、コンディションの違いによる影響(それを整えるのも指揮者の務めとは言え)などによるインテンシティの違い、球際の攻防などでゲームプランが狂うこともあります。

人生と同じように、決して予想していた通りの展開にはならないこと。
これこそ、ある意味ではフットボールの醍醐味とさえ言えるではありませんか。


だからこそ試合中の指示、システムやポジショニングの修正が重要なのですが・・・

結局この試合、ツトさんは最後までフロンターレ守備網の綻びを縫い直すことができず、
またジュビロ側に問題を生じさせることもできませんでした。

後半開始からしばらくは“一見”押し込む展開が続きますが、その実作れた決定機は一度だけ(しかも完全に崩して、という形ではない)。
その決定機を決め切れずに、後半20分の時点で川崎側に疲れが目立つようになると、
やることがジリ貧化&攻めるか守るかをはっきりさせられない、なんとも中途半端な状態になっていきます。

そして逆襲に出たジュビロ側に試合の主導権を握られ、終わってみれば3-1の完敗という結果を突きつけられることになるのです。


順に解説していきましょう。

ここでの“中途半端”というのは、すなわち選手たちが

「俺はどうすればいいの? 俺たちはどう戦えばいいの??」

と“迷っている”状態にあることを意味します。

ピッチに立ったフットボーラーが“迷う”ということは、すなわち

すべての動作が一歩、半歩と遅れる

原因になるということ。

攻撃の諸手が遅れれば、当然得点率は下がる。
守備の諸手が遅れれば、当然失点率は上がる。

選手に迷いが生じるという事態は、どんなチームにあっても最大級の危機と同義――
迅速な解決ができなければ、その先に待ち受けるのは敗北のみです。


こうした展開になった時こそ、自分はベンチの助けが必要不可欠と考えています。

選手一人ひとりが、ピッチの上にいる11人とチームの状態すべてを確認することは不可能なのですから、
ベンチが的確な指示を与えることで、迷いなく動ける状態にリカバーしてあげる必要がある。

当サイトでは便宜上、これを

試合中の修正

と名付けますが、これは監督にとって最も大きな仕事のひとつです。


失点のリスクを減らすことが先決だ。こういう形でまず護って、攻める時はこのパターンでいけ

「この展開ではイニシアチブを取ることが大切だから、この形で攻めろ。護りはこれとこの策でリスクを減らせ

など・・・
具体的に一人ひとりがどう動くべきかを指示し、その実現のためにフレッシュな選手が必要であればそれを投入する。
そしてこの際、

点を取ることに主軸を置くのか?”

失点しないことを最優先に行動するのか?”


はたまた

“攻守のバランスを取って試合を進めるべきなのか?”

等、選手に

「この戦法で戦う以上、主目的はこうだ」

という共通理解を与え、連動した集団として機能させなければなりません。
それがこの時のツトさんに課せられた、最重要ミッションだったように思えます。


ですが今季――特に後半戦のフロンターレは、こうした的確な

試合中の修正
を、まったく効果的に行うことができませんでした。

おそらくこれは自分だけではないと思うのですが、

・交代が遅すぎる

・交代パターンがいつも同じなため、相手に対応策も研究され(尽くされ)ている

・同じメンバーばかりを固定して使いすぎる傾向がある

・勝っている場合はともかく、成績が悪化してもスタメンの顔ぶれに変化がない

等々・・・
今季のフロンターレに、どうにも歯車の噛み合わなさを感じ、その戦いぶりにヤキモキした人は少なくないはずです。


選手の相次ぐ離脱・移籍によって、難しい舵取りを迫られたのは事実だが、
それにしても中盤以降、みるみる輝きを失っていった高畑フロンターレ。

その最大の理由のひとつが、高畑監督の戦術的引き出しの少なさである。
川崎が優勝候補の一角として評価されるようになった昨今、相手が研究に研究を重ねてくることは容易に想像ができたはず。
にもかかわらず、対策を講じておかなかった過失は小さくない。


もちろん、個人の趣味趣向はあるでしょう。

常に試合の主導権を握るべく、先手先手で動くことを求めるファンもいれば、
相手の出方を見て後の先で攻撃を跳ね返すことを好む人もおり、
また自分のように先の手と後の手の使い分けに好感を抱く者もいます。

しかし今季のツトさんは、
そのどれにも当てはまることはなく、どの条件も満たすことが叶いません
でした。
そのことがストレートに反映された結果が、今季の成績というわけです。


残酷な言い方をしてしまえば・・・つまりツトさんは、

用兵術が全体的に未熟


なのです。


スカウティングと対応策の考案・協議不足から、

同じようなタイプの選手、またはまったく同じ選手に、まったく同じような形で

守備網を切り崩され、また攻撃を跳ね返される。

修正力の不足から、

攻め手のバリエーションが足りないため、1点目を取れても追加点が奪えない

試合が増える。また、

“相手の奇襲に弱く、不慮の事態に対応しきれない

ため、いわゆる『伏兵』に幾度となく煮え湯を飲まされる。


・・・厳し過ぎる言い方なことは百も承知(実際書いてて、自分自身の胃をぎゅっと締めつけられている気分になります)ですが、実際後半戦の戦いぶりは・・・見ていて心苦しかった。
およそ優勝を狙うに値するいやらしさ・したたかさは微塵も感じられない、そういうフットボールをしていましたから・・・ね。

これでは優勝する資格はない

という感想は自分のフットボール観と人生観、そのすべてを持って判断した結論。
確信を持って言える、今季のフロンターレへの評価です。


続きはまた後日。

・・・正直親ツトさん派としては、書いていてなんとも心が重たくなる企画ですが、
逆にツトさんへの敬愛の念が多分にあるからこそ、必ず完走させようと思っている次第です。

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【2010/12/15 21:36】 | 川崎フロンターレなこと
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凄いな~
岩氏(いわし)
白面さんは。
自分はどちらかというと直感タイプの人間なんで、思った事、感じた事を順序立てて話す事は苦手です(笑)

でも、白面さんは起承転結がきちんとできていていつも素晴らしいッスb


ってか、いっその事監督業にでもなっちゃえば?


と、真剣に思ったりしてます(笑)


先ずはウチの監督やってもらいましょうか!!(笑)

No title
junchang
フロンターレ愛を感じます^^
自分の好きなチームだからこそいいづらいことも言えるのではないでしょうか?

チームが調子が悪くても、たとえ2部落ちを争うようなレベルに落ち込んでいても、今と同じように応援できる心意気があるからこそ、悪く思うところは悪いと伝えられるのでしょうね!
僕はJは特定のチームを応援するということがなく、(埼玉に住んでいますんで、浦和はチェックしてますが、会場に足を運べる身分ではないので^^)客観的な目で傍観してしまっているのが現状ですが、Jは当然日本のサッカー界全体が盛り上がって欲しいと思っていますので、協会やJ関係者は末端の人間の意見を吸い上げる施策を取り上げて欲しいと考えています。


コメントどうもです!
白面
>岩氏さん

いや・・・本当なら、もっと思ったままをありのままに書いていくことに憧れるのですが、
如何せんそちらの方が自分の場合は苦手なようでして(苦笑)

監督はともかくとして、コーチングライセンスの取得なんかはいずれ挑戦してみるべきかどうか、と考えることはあります。

ただ、自分はまだまだ勉強し始めて日が浅い身。
やるなら人生賭けてやれる好機があればになってしまいますねw

>ウチの監督

とりあえず5試合分ほど、ゴール裏と横から撮影した動画を見せていただいてですね・・・

いや冗談です(笑)スカウティングと指導はまったく異なる領域なのでw

むしろ向いているのは、相手チームさんを丸裸にする方かも・・・?w

>junchangさん

川崎は本当に監督・選手批判が少ないサポーターさんが揃っておりますもので、自分のような存在は間違いなく異端に入ってしまいますです(笑)

特にblogリンク等回っておりますと、いかに自分が斜め目線から応援しているのかを感じます(汗)

W杯の躍進とは裏腹に、Jリーグに関してはここ数年、明るいニュースがほとんどありませんものね。

どうすれば盛り上げられるのかを、あれこれ夢想することはございますが・・・
10年単位での計画になってしまいますし、一介の素人の考えに金を出してくれるわけもなく(笑)

おっしゃるとおり、せめて投書箱のようなものだけでもあってくれればよいのですが。
利権等々も絡んでくる以上、なかなかフットワークを軽くキビキビと対応はしてくれないでしょう。

ドイツのように、総人口の20%がフットボールをたしなむような国になってくれるのはいつの日か・・・w

No title
諸星輝々
白面さん こんばんわ☆

スポーツにしても、囲碁・将棋などにおいても、勝敗を見極める重要な視点として、よく"大局観"ということが言われますが、実戦で予期せぬ状況が起こった場合、冷静さを失って目先だけの対処に陥りがちっていうこと
よくあることだと思います。

特にサッカーのようなチームゲームの場合、瞬時で試合の状況判断をし、瞬時でベストな対処をしていくことが勝敗を分けることになる
 実に怖くて また実にスリリングだなって感じます。
選手以上にそういった術を的確に繰り出していかねばならない
監督さんって 大変だって思うと同時に凄いなって思います。





スバラシイ
オーロラ
批判で済ませたくない感想です。

はじめまして。

素晴らしい文章です。本来ならプロは外野から言われる前に何とかして欲しいし、何とかしたがってる感じだけでも表現して欲しいですね。

今度ブログを紹介させて下さい。

ご訪問感謝です。
白面
>諸星輝々さん

まったく仰る通りです。
ポーカーやブラックジャック、花札などのゲームに比べ、
例えば麻雀やバカラ、それにフットボールは多分に展開・流れがものを言う気がします。

それだけに、監督はアンテナを最大限に駆使し、勝負の機微を嗅ぎつけなければならない。

そしてそれは、経験や自信など多くの要素が重なりあって初めて可能となるもの・・・
その点で、前監督が若すぎたという感は否めません。

>オーロラさん

初めまして。
川崎フロンターレのサポーターをいくつかのカテゴリー別に仕分けるとすれば、間違いなく奇人変人部門に入ってきそうな管理人、白面と申します。

素人目の拙い感想・論文(?)ではございますが、こんなものでもよろしければいくらでもご紹介いただいて構いません。

今後しばらくこの企画を続けることになると思いますので、よろしければ更新分も見てやってください(笑)

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コメント
この記事へのコメント
凄いな~
白面さんは。
自分はどちらかというと直感タイプの人間なんで、思った事、感じた事を順序立てて話す事は苦手です(笑)

でも、白面さんは起承転結がきちんとできていていつも素晴らしいッスb


ってか、いっその事監督業にでもなっちゃえば?


と、真剣に思ったりしてます(笑)


先ずはウチの監督やってもらいましょうか!!(笑)
2010/12/16(Thu) 11:30 | URL  | 岩氏(いわし) #-[ 編集]
No title
フロンターレ愛を感じます^^
自分の好きなチームだからこそいいづらいことも言えるのではないでしょうか?

チームが調子が悪くても、たとえ2部落ちを争うようなレベルに落ち込んでいても、今と同じように応援できる心意気があるからこそ、悪く思うところは悪いと伝えられるのでしょうね!
僕はJは特定のチームを応援するということがなく、(埼玉に住んでいますんで、浦和はチェックしてますが、会場に足を運べる身分ではないので^^)客観的な目で傍観してしまっているのが現状ですが、Jは当然日本のサッカー界全体が盛り上がって欲しいと思っていますので、協会やJ関係者は末端の人間の意見を吸い上げる施策を取り上げて欲しいと考えています。
2010/12/16(Thu) 15:47 | URL  | junchang #-[ 編集]
コメントどうもです!
>岩氏さん

いや・・・本当なら、もっと思ったままをありのままに書いていくことに憧れるのですが、
如何せんそちらの方が自分の場合は苦手なようでして(苦笑)

監督はともかくとして、コーチングライセンスの取得なんかはいずれ挑戦してみるべきかどうか、と考えることはあります。

ただ、自分はまだまだ勉強し始めて日が浅い身。
やるなら人生賭けてやれる好機があればになってしまいますねw

>ウチの監督

とりあえず5試合分ほど、ゴール裏と横から撮影した動画を見せていただいてですね・・・

いや冗談です(笑)スカウティングと指導はまったく異なる領域なのでw

むしろ向いているのは、相手チームさんを丸裸にする方かも・・・?w

>junchangさん

川崎は本当に監督・選手批判が少ないサポーターさんが揃っておりますもので、自分のような存在は間違いなく異端に入ってしまいますです(笑)

特にblogリンク等回っておりますと、いかに自分が斜め目線から応援しているのかを感じます(汗)

W杯の躍進とは裏腹に、Jリーグに関してはここ数年、明るいニュースがほとんどありませんものね。

どうすれば盛り上げられるのかを、あれこれ夢想することはございますが・・・
10年単位での計画になってしまいますし、一介の素人の考えに金を出してくれるわけもなく(笑)

おっしゃるとおり、せめて投書箱のようなものだけでもあってくれればよいのですが。
利権等々も絡んでくる以上、なかなかフットワークを軽くキビキビと対応はしてくれないでしょう。

ドイツのように、総人口の20%がフットボールをたしなむような国になってくれるのはいつの日か・・・w
2010/12/16(Thu) 20:02 | URL  | 白面 #kMr7ovrQ[ 編集]
No title
白面さん こんばんわ☆

スポーツにしても、囲碁・将棋などにおいても、勝敗を見極める重要な視点として、よく"大局観"ということが言われますが、実戦で予期せぬ状況が起こった場合、冷静さを失って目先だけの対処に陥りがちっていうこと
よくあることだと思います。

特にサッカーのようなチームゲームの場合、瞬時で試合の状況判断をし、瞬時でベストな対処をしていくことが勝敗を分けることになる
 実に怖くて また実にスリリングだなって感じます。
選手以上にそういった術を的確に繰り出していかねばならない
監督さんって 大変だって思うと同時に凄いなって思います。



2010/12/16(Thu) 21:22 | URL  | 諸星輝々 #Wgi4adpQ[ 編集]
スバラシイ
批判で済ませたくない感想です。

はじめまして。

素晴らしい文章です。本来ならプロは外野から言われる前に何とかして欲しいし、何とかしたがってる感じだけでも表現して欲しいですね。

今度ブログを紹介させて下さい。
2010/12/17(Fri) 01:08 | URL  | オーロラ #n05n40aw[ 編集]
ご訪問感謝です。
>諸星輝々さん

まったく仰る通りです。
ポーカーやブラックジャック、花札などのゲームに比べ、
例えば麻雀やバカラ、それにフットボールは多分に展開・流れがものを言う気がします。

それだけに、監督はアンテナを最大限に駆使し、勝負の機微を嗅ぎつけなければならない。

そしてそれは、経験や自信など多くの要素が重なりあって初めて可能となるもの・・・
その点で、前監督が若すぎたという感は否めません。

>オーロラさん

初めまして。
川崎フロンターレのサポーターをいくつかのカテゴリー別に仕分けるとすれば、間違いなく奇人変人部門に入ってきそうな管理人、白面と申します。

素人目の拙い感想・論文(?)ではございますが、こんなものでもよろしければいくらでもご紹介いただいて構いません。

今後しばらくこの企画を続けることになると思いますので、よろしければ更新分も見てやってください(笑)
2010/12/17(Fri) 22:40 | URL  | 白面 #kMr7ovrQ[ 編集]
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