インテルやカルチョに関する話題多め
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(2)コンディショニングの失敗(前編)

(1)より続く。

W杯イヤーは、どのチームもコンディショニングやモチベーションの低下など、マネジメントに苦しむもの。
特に今季のJリーグにおいて、最もその影響を受けたのが川崎フロンターレです。

とにかく選手の負傷離脱が止まらない。

あの選手が戻ってきたと思えば、今度はこちらが負傷し。
負傷中だった選手が治りかけたと思いきや、練習中に再負傷した・・・
その種の報を、いったい何度聞かされたことでしょうか。


・・・

自分は、その仕事の全容がわからないスタッフへの批評に関して、極めて慎重な人間です。

もしかしたら、選手の方が無理をしていたのかもしれない。
あるいは不摂生を働いていたのかもしれない。

本当に運が悪い場合だってあります。
昨シーズンから続く激闘の影響、蓄積した疲労の関係もあったのかもしれません。

――それでも。

目の前にある結果から判断するに、フィジカルトレーナーの過失は明らかです。

特に、回復しかけの選手の扱いが稚拙に過ぎます。
復帰を急がせたのか、リハビリメニューを組み損なったのか? はたまた状態を読み間違えたのか。

どちらにせよ、その仕事ぶりに多くのサポーターが落胆していることは確かです。
選手は生もの、生き物であるという考えを前面に打ち出している当サイトの趣旨から見ても、容認し難いレベルにありました。


・・・そして、これを更に突き詰めて言うのであれば。

最大の戦犯はツトさんである

こともまた、動かし難い事実となります。

この点に関しては、他ならぬツトさん自身が首を縦に振ることでしょう。
本人の責任感や義務感という内面的な要素だけではなく、

実際に監督とは、まさにこうした責任を背負う立場にある

ためです。


とにかく怪我人が絶えなかった、今季の川崎フロンターレ。

本当の理由がどこにあるにしても、ひとつ確実なのは指揮官がこの事態の責任を背負わなくてはならないということ。
そこまで含めた上でのマネジメントであり、それが選手の人生にも作用するであろう、貴重な1シーズンを預かるということの意味なのだから・・・


仮にフィジカルトレーナーに問題があったとすれば、何故彼の就任を是としたのか?

仮にその仕事ぶりに問題があったとすれば、何故修正を図らなかったのか?

もしツトさん本人の希望に即した内容・スケジュールでトレーナーが働いていたのだとすれば、
これ以上語るまでもない、ツトさんの明確な過失となりましょう。


あるいは、人事に関して一切の権利・発言権がなかったとして――

その場合、尚更監督はスタッフの特性をしっかりと把握し、選手と同等かそれ以上に注意を払って付き合っていかなければなりません。

実際、選手に直接触れる時間は、監督よりもコーチやトレーナーの方が多いわけですからね・・・

選手に何を伝え、どのように振る舞い行動すべきかまで、そのビジョンを監督とコーチは完璧に共有できていなくては、効果の高い仕事は行えないでしょう。

例えばリスクマネジメントという点から考えるなら、コンディショニングにおいて監督にとって何が一番困るのか?
(例:「とにかく細かな故障の頻発、運動量の低下を防いで欲しい」等)
の確認であったり、

また選手を復帰させるに当たって、どういう状態まで仕上げて欲しいのか?
(例:「時間がかかってもいいから90分試合に出られる状態にしてほしい」、等)

それらコンディショニングの基本方針を定め、指揮を取るのもまた・・・監督の役目だからです。


この点でツトさんは、明確にマネジメントを失敗していたと言わざるを得ない。

・・・哀しいかな、それが自分にとってのシビアな現実です。
ツトさんに実質的には大きな過失がなかったとしても、この問題を見過ごすわけにはいかないということに胸が痛みます。


※ 中編 へ続く

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【2010/12/16 23:59】 | 川崎フロンターレなこと
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No title
junchang
フィジカルコーチという職業ができたのも最近ですし、人間の体という分野ではまだ解明できていない部分が多いでしょうから、なかなか思い通りに行かないこともあるんでしょうね!
今のサッカーは体力重視の傾向がよほど強いですからなおさらですよね!(でも昔に比べれば選手はルールに守られていると思いますけどね)
昔部活をやっていた時を思い出してみると、怪我をするときって自分の気持ちが浮ついていたような(あ~試合めんどくせ~みたいな^^・・・・)それと準備不足ですかね!後は削られた場合。練習中も同じことが言えますね!(まぁかなり適当に練習してました^^)
今は試合制限的なものがあるので、昔の高校サッカーみたいに1日1試合の頻度はまずありえませんので、選手個人の能力に負うべき部分が多いのでしょうか?

プロの選手といえども、メンタル、フィジカル共100%の状態を365日続けることはほぼ不可能ですから、本番に向けてどのようにピークを持っていくかがメンタルトレーナーとフィジカルトレーナーの役割なのでしょうが、古今のテーマなのでしょうけどね・・・・。

ども~。
lemistzuck

そういや、よくバルサのフィジカルトレーナーは優秀で負傷者が少ないって聞きますね。

当たり前かぁwスポーツ選手は体が資本ですもんね~。

強いチームはちゃんとコンディションが整えられてるってことなんですね。


うーん。1人の選手を支えるのに、どれだけの人が関わってるんだろ。。




いつも応援ありがとうございます
白面
>junchangさん

コンディショニングを個人レベルで徹底したのは、なんと言ってもミランでしょう。
“ミランラボ”は選手を心身の極限レベルまで解析し、個人パフォーマンスの向上が成績アップへ繋がるという哲学の元で同施策を実行。

決してそれが期待通りの成功を収めたとは言い難いですが、それでもコンディショニングという分野に大きな影響を与えましたからねw

まさにおっしゃるとおり、集中力の欠如が負傷の温床となることは確かです。

特に感情面、情緒的なエネルギーは回復に時間がかかる、とモウリーニョなどは考察しています。
その点に大きな問題点を抱えていたのが、今回こうしてとうとう取り上げざるを得なくなった川崎フロンターレだった、というわけです(苦笑)

>レミさん

コンディショニングは、ほとんどのフットボールファンからは興味をもたれていないジャンルですが、
自分にとってはマネジメントにおける最重要要素のひとつですw

それだけに、川崎の状態は観ていて歯がゆい限りでしたorz
単純に数えることはできませんが、トレーナーに医師にコーチに奥様家族にと考えると、それこそ二桁三桁にもゆうに到達する人間が関わっている場合もあるかもしれませんね。


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この記事へのコメント
No title
フィジカルコーチという職業ができたのも最近ですし、人間の体という分野ではまだ解明できていない部分が多いでしょうから、なかなか思い通りに行かないこともあるんでしょうね!
今のサッカーは体力重視の傾向がよほど強いですからなおさらですよね!(でも昔に比べれば選手はルールに守られていると思いますけどね)
昔部活をやっていた時を思い出してみると、怪我をするときって自分の気持ちが浮ついていたような(あ~試合めんどくせ~みたいな^^・・・・)それと準備不足ですかね!後は削られた場合。練習中も同じことが言えますね!(まぁかなり適当に練習してました^^)
今は試合制限的なものがあるので、昔の高校サッカーみたいに1日1試合の頻度はまずありえませんので、選手個人の能力に負うべき部分が多いのでしょうか?

プロの選手といえども、メンタル、フィジカル共100%の状態を365日続けることはほぼ不可能ですから、本番に向けてどのようにピークを持っていくかがメンタルトレーナーとフィジカルトレーナーの役割なのでしょうが、古今のテーマなのでしょうけどね・・・・。
2010/12/17(Fri) 11:40 | URL  | junchang #-[ 編集]
ども~。

そういや、よくバルサのフィジカルトレーナーは優秀で負傷者が少ないって聞きますね。

当たり前かぁwスポーツ選手は体が資本ですもんね~。

強いチームはちゃんとコンディションが整えられてるってことなんですね。


うーん。1人の選手を支えるのに、どれだけの人が関わってるんだろ。。


2010/12/17(Fri) 20:19 | URL  | lemistzuck #-[ 編集]
いつも応援ありがとうございます
>junchangさん

コンディショニングを個人レベルで徹底したのは、なんと言ってもミランでしょう。
“ミランラボ”は選手を心身の極限レベルまで解析し、個人パフォーマンスの向上が成績アップへ繋がるという哲学の元で同施策を実行。

決してそれが期待通りの成功を収めたとは言い難いですが、それでもコンディショニングという分野に大きな影響を与えましたからねw

まさにおっしゃるとおり、集中力の欠如が負傷の温床となることは確かです。

特に感情面、情緒的なエネルギーは回復に時間がかかる、とモウリーニョなどは考察しています。
その点に大きな問題点を抱えていたのが、今回こうしてとうとう取り上げざるを得なくなった川崎フロンターレだった、というわけです(苦笑)

>レミさん

コンディショニングは、ほとんどのフットボールファンからは興味をもたれていないジャンルですが、
自分にとってはマネジメントにおける最重要要素のひとつですw

それだけに、川崎の状態は観ていて歯がゆい限りでしたorz
単純に数えることはできませんが、トレーナーに医師にコーチに奥様家族にと考えると、それこそ二桁三桁にもゆうに到達する人間が関わっている場合もあるかもしれませんね。
2010/12/17(Fri) 22:48 | URL  | 白面 #kMr7ovrQ[ 編集]
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