インテルやカルチョに関する話題多め
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(5)救えなかったのは誰なのか

さて・・・
いよいよ、この連載も大詰めです。

ここまで自分は、今シーズンを通してツトさんに抱いてきた多くの疑問・疑念・問題点について言及してきましたが、言わずもがな――この結果は、決してツトさん一人の責任ではありません。

舞台にあがった役者は、監督と選手だけではない。

フロントが、コーチ陣が、サポーターが、全員がツケを払わねばならないこと。
即ち、自らの戦いを省みなければならないことは道理かと思います。


例えばフロントは、他チームと比較にならない超強行日程が発覚した時点で、
大きく声を挙げてこの理不尽な扱いに異議を唱えるべきでした。

メディア戦略のやり方を間違えなければ、協会に抗議するというリスクの高い方法を取らなくても、この問題は大きな反響を巻き起こしていたはずです。


また、ツトさんの孤独を最後まで救ってやれなかったことに関しては、見ていて胸が締め付けられるような思いがしました。

特に参謀になれるタイプ、スカウティングと対応策の考案に明るい人材を、
ツトさんの経験不足を埋めてくれるコーチをつけて戦いに臨まなかったことは、フロントの特大の過失です。


コーチ陣は最後まで、本当の意味でツトさんを助けられなかった

麻生グラウンドに足を向ければ、いつだって一生懸命練習する皆さんの姿を見ることはできましたが・・・
一方で、ツトさんがあまりに働きすぎていることを気にしてもいました。

本当に苦しい時期に、ツトさんと衝突してでも打開策を進言できる人はいなかったのでしょうか?
ツトさんの負担の何割かでも、無理でも横から引っ手繰って

それは俺らがやりますよ。監督はもっと~~に集中してください!

・・・などと言った人はいたのでしょうか。

非礼と独断偏見を承知で申し上げますが、自分にはフロンターレのコーチ陣が、
今シーズンを通してタイトル獲得に値するパフォーマンスを見せているようには、到底感じられなかったのです。


選手は何故、こんな結果に終わってしまったかを本気で考えていますか?

ノートにでも手帳にでも、ひとつひとつ反省点を書き出して、
それぞれ解決策を考案したりだとか・・・

そういった具体的な「勝利への追求」たる取り組みを、自ら行っていた選手はいたのでしょうか。

ツトさんやコーチから、答えを提示されるまで
“受け”
の姿勢で、待っていたりはしませんでしたか・・・?


現状に不満があれば、体力やモチベーションの低下に悩まされていたのであれば、それをちゃんと指揮官に告げることはしたのでしょうか。
ツトさんとの対立すら辞さず、

使ってください! 俺は試合に出たいんです!!

などと、情熱や意欲をぶつけたような選手が、果たして何人いたのか――

そもそもそんな選手がいたのかどうかすら、自分には疑問が拭えません。


イエスマンとして指揮官の言うことだけに従うこと、あるいは逆に不貞腐れてそっぽを向いることは楽なもの。
ですが、それで結果が出なくなった中盤戦以降・・・

ツトさんがチームに必要な『ショック』を与えられないのであれば、

なら自分がツトさんの背中を押す!

と声をあげ、立ち上がった選手は何人いたのでしょうか。


◇『我々』あってのクラブならば、先ず殻を破るべきは『我々』である!

――そして、私たちサポーターの問題です。


川崎フロンターレのサポーターは、疑いようもなく良質な部類に入ると思います。

これは贔屓の引き倒しで言ってるのではありません。
数々のチームのサポーターの振る舞いを見てきて、その上で確信に基づいて言っています。

まず・・・チームがどんなに苦しい状況下でも、監督や選手に理不尽な罵声を浴びせることがありません。

次だ、次! と・・・頑張れ、これからだ! と・・・

本当は苦しい胸の内を抱えている人もいるでしょうに、どんな時でも励ますことを忘れないその姿は、自分もまたフロンターレのサポーターであることを誇りに感じさせてくれるものです。

観客動員数の多さも、首都圏ということを踏まえて考えたとしてもかなりのものでしょう。
それだけ熱心なサポーターが多い、市民のクラブとしてフロンターレを認知していることなのだと感じます。

これはJ1、J2レベルでも、脆弱な基盤の上にかろうじて成り立っているようなクラブが多いこの日本において、極めて大きな力となる。

安定した集客が見込めることのありがたさ、力強さは、筆者自身が以前の仕事で身に染みて感じてきたことでもあるので、この点は本当に誇ってよいことと信じています。
自分もまた少しでも支えになれればと思い、可能な限りスタジアムには足を運んでいる次第です。


・・・他方。


いつでも温かく応援することと、チームのすべてを肯定することは、まったく同義にはなりません。


フロントに疑問を感じた時、指揮官が傍目にも迷っている時、選手が覇気のないプレーに終始した時。

それは川崎フロンターレというチームが、

間違った方向へ歩みを進めている

ということに他ならない。
こうした状況においても、いつもと変わらぬ対応に終始すること・・・

それは果たして、よいことなのでしょうか?


監督が気づかないなら、選手が不安に揺れているなら、頬を張ってでも正気に戻すこと。

それもまた、サポーターの役目なのではないか――
これは以前から自分がフロンターレサポーターの応援スタンスに関して、どうにも気になって仕方のない部分なのです。

本当の友人とは、相手の間違いを気付かせてやれる者のことを言う

とは、いったい誰の言葉でしたか――


・・・非礼を承知で私見を言わせていただくとすれば、
その意味で川崎サポーターは、ある面では無慈悲です。

言うまでもなく、フットボールは人の営み。

人には、時として叱って欲しい状況もある。
怒って欲しい時だってあるでしょう。


――ツトさんがチームに必要なショックを、感情的なエネルギーを与えられなかった姿が。
二の手三の手を用いれず、結局決められたパターンに終始してしまった采配が。


自分の中でそれはそのまま、

感情の起伏を押しこんで声援と代えているような、

ある意味で定形化とも感じられるサポーターの応援スタンスと被るのです。



無論、川崎フロンターレのサポーター皆が皆、
心の底から温かい言葉をかけて励ましたい、慰めたいと感じている人だけであれば、それはそれでまったく構いません。

そういった家族色の強い、温かい応援もまたフロンターレの魅力。
安心して家族連れが、少年少女たちが足を運べるスタンドというのは、世界的に見ても稀少価値の高いものです。


他方・・・中にはメインスタンドの声援に威圧され、どこか遠慮してしまった結果、
感情を押し殺した

「頑張れ頑張れ」

を行っている人がいるのだとすれば。

果たして、それは本当に正しいことなのでしょうか・・・?


「しっかりしろよ!

こんなフロンターレは見てて辛いだろうが・・・

負けに慣れるなよ! 俺達は川崎フロンターレなんだぞ!?


迷うなよ! 挫けるなよ!! 

何があっても支えてやるから、

上を向いて全力で戦えよ!!!



――と声を荒げて、叱咤激励するような。

そんなサポーターが、いてはいけないのでしょうか。


もし選手が、監督が傷つくのを恐れてそれができない・・・という方がいらっしゃるとすれば、
それは常に勝者足らんとするチームの、サポーターの行う振る舞いではないと、自分は声を大にして言わせていただきます。

本当に大切な相手に手をあげる瞬間というのは、

実は自分の心も同じように傷つけていくもの。

なれどそこに本当の愛があれば、必ず相手もこちらの痛みにまた気付いてくれるもの。


自分はそう信じているからです。


同時に、例えどんなに厳しい言葉をかけても、逆にチームがどんなに状況になったとしても、決してチームを見捨てない。

喜びも悲しみも苦しみも楽しみも、喜怒哀楽の感情すべてをチームと分かち合える。

それが自分の考える、あるべきサポーターの姿なのですが・・・
皆さんにとって理想のサポーター像とは、いったいどのようなものなのでしょうか?



――今期、果たして私たちサポーターは。


本当にチームを後押しし、
また背中を守ることができていたと言えるのでしょうか・・・?




・・・縁あって当サイトに辿りつき、このコラムを読んでくださったすべての川崎サポーターの皆さんに、

このことについて、どうか今一度考えていただきたいのです。

自らの身勝手な私見であることを、承知で申し上げます。
勝者足らんとすれば・・・誰よりも負けず嫌いであり、かつ真にチームのためになることとは何かを考えるべきは、
まずは我々サポーター一人ひとりなのだと。


ツトさんと共に過ごした月日を、今期様々な理由でクラブから離れていくことになった人たちと過ごした年月を、

決して・・・無駄にしないために。


※最終回→ 『理想を抱いて溺死した男


監督に、スタッフに、選手に・・・本当にすまなかった、と詫びねばならない。
本来であれば、この意思表明はシーズン中にこそ行うべきだった。それを筆者は、様々な理由をつけてここまで引き伸ばしてしまった。

その意味で、最も勇気なきサポーターは筆者である。
所詮一サポーターに過ぎない自分にできることの限界は察しているつもりだが、それでもあえてこの記事をつづったのは、彼らへの謝罪と自らの断罪に他ならない。

どうか、来期も共に戦うことを許して欲しい。
悲願のタイトル獲得へ向けた戦いは、すでに始まっている。



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【2010/12/22 21:50】 | 川崎フロンターレなこと
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No title
junchang
お疲れ様でした。
先にも言いましたが特定のチームに執着していない私はJのクラブの裏側というか好調なチームと不調なチームの違いなど、正直判らないことだらけでしたが、フロンターレという特定チーム、しかも途中までは結構調子よさそうなクラブがなぜこの順位になってしまったのか、(ACLがあったからなどという単純な理由だけでなく)
良くわかりました。
Jリーグ全体がプロリーグとしてまだ熟成の段階に入っていないのでしょうね!

管理人のみ閲覧できます
-


メッセージをくださった全ての方に
白面
ありがとうございます。
皆さまの考え、熱い思い・・・そういったものをこうしていただけただけでも、
今までの苦労が報われた思いですw

ただ、ひとつだけ申し上げておきますと・・・

自分は、誰がどのように応援しようと構いません。そして、誰の応援スタイルにも文句をつける気もありません。

自分が嫌気していることは、むしろ

「誰かが自分の好みで、他の誰かのチーム愛や応援を妨害しようとすること」

にあります。

自分もそうしているように、評価・批判はあってよいのですが、
強制的に誰かに考え・行動を押し付けるようになってしまえば、全てのエクスキューズは通用しません。

そうした圧力・暴力の類には毅然としてのNOを突きつけますし、また自分自身もそうしたことだけは絶対にしたくない。


それぞれの方法、それぞれの愛し方で、チームに関われることの大切さ・・・

それをこの機会に訴えたかったこと。
この返信をもって、解答及びお礼の言葉と代えさせていただきます。

応援、本当にありがとうございました。

これからも皆それぞれ、「自分の意思とスタンス」を持って川崎フロンターレを応援していきましょう!!

>junchangさん
白面
少しでも楽しんでいただけたのであれば幸いですw

今冬は日本蹴球界再編と言わんばかりに、メルカートで選手の大移動が起こっています。
来年は面白くなりますよ!

フットボールの性質やレベルという観点以上に、

『どのチームのマネジメントが優れているのか』

が成績に直結してくる、そんなシーズンになってくれる予感がしているからです。

この日本という国で、Jリーグというリーグの性質の上で、真の勝者たらんとすれば何がそこに必要になるのか?
そのせめぎ合いが見逃せません!w

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コメント
この記事へのコメント
No title
お疲れ様でした。
先にも言いましたが特定のチームに執着していない私はJのクラブの裏側というか好調なチームと不調なチームの違いなど、正直判らないことだらけでしたが、フロンターレという特定チーム、しかも途中までは結構調子よさそうなクラブがなぜこの順位になってしまったのか、(ACLがあったからなどという単純な理由だけでなく)
良くわかりました。
Jリーグ全体がプロリーグとしてまだ熟成の段階に入っていないのでしょうね!
2010/12/23(Thu) 12:14 | URL  | junchang #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/12/23(Thu) 15:58 |   |  #[ 編集]
メッセージをくださった全ての方に
ありがとうございます。
皆さまの考え、熱い思い・・・そういったものをこうしていただけただけでも、
今までの苦労が報われた思いですw

ただ、ひとつだけ申し上げておきますと・・・

自分は、誰がどのように応援しようと構いません。そして、誰の応援スタイルにも文句をつける気もありません。

自分が嫌気していることは、むしろ

「誰かが自分の好みで、他の誰かのチーム愛や応援を妨害しようとすること」

にあります。

自分もそうしているように、評価・批判はあってよいのですが、
強制的に誰かに考え・行動を押し付けるようになってしまえば、全てのエクスキューズは通用しません。

そうした圧力・暴力の類には毅然としてのNOを突きつけますし、また自分自身もそうしたことだけは絶対にしたくない。


それぞれの方法、それぞれの愛し方で、チームに関われることの大切さ・・・

それをこの機会に訴えたかったこと。
この返信をもって、解答及びお礼の言葉と代えさせていただきます。

応援、本当にありがとうございました。

これからも皆それぞれ、「自分の意思とスタンス」を持って川崎フロンターレを応援していきましょう!!
2010/12/23(Thu) 19:59 | URL  | 白面 #kMr7ovrQ[ 編集]
>junchangさん
少しでも楽しんでいただけたのであれば幸いですw

今冬は日本蹴球界再編と言わんばかりに、メルカートで選手の大移動が起こっています。
来年は面白くなりますよ!

フットボールの性質やレベルという観点以上に、

『どのチームのマネジメントが優れているのか』

が成績に直結してくる、そんなシーズンになってくれる予感がしているからです。

この日本という国で、Jリーグというリーグの性質の上で、真の勝者たらんとすれば何がそこに必要になるのか?
そのせめぎ合いが見逃せません!w
2010/12/23(Thu) 20:20 | URL  | 白面 #-[ 編集]
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