インテルやカルチョに関する話題多め
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(2)vsバイエルン戦、最適解は何か

以上のような前提に基づいた上で、いよいよ明朝CL決勝トーナメント1回戦1stレグ、バイエルン・ミュンヘンとの一戦に臨むインテルの話をはじめよう。

現時点で最大の問題は、FWの頭数の不足。
ミリートを怪我で欠き、パッツィーニをUEFAの規定により起用できないこの状況で、果たしてレオナルドはどういった解答を出すのか。

すべてを語り尽くそうとすると、執筆時間が丸々一日以上あっても足りなくなってしまうため(汗)、いくつかの局面に絞ってお話しすることにする。

○GK、DF編

GKは直前に不慮の事故でも起きない限り、不動の守護神ジュリオ・セーザル以外にあり得ない。
右サイドのマイコンも不動だ。レオナルド新監督就任後、ここまで尻あがりに調子を上げる戦術のキーマンを、コンディショニング以外の理由で外すことはあり得ない。
この2人に関しては、同じ質問を筆者以外のインテリスタ100人に聞いても、まず同じ答えが返ってくるはずである。

問題はDFラインだ。
システムは4バックで間違いないにしても、その人選は多岐に渡り、どの組み合わせにしてもそれぞれメリット、デメリットが混在する。

具体的に言うと、

・負傷明けのルシオ、出場停止明けのキヴの扱い
・CBの組み合わせ
・長友


問題となるのはこの辺りか。
(最後のポイントは、あくまで日本のファンにとっては、であるが)


まずはCBの人選(枠2人)だが、ルシオに関しては、負傷明けでもそのまま起用される可能性は高い。
ここまでコルドバもよくやっているが、如何せんやはり加齢による衰えは進行しつつある印象が拭えず、しかも土曜日に試合に出場している。
実質中3日で臨む、この試合で酷使するのは得策ではない。

ルシオの試合勘の問題などのリスクも心配だが、これから先の長い戦いも含めて考えれば、前者のリスクは後者のそれを上回る。
ラノッキアのコンディションは、前回も申し上げた通り報道を鵜呑みにすることはできないので、おそらく問題なく出場するはずだ。

ラノッキア&ルシオに不安があるとすれば連携だろうか。
ここに小さくない不安をレオナルドが感じている場合は、コルドバスタメンの可能性も0ではない。

が、やはり順当に考えればこのツインタワーの組み合わせが、リスクとリターンの収支が最も+に傾くはずだ。
筆者が指揮官であれば、ルシオのコンディションが万全という条件付きながら、自信を持ってこの2人をピッチに送り出す。


一方、左サイドの用兵は、より難解なポイントととなる。

現在チームに与えられている選択肢は、サネッティ、キヴ、長友の3人。
それぞれの特徴は以下の通りだ。



サネッティ:運動量と1vs1の守備力、経験の豊富さ

さほどスピードがあるわけではないが、ランウィズザボールの能力に優れ、悪い形でボールを失うことは最も少ない。
現時点では、最もリスクの少ない選択肢か。

ただしマイコンが攻撃参加した際の右サイドのカバーリングという点において、チーム第一人者である彼を左サイドに回すことは、こちらの右サイドをむざむざバイエルン(おそらくリベリ)に明け渡しかねない危険性を秘めている。

スタメンでの出場は当確だが、それが左サイドか中盤右手側かは、試合直前になってみなければわからない。

これは指揮官の気持ちひとつ・・・
レオナルドがサネッティの起用に当たって、どちらのメリットを優先させるかにかかっている。


キヴ:守備力の高さと連携

長友贔屓な日本人の目から見ると、バーリ戦のパフォーマンス&振る舞い(パンチ)はいただけないよう感じられるかもしれない。
しかし、昨シーズンの3冠達成において、最終局面で常にこの男が左サイドバックにいた事実を忘れてはならない。

守備の連係もスムーズで、右肩上がりになりがちなインテルにおいて(マイコンが頻繁に攻撃参加するため)バランス感覚の高さは特筆に値する。
サネッティを中盤に回す選択肢を広げられる点も加味すると、個人の評価よりも“集団内”において機能する左サイドバックと評価できる。

ジョゼ・モウリーニョほどの指揮官が、時にスタンコビッチやモッタをベンチに置いてでも、先発で使い続けた男である。
自分の言葉などより、この事実が遙かにその実力を雄弁に物語るだろう。


長友:圧倒的な運動量と攻撃力。

最もリスクの高い選択肢と言える。

ここまでの試合、1vs1で突破を許す場面や、攻撃参加による帰陣の遅れなどが散見されたのは、それだけまだチーム内での連携が取れていない証拠である。
加えて、土曜日の試合に、インテルにきてはじめてフル出場した影響も小さくない。

後半、忍び耐え難きを忍ぶ展開に終始したあのカリアリとの一戦は、身体的にはともかく、精神面での消耗が著しかったはずだ。
中3日間で感情的なエネルギーを回復させ、自身初のCLでスタメン出場せよ・・・
という要求は、あまりにも酷に過ぎる気がする。

チーム内での扱いも問題だ。

この大舞台で仮に何か致命的な失敗を犯し、敗戦の戦犯ともなれば、せっかくここまで順調に進めてきた歩みを崩壊させてしまいかねない。
現時点での長友に対する信頼、好感などは、所詮砂上の楼閣に過ぎない点に注目して欲しい。
これを磐石のものとするためには、まだまだ時間をかけて人間関係を構築していく必要があるはずだ。
そのことを、日本のファンは肝に銘じて彼の歩みを見守る必要がある。

CLという大舞台は、たった一度のミスが生死を分ける極限の戦場である。
そこに経験もない、連携もない、コンディションも万全とは言い難い長友を投入することは、あまりにもリスキーな選択だ。

出番があるとすれば、バイエルンに先制を許すor是が非でもレオナルドがホームゲームで勝ちを狙うという状況において、局面打開のために左サイドからの攻撃力を高めようと考えた場合の途中出場か。
2-0以上のある程度セーフティな状況が整ってからの、逃げ切り要員としての投入に期待したい。

あるいは4-2-3-1のアーラ(ウイング)だが、サイドアタッカーも基準点となれるCFも不在のこの状況で、レオナルドがこのシステムを取る可能性は限りなく0に近い。

長友の出番に期待する日本のファンも、サイドバックで、それも途中交代での出場があるかないか――
程度の認識に留めておくのが無難ではないだろうか。

続く

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【2011/02/23 20:50】 | インテルなこと
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