インテルやカルチョに関する話題多め
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先にまず一件ご報告を。

このたび相互リンクをいただいたTomさんの描かれた、あまりにも素晴らしいジョゼ・モウリーニョ像をご覧頂きたい。



※ 画像クリックで詳細リンクへ飛びます。

――如何だろうか。
自分などは見事に過ぎて、瞬間息をするのを忘れてしまったほどだった。
朝の電車に乗り損ねかけたほどだった(苦笑)


先方は本来、フットボールに特化したイラストレーターではない(それどころか、欧州フットボールを専門に趣向されるような方でもない)。
モウリーニョに関しても、筆者のように粘着質に、執拗に追いかけていることはないそうである(苦笑)
サイトの方も非常に遊び心に富んだ内容で、フットボールファン以外の方でも楽しめること請け合いの素晴らしい空間となっている。
是非一度ご訪問いただければ、筆者としても非常に喜ばしいところだ。


しかし・・・

それにしてもデフォルメ化は元来、写実画などに比べて非常にセンスの問われる、難しいジャンルと聞く。
それをこの完成度で描ききるとは!

ジョゼ・モウリーニョの端々まで特徴を捉えた、見事なイラストと感服する他ない。
まさに慧眼、ここに極まれりである(冗談抜きに)。

ご存じの通り、筆者は自他共に認めるモウリニスタだ。
そんな自分が、こうして自身のサイトでの紹介を許されたこと、相互リンクをいただけた名誉について、ひたすらに恐縮する他ない。


・・・一瞬だけ素に戻って言うと、本当に嬉しかったです。
色んなストレスがバーっと吹っ飛ぶぐらいには(笑)

いや嬉しかったなぁ・・・ほんまに感謝です(*´人`)



――さて。

本来であれば、エイプリルフールにつき何か気の利いたネタでも用意すべきだったかもしれない。
ミラノダービー直前につき、徹底して思いのたけを書き連ねるべきだったのかもしれない。

しかし、どうにも興が向かなかった。

前者にはその余裕がなく(苦笑)、後者については逆に時間に対して書きたいことが多すぎること、更に試合後の方が書けることが厳選できることを考え、今回は見合わせることにした。

久々にこちら、インテリスタ仲間であるGMの皆さんと共にリアルタイム観戦となるこの試合。
無論、必勝態勢で臨みはするが・・・

今回お話しするのは、そういったフットボール雑誌ぜんとしたテーマではない。
もう少し生身の白面自身、感情的な内容だ。


○システム=答えと勘違いしている日本のスポーツメディア

のっけから物騒な書き出しだが、別段日本のマスコミ諸兄をここで批判するつもりはない。
メディアに関する自説は、以前こちらで取り上げた通りだ。
自分にとってメディアは、以前述べた以上の意味を持たないものであることに変わりはない。

ただし、それに付け加えて言うとすれば、日本のスポーツメディアはあまりに短絡的に過ぎる。

無論メディアのもたらす情報を選択し嗜食する、我々大衆の好み、傾向によってメディア自体が今のように育ってきたことも確かだが、それにしてもさも

自分たちは一流です!情報発信のプロフェッショナルですから!

・・・と言わんばかりの態度と活動には、筆者自身が進んで関わりたくないと願っていても、少なからず影響を受けてしまうものだ。
そのたび、自分はこの国のスポーツメディアの現状を憂う。


先日の日本代表vsJリーグ選抜試合の後、複数のフットボールファンから以下のような言葉をかけられた。

ねえねえ、3-4-3って攻撃的なシステムなんでしょ?

DFラインに3人しか置かないで、FW3人も使うんだってね。随分攻撃的になったなあ代表も









違う。




その認識は間違っている。

3-4-3を使うから攻撃的なのではない。
3-4-3を使うことが、つまり攻撃的に振舞うということにはまったくならない。

ただちになんとも収まりの悪い苛立ちを抱えていた自分が、通勤途中に電車の中で見たのが

攻撃的3-4-3お披露目!日本代表の新境地!!

・・・的な、とある新聞の見出しだったわけだ。
瞬間、どっと疲れを感じたものである/ ,' 3  `ヽーっ




先にも述べた通り、すべてをメディアのせいにする気はない。
今回の記事などはまさに、一種の八つ当たりに近いもので、その意味でむしろスポーツメディアの皆様には心からお詫び申し上げたい気持ちも一方ではあるほどだ(苦笑)

他方、そろそろ

このシステムを使う=攻撃的、守備的

のような論調は控えていただきたい――
というのが、偽りなき本音であることも事実である。


システムはあくまでシステムに過ぎない。
システムが意思を持つことはない。

システムそのものが攻撃性を発揮するわけでも、また守備的に振舞おうとすることもない。

主役はどこまでもプレイヤーだ。
実際にボールを蹴り、ピッチ上を駆けまわる選手たち自身だ。

強いて言うなら・・・

このシステムは~~的に“機能させるのに都合がいい”性質を持っている

とでも言うべきか。


●攻撃的か守備的かを決めるのは人間

突然だが質問しよう。

そもそも攻撃的、守備的といったこの形容詞――
両者の識別、判断を、あなたは何を基準にして行うのだろうか?

ポゼッション?
ゴール数?
個人技に優れたタレントの絶対数?

さて、何人の方がすんなりと淀みなく、論理的基準をこの場で口にすることができるだろうか・・・?



――失礼。戯れが過ぎたようだ(笑)

非礼をお許し願いたい。
何もここであれやこれやと意地悪を重ねるつもりはなく、純粋に好奇心からの発問である。

しかし実際、回答に困る人は少なくないのではないだろうか?

我々は日々、驚くほど曖昧な基準でフットボールに関わっている。
筆者のようにいちいちしち面倒臭い、論理的な解釈を付け加えることなく、純粋にフットボールを楽しんでいらっしゃる方であれば、そもそもこのテーマ自体が無意味なものではあるのだが・・・

これも本格的に語り出すと、延々一週間二週間と時間がかかってしまいそうな題材ではある。
ただまあ、今回は細かいことは割合することにしようw
差し当たって今必要な情報は、

攻撃的か守備的かを示す基準のひとつに、間違いなく選手のメンタリティのあり方が挙げられる

という点だ。

例えばバルセロナで有名な4-3-3、ザッケローニが今回お披露目した(筆者にとって、同システムの第一人者、即座に思い浮かぶ心の指揮官はジャン・ピエロ・ガスペリーニだが・・・ちなみに彼は、筆者にとってジョゼ・モウリーニョに次いで、世界で2番目に敬愛してやまない監督だ)3-4-3にしても、ブラジル的な華麗なる個人技の発揮を念頭に置いた4-2-2-2でも――

すべてのシステムの大前提として、選手がどんなシステムで戦おうと、

ゴールに向かおうとしない限り、決して『攻撃的なチーム』とはならない"

はずだ。
ポジショニングバランスを取るのに苦心して、結局選手の多くが試合時間の大半を自陣で過ごすような展開になったらどうする?
これをどうやって「攻撃的」などと言うのか!


繰り返し恐縮だが、すべてのシステムとは構造上、

「~~のように振舞うのに都合がいい

というだけのものだ。

4-3-3であれば必然、マイボールからポゼッションを機能させやすくなる特徴があり、4-3-1-2は縦へのボール運びがスムーズになりやすく、4-3-2-1は守備的に振る舞い

やすくなる

。それは否定しない。

ただし・・・
そういった特性もまた、一般的に言われている特性、構造上そう“なりやすい”というだけで、ただちにチームの方向性を定めるものでは断じてない。
4-3-2-1でも迫力ある攻撃を機能させることは勿論可能だし、4-3-3で徹底したリトリートによる、守備的なリアクションフットボールを行うことも不可能ではないのだ(効率的に遂行できるかどうかは、また別の問題である)。

同時にシステムとは、ポジションごとに選手を当てはめ、指揮官が規定した通りの動きを強要するようなものであってはならない。
無論可能ではあるが、極めて非効率的と言えるだろう。

指揮官の理想と、そこにいる選手の実態。
リーグの特性、クラブに対しサポーターが求めているもの。

そうした諸々の事情を汲み、最終的に最も効率がよい道は何か?
最適解は何か・・・?

それを探した末に、土台となるシステムが生じ得る。そこに在る。

システムとはそれだけのものだ。


例えば、ジョゼ・モウリーニョのコメントを見るがいい。
彼はすべてのシステムについて、

「こういった理由からこのシステムを使った」

「このような意図があって、システムを変更した」

という発言に終始している。

どれそれのシステムは攻撃的だ、守備的だ・・・
などと、システムごとに攻守の感情を設定することはない。

元々「チーム原則」にはこだわりを見せるものの、システムはあくまでその場その場で変化するものという考えを公言している彼が言うと、なんとも説得力があるではないか。

ガスペリーニの3-4-3に対しては、

ラジカル

という表現をしている。
間違っても、「攻撃的」などという的外れた発言は出てこない。

その上で彼のチーム(2008-2009シーズンのジェノア)を、非常に機能的で、完成度が高いものであると、モウリーニョには珍しい賞賛の言葉を述べたのだ。
ガスペリーニ本人に対しても、「偉大な指揮官だ」とリスペクトを惜しまなかったものだ。





重要なのは攻撃と守備、ボールを保持した場面と失った場面において、チームが

機能しているかどうか

だ。
少なくとも自分にとっては、それが絶対の真実と言えるだろう。


・・・さて。

スポーツメディアの記者の皆様は、それをわかった上で、大衆の目を引きつけるためにあえて冒頭のような表現をしてるのだろうか?
それとも――?


その答え合わせは、今後の代表に関する報道を見ながら判断していくことにしよう。

また、3-4-3の具体的な機能性、現代表チームとの相性などについては、いずれまた然るべき時に取り上げたいと思う。
ただし、少なくとも現時点でこれだけは言っておこう。

完璧に機能させることが極めて難しい、非常に特徴的なシステムである

と。。

<了>

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反響がある分だけ、自分もやる気が出ますもので(苦笑)



・・・それにしても今回の更新、素の自分とテキストライターな自分が、あやふやな境界線上で行ったり来たりでした(´・ω・`)
疲れてるのかなぁ。いつものを楽しみにされてた方、申し訳ございませんですorz


【2011/04/01 20:56】 | タクティカル
トラックバック(0) |

こんばんは♪
きゃぷ10
そうですね!
システムは選手たちの特徴からバランスを見極めて
配置した結果なんですよね。
代表の場合はまだまだ未完成なので
ディフェンスに負担がかかってる。
点は取っているものの実はまだ
攻撃に厚みはないんですよね。
そういった場面で修正を繰り返していくうちに
完成度が増していくんですよね!

うちはDFの選手が1対1に強いのと
サイドバックのオーバーラップが
あまり機能してないので
3-4-3に興味ありですがww
今は4-3-2-1です。
(3ボランチ 2サイド 1トップです)



No title
ガッピル
イラストいいですね。こんなイラスト書きたい。

確かに日本では3-4-3なんてフォメ珍しいから
マスコミにとっては新鮮で大題的に書きやすいのかもしれないですね。
日本のメディアの悪いところですね。ゴールシーンばかり映すのもそうです。

でザックの3-4-3に関してはどうなんだろう。
クラブチームでさえ中々3-4-3で成功しているチームが少ないのに代表で出来るものなのか?しかも現日本代表の力で。疑問を感じます。

ただし新しい戦術を勉強する為にもオプションぐらいにはして見せて欲しいですね。

いろんな日本代表を見るのも楽しみがふくらみます。

No title
Ryo
同感です。
モウリーニョのチェルシーとライカールトのバルサが対戦したときも、両者は表記上は同じ「4-3-3」でしたが、戦い方はまるで違ったものでしたね。

代表で「3-4-3」を機能させるのは難しいと思います。ただ貴重なオプションとして戦い方の幅を増やせればいいな…とは思います。

No title
通りすがり
最近、よく読ませて頂いてます。普段はコーチング業を傍らでやっているものです。確かにマスメディアは安易に表現し過ぎなところはあります。フォーメーションについては多種多様、システム構築の仕方で攻撃守備比重はいかようにも変えられます。しかしながら突き詰めていけば統計的にもそれぞれ似たよう特性に辿り着きますから343が攻撃的と判断される事もあながち間違いではありません。ましてやザッケローニが用いるのであれば過去のウディネーゼ、ミランを思い起こす人がいて必然。ですからある程度の指標として攻撃的、守備的と評価することには否定する程でもないかと。長文失礼

ほーぅ
岩氏
相変わらずごもっともな納得論(笑)
さすがb

確かに最終的には『機能するかしないか』になるでしょうね。ただ、少し思ったのはそれは指揮官側の考え方かな?とは思ったかな・・・いや、岩氏はゲームレベルで色々考えてやったからそう思っただけで(笑)

何をやりたいか?・・・でその為にはどういう配置にするか?とかどの選手が適正か?コンディションはどうか?とかそういうところですよね。でもって結果的に攻撃に偏ったバランスになったりならなかったり。

マスメディアがどこまで解釈しているかは不明ですが、少なくとも自分ら素人サッカーファンが捉える時には、指揮官のそこに至るまでを無視して結果だけ捉えてしまうから、攻撃的とか守備的とかいう言い方になっちゃうのかな?と。むしろそのレベルしか言いようが無いかも(笑)


うーん。ってか何が言いたいか解らんくなってきた(笑)
ラジカルの意味を調べたら混乱!

No title
golazo
 試合における選手の振る舞い方が全てだと思っているので(そこに至るまでの監督の存在も含めて)、こういう報道は気にするにも値しないと今まで華麗にスルーしていました。
 ただ、白面さん仰るとおり改めて考えてみると、論議するに時間のかかる意外と深い問題だなぁと。難しいですね笑


 ガスペッリーニと巡り会えなかった自分にとって、今年のナポリは非常に貴重な存在でした。攻撃的3-4-3ってどんなもんじゃいと。
 
 残念ながら私は最近のサッカー界において、一試合通じて3バックを保っていられるチームを未だ見たことがありません。今年のナポリもそれに違わず、状況に応じて最終ラインをスライドさせたりして上手く対応していました。はっきり言って強かった。
 
 なので、ガスペッリーニジェノアがどのような存在だったか非常に興味があります。ナポリのような存在だったのか、将又別の姿だったのか。簡単な所感でも伺えたら嬉しいです。

おおぅ!?
白面
コメントありがとうございます・・・って多っ!?

予想外の反響にびっくりです。
やはりTom絵の影響でしょうか・・・ありがたやー(拝)

>きゃぷ10さん

まさに仰る通り・・・
連携は一日にしてならず、です(笑)

わかります、わかりますw
チームの構成にベストな布陣を考えるのって、楽しいですよね!
自分があれこれ考える時、気にするのはやっぱり決定的なフィニッシャーがいるかどうかかなぁ・・・?
いればそれに応じた、いなければそれを埋める布陣を頭に描きます。
どんなチームを見ていてもw

>ガッピルさん

ですよね!!(笑)
自分なんか絵心皆無なもので(学生時代、美術の成績は常に5段階評価で2か3ですよ・・・とほほ(´;ω;`))、本当感心感動しきりでしたw

以前「メディア論」でも語ったことなのですが、自分にとってあくまでメディアは『現象』なので、後は好みがあるだけ。
今回のはその意味で自分の好みではないなぁ、ということを書き殴っただけの内容です(苦笑)

3-4-3は勿論、蓋を開けてみないとわからない部分も多々あるのですが・・・
システムの理解が難しく、前回お話しした「脳」に負担がかかり過ぎるのが最大の難点と思います。
加えて言うなら、グループリーグから始まり決勝トーナメントへと繋がる、長丁場を戦うには不向きなシステムなのが気がかり・・・

と、続きはいずれ代表論の時にでもお話し致します。

>Ryoさん

まあ、大衆向けメディアの場合、ある程度わかりやすくぱっと見で
「おお、こんなチームなのか!」
・・・とイメージさせないとならない部分はあるので、ある程度仕方がないと理解はしているのです。
他方、そのままじゃひとつ上の段階には、日本のフットボールは辿り着けませんよ、ですから自分は嫌いです・・・
と、好き嫌いを書き殴ったのみ。今回のはそういう記事です(苦笑)

自分の場合、システムはそれこそなんでもよいのですが・・・
ちゃんと機能させられなければ、他に明確に
「こちらの方が向いてないか?」
と感じるものがあれば忌避はします。
ザックのお手並み拝見ですw

>通りすがりさん

おお!?
こんな場末の素人blogにお越しくださいまして、恐縮です;;
えらい恥ずかしいorz
ご訪問とコメント、ありがとうございます。

以前「メディア論」で述べたことや、今回の文中にもある通り、その必要性や理屈はわからないではないのですが――自分の好みではない、という感じですねw
周囲から同意を求められるたび、いやそうじゃない自分の考えはこうなんだ・・・と説明するのが億劫で( ´・ω・)

まあ、冒頭で言った通りの"八つ当たり"なのです(苦笑)
今回の更新は、完全に私的な事情。好みの話題ということでご容赦ください(;・∀・)

自分の好みは
「ザッケローニは3-4-3を用い、チームを攻撃的に機能させようとしている」
、みたいな表現になります。
「3-4-3は攻撃的、だからザッケローニも攻撃的」
というのは好まない、と・・・

微妙なニュアンスの違いなのですが、その微妙なさじ加減の違いが大衆の元では大きく姿を変えて、自分に影響が出てくる。
返す返すもその八つ当たりなのです(笑)

それにしても・・・流石と言うか、非常に明確で明瞭な考え方をされますね。
普段共に過ごされている、選手や子供たちは幸せに違いないと感じました。
これからも頑張ってください!

>岩氏さん

単純に屁理屈捏ねるのばっかり上手くなっただけですよ(苦笑)
中身はない(爆)

バランス、っていう言葉はものすごく好きですね。
自分があれこれ考える時も、いつもバランスっていう言葉、概念は頭の中で大きな位置を占めています。

ラジカルに関してはここを読むといいかも(笑)
『ラディカル』という言葉の使い方について
→ http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1742068.html

>golazoさん

自分自身はスルーなのですが、他の方への返信にもある通り・・・
回り回って自分にまで影響が及んでくるので、ちょっと文句を言ってやりたくなった。
今回のはそういう更新でございました(苦笑)

自分の中でむしろ興味深いのは、
「何が攻撃的で、何が守備的なのか?」
という話題の方ですね。
思考を突き詰めれば突き詰るほど難しい。
一応の定義は自分の中ではありますが、これほど重要なことがこれほど曖昧な定義のまま語られている、というのは驚きです。
・・・と、また書きたいことが増えていきます(笑)

マッツァーリのナポリもそうなのですが、ガスペリーニの率いたジェノアの最大の特徴は、選手一人ひとりがチームにおける自身の役割を実によく理解していることですね。
仰るとおり、3バックの構造的欠陥である左右奥のスペースを攻略されないため、一人ひとりが自分がどういう状況下においてどんなタスクをこなせばいいのか、極めて高いレベルで理解して動けていた。それが最大の特徴です。

ナポリと比較すると、攻撃的MFやCBが“かぶせる”“入れ替わる”ような形での攻撃参加が多く、よりポジションチェンジによるスペースの攻略で、相手の守備網に綻びを生じさせようとする意識が強かったように思います。
『線』で動くスペシャリスト、ディエゴ・ミリートという傑出した点取り屋の

“スペースを生み出し、見つけ出し、そこに潜り込む能力”

を、これ以上ないほどに引き出していた。
勿論2009-2010のインテルにおける活躍も見事でしたが、ミリートを十全に機能させたという点では、決して引けを取らない完成度を誇っていましたよ!

そのガスペリーニですが、一説では来シーズン、パレルモ辺りの指揮官に就任するという話があります。
自分は彼が再びカルチョの舞台に上がる日を心待ちにしている一人なので、このニュースは信ぴょう性がわからずとも、どうしても期待してしまっているのです(笑)
指揮官の望む選手と時間さえ与えれば、必ず何かをやってくれる監督と思っています!


ふぅ・・・
返信だけで1時間かかるとか、これだけで一回の更新分ぐらい今回は皆さんのご指摘、ご意見の内容が濃かったです(汗)
流石だなぁw

No title
KKGT-R
3-4-3の賛否は別として
よく、あの3人にやらせたなと。
普通にJ見てる人なら
オシムの薫陶受けた阿部ちゃん使うだろうと。
槇野だって広島でやってる訳ですから。

だから 先日の試合は開始早々、
「花試合」と割り切って見ました。

No title
junchang
システム云々よりも、「攻撃的」か「守備的」かの論争においてはかつてイタリアでも花が咲いていた時代がありましたね^^
僕も以前ネタにした事があったのですが、堅守速攻と攻撃的な対比において今のサッカーでは純粋な比較は不可能であるだろうとたわごとらせていただいたことがありました。
僕の中での「攻撃的」なスタイルというのは「守備を省みずに点を獲ることに特化する」スタイルで、極端に攻撃が大好きな選手ばかりを集めて「2点取られれば3点取れば良い」というスタイルのチームが「攻撃的」であって、その際のシステムは関係ないんですよね^^

82年W杯時のセレソンと、ズデネク・ゼーマンが率いたラッツィオがそれに近かったような記憶があります。

すみません。遅らばせながらのコメントで少々(大分?)支離滅裂になってしまいました^^

反響が予想外(汗)
白面
>KKGT-Rさん

コメントどもです!

ですよね~・・・まあ、過去他の監督にもわりかし似たようなことはあったので、自分も一種の名刺がわりと思っています(笑)

>junchangさん

そうですね、バランスはひとつ大きな指針になりそうな気がします!
後はトランジションの速度、相手陣内に送り込む人数、ペナルティエリア内にボールを持ち込んでからのシュート率・・・
探せば本当にきりがなさそうです(笑)

ベネデク・ゼーマンは噂には聞いております・・・
なんだかそれはもう、アクの強いイタリアでも一際異彩を放っていた方らしいですね!
気になりますw

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コメント
この記事へのコメント
こんばんは♪
そうですね!
システムは選手たちの特徴からバランスを見極めて
配置した結果なんですよね。
代表の場合はまだまだ未完成なので
ディフェンスに負担がかかってる。
点は取っているものの実はまだ
攻撃に厚みはないんですよね。
そういった場面で修正を繰り返していくうちに
完成度が増していくんですよね!

うちはDFの選手が1対1に強いのと
サイドバックのオーバーラップが
あまり機能してないので
3-4-3に興味ありですがww
今は4-3-2-1です。
(3ボランチ 2サイド 1トップです)

2011/04/01(Fri) 22:42 | URL  | きゃぷ10 #-[ 編集]
No title
イラストいいですね。こんなイラスト書きたい。

確かに日本では3-4-3なんてフォメ珍しいから
マスコミにとっては新鮮で大題的に書きやすいのかもしれないですね。
日本のメディアの悪いところですね。ゴールシーンばかり映すのもそうです。

でザックの3-4-3に関してはどうなんだろう。
クラブチームでさえ中々3-4-3で成功しているチームが少ないのに代表で出来るものなのか?しかも現日本代表の力で。疑問を感じます。

ただし新しい戦術を勉強する為にもオプションぐらいにはして見せて欲しいですね。

いろんな日本代表を見るのも楽しみがふくらみます。
2011/04/02(Sat) 02:42 | URL  | ガッピル #-[ 編集]
No title
同感です。
モウリーニョのチェルシーとライカールトのバルサが対戦したときも、両者は表記上は同じ「4-3-3」でしたが、戦い方はまるで違ったものでしたね。

代表で「3-4-3」を機能させるのは難しいと思います。ただ貴重なオプションとして戦い方の幅を増やせればいいな…とは思います。
2011/04/02(Sat) 06:08 | URL  | Ryo #-[ 編集]
No title
最近、よく読ませて頂いてます。普段はコーチング業を傍らでやっているものです。確かにマスメディアは安易に表現し過ぎなところはあります。フォーメーションについては多種多様、システム構築の仕方で攻撃守備比重はいかようにも変えられます。しかしながら突き詰めていけば統計的にもそれぞれ似たよう特性に辿り着きますから343が攻撃的と判断される事もあながち間違いではありません。ましてやザッケローニが用いるのであれば過去のウディネーゼ、ミランを思い起こす人がいて必然。ですからある程度の指標として攻撃的、守備的と評価することには否定する程でもないかと。長文失礼
2011/04/02(Sat) 11:17 | URL  | 通りすがり #-[ 編集]
ほーぅ
相変わらずごもっともな納得論(笑)
さすがb

確かに最終的には『機能するかしないか』になるでしょうね。ただ、少し思ったのはそれは指揮官側の考え方かな?とは思ったかな・・・いや、岩氏はゲームレベルで色々考えてやったからそう思っただけで(笑)

何をやりたいか?・・・でその為にはどういう配置にするか?とかどの選手が適正か?コンディションはどうか?とかそういうところですよね。でもって結果的に攻撃に偏ったバランスになったりならなかったり。

マスメディアがどこまで解釈しているかは不明ですが、少なくとも自分ら素人サッカーファンが捉える時には、指揮官のそこに至るまでを無視して結果だけ捉えてしまうから、攻撃的とか守備的とかいう言い方になっちゃうのかな?と。むしろそのレベルしか言いようが無いかも(笑)


うーん。ってか何が言いたいか解らんくなってきた(笑)
ラジカルの意味を調べたら混乱!
2011/04/02(Sat) 14:26 | URL  | 岩氏 #-[ 編集]
No title
 試合における選手の振る舞い方が全てだと思っているので(そこに至るまでの監督の存在も含めて)、こういう報道は気にするにも値しないと今まで華麗にスルーしていました。
 ただ、白面さん仰るとおり改めて考えてみると、論議するに時間のかかる意外と深い問題だなぁと。難しいですね笑


 ガスペッリーニと巡り会えなかった自分にとって、今年のナポリは非常に貴重な存在でした。攻撃的3-4-3ってどんなもんじゃいと。
 
 残念ながら私は最近のサッカー界において、一試合通じて3バックを保っていられるチームを未だ見たことがありません。今年のナポリもそれに違わず、状況に応じて最終ラインをスライドさせたりして上手く対応していました。はっきり言って強かった。
 
 なので、ガスペッリーニジェノアがどのような存在だったか非常に興味があります。ナポリのような存在だったのか、将又別の姿だったのか。簡単な所感でも伺えたら嬉しいです。
2011/04/02(Sat) 17:09 | URL  | golazo #ReOT891Y[ 編集]
おおぅ!?
コメントありがとうございます・・・って多っ!?

予想外の反響にびっくりです。
やはりTom絵の影響でしょうか・・・ありがたやー(拝)

>きゃぷ10さん

まさに仰る通り・・・
連携は一日にしてならず、です(笑)

わかります、わかりますw
チームの構成にベストな布陣を考えるのって、楽しいですよね!
自分があれこれ考える時、気にするのはやっぱり決定的なフィニッシャーがいるかどうかかなぁ・・・?
いればそれに応じた、いなければそれを埋める布陣を頭に描きます。
どんなチームを見ていてもw

>ガッピルさん

ですよね!!(笑)
自分なんか絵心皆無なもので(学生時代、美術の成績は常に5段階評価で2か3ですよ・・・とほほ(´;ω;`))、本当感心感動しきりでしたw

以前「メディア論」でも語ったことなのですが、自分にとってあくまでメディアは『現象』なので、後は好みがあるだけ。
今回のはその意味で自分の好みではないなぁ、ということを書き殴っただけの内容です(苦笑)

3-4-3は勿論、蓋を開けてみないとわからない部分も多々あるのですが・・・
システムの理解が難しく、前回お話しした「脳」に負担がかかり過ぎるのが最大の難点と思います。
加えて言うなら、グループリーグから始まり決勝トーナメントへと繋がる、長丁場を戦うには不向きなシステムなのが気がかり・・・

と、続きはいずれ代表論の時にでもお話し致します。

>Ryoさん

まあ、大衆向けメディアの場合、ある程度わかりやすくぱっと見で
「おお、こんなチームなのか!」
・・・とイメージさせないとならない部分はあるので、ある程度仕方がないと理解はしているのです。
他方、そのままじゃひとつ上の段階には、日本のフットボールは辿り着けませんよ、ですから自分は嫌いです・・・
と、好き嫌いを書き殴ったのみ。今回のはそういう記事です(苦笑)

自分の場合、システムはそれこそなんでもよいのですが・・・
ちゃんと機能させられなければ、他に明確に
「こちらの方が向いてないか?」
と感じるものがあれば忌避はします。
ザックのお手並み拝見ですw

>通りすがりさん

おお!?
こんな場末の素人blogにお越しくださいまして、恐縮です;;
えらい恥ずかしいorz
ご訪問とコメント、ありがとうございます。

以前「メディア論」で述べたことや、今回の文中にもある通り、その必要性や理屈はわからないではないのですが――自分の好みではない、という感じですねw
周囲から同意を求められるたび、いやそうじゃない自分の考えはこうなんだ・・・と説明するのが億劫で( ´・ω・)

まあ、冒頭で言った通りの"八つ当たり"なのです(苦笑)
今回の更新は、完全に私的な事情。好みの話題ということでご容赦ください(;・∀・)

自分の好みは
「ザッケローニは3-4-3を用い、チームを攻撃的に機能させようとしている」
、みたいな表現になります。
「3-4-3は攻撃的、だからザッケローニも攻撃的」
というのは好まない、と・・・

微妙なニュアンスの違いなのですが、その微妙なさじ加減の違いが大衆の元では大きく姿を変えて、自分に影響が出てくる。
返す返すもその八つ当たりなのです(笑)

それにしても・・・流石と言うか、非常に明確で明瞭な考え方をされますね。
普段共に過ごされている、選手や子供たちは幸せに違いないと感じました。
これからも頑張ってください!

>岩氏さん

単純に屁理屈捏ねるのばっかり上手くなっただけですよ(苦笑)
中身はない(爆)

バランス、っていう言葉はものすごく好きですね。
自分があれこれ考える時も、いつもバランスっていう言葉、概念は頭の中で大きな位置を占めています。

ラジカルに関してはここを読むといいかも(笑)
『ラディカル』という言葉の使い方について
→ http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1742068.html

>golazoさん

自分自身はスルーなのですが、他の方への返信にもある通り・・・
回り回って自分にまで影響が及んでくるので、ちょっと文句を言ってやりたくなった。
今回のはそういう更新でございました(苦笑)

自分の中でむしろ興味深いのは、
「何が攻撃的で、何が守備的なのか?」
という話題の方ですね。
思考を突き詰めれば突き詰るほど難しい。
一応の定義は自分の中ではありますが、これほど重要なことがこれほど曖昧な定義のまま語られている、というのは驚きです。
・・・と、また書きたいことが増えていきます(笑)

マッツァーリのナポリもそうなのですが、ガスペリーニの率いたジェノアの最大の特徴は、選手一人ひとりがチームにおける自身の役割を実によく理解していることですね。
仰るとおり、3バックの構造的欠陥である左右奥のスペースを攻略されないため、一人ひとりが自分がどういう状況下においてどんなタスクをこなせばいいのか、極めて高いレベルで理解して動けていた。それが最大の特徴です。

ナポリと比較すると、攻撃的MFやCBが“かぶせる”“入れ替わる”ような形での攻撃参加が多く、よりポジションチェンジによるスペースの攻略で、相手の守備網に綻びを生じさせようとする意識が強かったように思います。
『線』で動くスペシャリスト、ディエゴ・ミリートという傑出した点取り屋の

“スペースを生み出し、見つけ出し、そこに潜り込む能力”

を、これ以上ないほどに引き出していた。
勿論2009-2010のインテルにおける活躍も見事でしたが、ミリートを十全に機能させたという点では、決して引けを取らない完成度を誇っていましたよ!

そのガスペリーニですが、一説では来シーズン、パレルモ辺りの指揮官に就任するという話があります。
自分は彼が再びカルチョの舞台に上がる日を心待ちにしている一人なので、このニュースは信ぴょう性がわからずとも、どうしても期待してしまっているのです(笑)
指揮官の望む選手と時間さえ与えれば、必ず何かをやってくれる監督と思っています!


ふぅ・・・
返信だけで1時間かかるとか、これだけで一回の更新分ぐらい今回は皆さんのご指摘、ご意見の内容が濃かったです(汗)
流石だなぁw
2011/04/02(Sat) 22:04 | URL  | 白面 #kMr7ovrQ[ 編集]
No title
3-4-3の賛否は別として
よく、あの3人にやらせたなと。
普通にJ見てる人なら
オシムの薫陶受けた阿部ちゃん使うだろうと。
槇野だって広島でやってる訳ですから。

だから 先日の試合は開始早々、
「花試合」と割り切って見ました。
2011/04/03(Sun) 09:45 | URL  | KKGT-R #-[ 編集]
No title
システム云々よりも、「攻撃的」か「守備的」かの論争においてはかつてイタリアでも花が咲いていた時代がありましたね^^
僕も以前ネタにした事があったのですが、堅守速攻と攻撃的な対比において今のサッカーでは純粋な比較は不可能であるだろうとたわごとらせていただいたことがありました。
僕の中での「攻撃的」なスタイルというのは「守備を省みずに点を獲ることに特化する」スタイルで、極端に攻撃が大好きな選手ばかりを集めて「2点取られれば3点取れば良い」というスタイルのチームが「攻撃的」であって、その際のシステムは関係ないんですよね^^

82年W杯時のセレソンと、ズデネク・ゼーマンが率いたラッツィオがそれに近かったような記憶があります。

すみません。遅らばせながらのコメントで少々(大分?)支離滅裂になってしまいました^^
2011/04/04(Mon) 21:39 | URL  | junchang #-[ 編集]
反響が予想外(汗)
>KKGT-Rさん

コメントどもです!

ですよね~・・・まあ、過去他の監督にもわりかし似たようなことはあったので、自分も一種の名刺がわりと思っています(笑)

>junchangさん

そうですね、バランスはひとつ大きな指針になりそうな気がします!
後はトランジションの速度、相手陣内に送り込む人数、ペナルティエリア内にボールを持ち込んでからのシュート率・・・
探せば本当にきりがなさそうです(笑)

ベネデク・ゼーマンは噂には聞いております・・・
なんだかそれはもう、アクの強いイタリアでも一際異彩を放っていた方らしいですね!
気になりますw
2011/04/04(Mon) 22:35 | URL  | 白面 #kMr7ovrQ[ 編集]
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