インテルやカルチョに関する話題多め
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今年も期間限定で、川崎blog化する季節がやってきた。
前年の高畑フロンターレ異本に続く、一年の総括である。

とは言え今回は本当に時間がないので、これ以上の前置きは抜きにしてさっさと先に進むことにしよう。
今回はまず、フットボールの主役とも言うべき、選手についてまとめることにする。

1:選手

現場に立つ者の中では、最も罪状は軽い。

川崎フロンターレというクラブは、元々真のエリート集団ではなく、むしろ「超一流コースから外れた隠れた実力者」が集まるクラブである。一部の例外を除いて、ほとんどの選手は高校・大学時代は無名、またはせいぜいが地域レベルで名の通った程度、という顔ぶれが揃っている。

にも関わらず、ここ数年間、これだけ日本のサッカーシーンで印象的な活躍を残すことができたのは、ジュニーニョをはじめとする外国人選手たちの活躍と、関塚監督の卓越したマネジメント能力があったからだ。関塚は選手に合った、また選手の特性を組み合わせたチーム構築に、確かな手腕を持つ人物である。すべての能力がオールA評価とはいかなくとも、それぞれの選手のA評価となる特性を組み合わせ、擬似的にチーム総合力もA評価となるようなチームづくりを行うことのできる、近年日本では突出した指揮能力の持ち主だ。

それだけに、関塚が去った後、チームが下降線を辿っていくであろうことは、容易に予想できた。実際にはできないこと、または不向きなこと、クオリティを発揮できないこと……
そういった役割を押しつけられ、苦しむ選手が生まれるであろうことは、火を見るよりも明らかな展開だったと言える。昨季であれば谷口がその筆頭であり、今季では井川や菊地がそうだ。

よって自分は、選手に対する採点を、

指揮官の要求したタスク(ピッチ内に限らない)を、全力で遂行しようと努めているか
状況の許す範囲で、最大限のモチベーションを持って、日々の仕事に臨んでいるか

という、このふたつの観点から行っている。
その点で言えば、今季の川崎の選手たちは不幸だった。明らかに身の丈に合わない、自分たちの特性に合致していないフットボールを遂行することを求められ、困惑し、疲弊した一年間と言えるからだ。
少なくとも前者の要求に関し、これ以上多くを求めるのは酷だろう。過剰な期待は選手を押し潰すだけである。その意味では、選手たちにとってこの一年は、
もっとできるはずだ
の限度を超した要求を、再三に渡って繰り返されたが故の停滞だったと位置付けることができる。


とは言え、当然彼らにも問題はある。

特にいただけないのは、停滞時に、大きな反発を見せられなかったこと
そして、純粋な意味で洗練された競争を繰り広げることはできていない、ということだ。

確かに、指揮官の采配やフロントの迷走に、おおいに足を引っ張られた部分はあった。心身のコンディション、特にモチベーションの維持と充足という点では、大きな負荷を課せられていたと言えるだろう。
他方、そうした悲惨な状況下であっても、どんな状況においても奮起できるかどうかが、ただの一流と超一流とを分ける、ひとつの重要なファクターとなる――これもまた、フットボールの真実である。

その意味で川崎の選手たちは、現状、一流であっても、やはり超一流にはなりきれない者が多いと評価せざるを得ない。

Jリーガー、それも一部のクラブでピッチに立つことは、一流のフットボーラーにしか許されない特権だ。
だが超一流は、それ以上の更なる栄誉と評価を得るべく、無限大とも言える闘争本能と、勝利への飽くなき執念を発揮できるものである。

川崎の選手たちの多くに、残念ながらそれはない。少なくとも、特に8月の連敗中のプレーからは、そうした強大な勝者のメンタリティーを感じ取ることはできなかった。
どうしても我が子かわいさでひいき目が入ってしまう、自分のような川崎サポーターですらそう感じるのだから、他クラブのサポーターから見れば、もはや嘲笑を通り越して、憐れみの対象にすらなっていたことだろう。まったくもって忸怩たるものがある。


併せて言えることだが、現在のチームでは、本当の意味での競争が行われているとは言い難い。

例えば、小宮山の負傷を受け、田中雄大が先発出場を重ねていた時期のことである。



同選手のことは、加入当時から注目していた。今季は特に多くの選手が加入してきたが、麻生グラウンドでの練習を見学した際、彼のプレースキックの切れ味と、ミニゲーム中で見せる大島のハードワークには、一目で心を奪われたものである。
尤も、ことサイドバックとして考えた場合、ポジショニングと1vs1の守備力に難があることは明らかで、チーム内の紅白戦中にも、何度サイドをえぐられていたかわからない。夏場けが人が相次ぎ、深刻な人員不足でチームが苦しんでいた時期でも、

あの守備力では、相馬が起用を躊躇うのも頷ける……せめてもう少し守備力が改善してくれれば

と、ため息を吐いたものだった。
他方、麻生グラウンドの練習において、彼が毎日のように、最後まで居残って地道な研鑽を続けている姿を、じっと見守っていると、

どこかでチャンスを与えてやってはくれないか

と、少なからず期待をかけていたことも確かである。
少なくとも今年、自分が練習を見学した回数は土日を含めて20回ばかりになるが、
彼は例外なく、最後の最後まで練習に打ち込んでいた。

内容はプレースキックの確認であったり、ロングレンジのパス交換であったりと様々だったが……
その飽くなき上達への欲求が、いずれ実を結ぶ日が来てほしい。
そう祈らずにはいられない、懸命さが田中にはあったのだ。

後編へつづく

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【2011/12/10 23:07】 | 川崎フロンターレなこと
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