インテルやカルチョに関する話題多め
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まずは、前回のおさらいです。

第2回では、各チームにはそれぞれ異なる守備のルール、基準点があり、
それは攻撃のルール、基準点、システムと密接に関係している・・・という話をしました。

前回説明したとおり、守備の方法は大きく(本当に大雑把な大別ですが)分けて、

・自陣に守備網を展開し、人を敷き詰め、スペースを消去してボールを奪い取るやり方

・最終ラインを高い位置に設定し、前線から激しくプレッシングをかけて、奪取したボールをすばやく攻撃に結び付けるやり方

・両方の戦術を場面場面で併用するやり方

の3つが挙げられるわけですが・・・
これをさらに細分化すると、バリエーションは無限大。

戦術が多様化した現代フットボールにおいて、厳密に三者のうちの「これ!」と定義づけられるチームは、年々減少傾向にあります。

こうした現状はまさに、現在進行形でフットボールが進化し、複雑化していることの表れのように感じられてなりません。


加えて、前回も少し触れましたが、守備の戦術は攻撃の戦術、システムと密接なかかわりを持っています。

言うまでもなく、フットボール(に限りませんが)は得点をあげなければ、勝利することが叶わないスポーツです。

世界の名だたる強豪チームでも、下位に甘んじる弱小チームでも、例外なく攻撃の意思は持っている。

まあ中には、本当に成り行き任せで、ただボールを前に蹴りだし、人を前に押し出していたら、運よくゴールが入る時を狙うだけ・・・というチームも存在します。

他方、ほとんどのチーム、特に監督の頭の中には、

「こうした形でボールを手に入れた時(奪った場合)は、こんな形で相手からゴールを奪う」

という、いくつかの攻撃パターン・・・その理想像が描かれているはずです。


もちろん、このすべてがうまくいくわけではない。
選手のスキルであったり、コンディションであったり、相手チームの能力であったり、ピッチコンディションや天候などによって、
様々な影響を受けるフットボールというスポーツにおいては、絶対の計算など成立しないものですので。。。

それでも各チームは、監督は、今日も自らが理想とするフットボールに、少しでもチームの現実を近づけようと努力しています。

高い理想を掲げたはいいが、理想に現実が追いつけず、結果が出ないままに解任されてしまう監督もいます。
現実的な目標を設定したものの、設定ラインを誤ってチームを伸ばしきれなかったり、
選手が高い目標、言い換えれば希望をチームに見いだすことができず、モチベーションを失ってしまうケースもあります。

このように、フットボールとはとかく、難解極まるスポーツなわけですが・・・
そんな中、現実をより理想に近づけるために、チームに安定感をもたらす約束事が存在します。

それが、

守備と攻撃、それぞれの基準点

というわけです。


特に守備の基準点は、これが定められていないと、そもそも集団をチームとして機能させることがまったく叶わなくなる――
という点で、まさに重要極まるもの。

と言うのも、攻撃の場合、その時その時でまったく変わったシステムを採用することがままあります。

その意味では、例えば破壊的な個人技を持つアタッカーを一人か二人有していれば、システムは二の次で彼らの個人能力に依存するだけでも、一定の効果をあげることが可能だからです。

一方で、守備はそうではない。 

状況に応じて変更される場合もなくはないのですが、基本的に普遍性が高く・・・
また攻撃に比べて、各選手の連携性が極めて高いのが特徴です。

『ボールを奪取するプロセス』

は、決して一人ひとりがバラバラに行動して成し得るものではなく、連動した動きが必要不可欠となる。
そうでなければ、せいぜいが相手のミスを誘発するまで耐えて待ち、ゴールキックやスローインを手に入れるぐらいしか、ボール奪回の方法がなくなってしまうからです。


今回はこの、『守備の基準点』という考え方について解説申し上げます。


まず、大前提から言うと・・・

守備とは、ボールを相手に奪われた時点、もしくは相手がボールの保有権を持っている状態からプレイがスタートした時点から始まります。


守備の最終目的は、相手のゴールを防ぎ、ボールを奪い返して、自らのものとすること。


ここでの基準点とは、この

『相手からボールを奪回するためのプロセス、
あるいは相手にゴールを決めさせないためのプロセス。

その両者のスタートライン』


であると、今回は定義付けさせていただきます。


長くなりすぎてしまったので、一旦区切って次へ~

続くよ!→ その(4)へ

【2010/10/12 22:47】 | タクティカル
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