インテルやカルチョに関する話題多め
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まずは速報から。
CLの1次リーグですが、前半戦3試合目。ホームにトットナム・ホットスパーズを迎えての、注目の一戦の結果が出ました。

インテル・ミラノ 4-3 トットナム・ホットスパーズ

・・・うん。歓喜と猛省とが入り交じった、なんともインテルらしい試合内容だったようですね(苦笑)

カピタンのゴールをはじめ、幸せ過ぎて生きているのが辛い前半。
まさかのベイルのハットトリック、しかもうち2本はロスタイムの追撃弾という、阿鼻叫喚・恐怖の地獄絵図を見せられた後半。

まさにインテル。これだからドMには応援が止められない(違)


マッチレポートその他は、直接観戦した皆さんに丸投げしつつ・・・

この試合でもやっぱり出番がなかった、インテルの抱える爆弾について自分は今日も筆を取ります。

ムンタリにとって最適の環境、一番よいポジションを考える

前回までは、現在ムンタリを取り巻く状況について、あれやれこれやと解説してきました。

ここでもう一度、彼の特性についておさらいしておきましょう。


①難解なタスクを要求すべきではない

②運動量ないし体力を、最大限に発揮できるポジションへ

③パスセンスや中距離砲、クロッサーとしての能力を活用せよ

④微妙な判断が要求されるポジション、リスクを背負うタスクは極力負わせない

⑤指揮官との信頼関係が必要不可欠!


と、こういう内訳になっております。

さて・・・
①~⑤の特性を考慮すると、そもそもセリエAという戦場は、ムンタリを十全に機能させることが難しいリーグなのかもしれません。

中小チームに到るまで、高度に戦術化された組織。
まず守備ありきとスペースを徹底して埋める半面、必然的に低下する、一人あたりに求められる運動量。

これだけでもいい加減、ムンタリの特性を考えると不向きなのに・・・加えて、インテルのようなビッグクラブでは、
複数のタスクを、状況に応じて的確に取捨選択していく戦術的インテリジェンス、それに伴うインテンシティの高さも求められることになるのです。

これらの条件を、総合して考えていくと・・・

厳しい見解になってしまいますが、カルチョという土壌は、彼の最大の武器――
強靭なフィジカル能力や、無尽蔵のスタミナを生かせるようなリーグではない気がするのです。


翻って、他のリーグではどうでしょうか?


例えばプレミアリーグなどは、彼の特性を最も活かせるリーグの一つかもしれません。

下位グループに属する中小チームであっても、基本スタンスとして
『自分たちのサッカーをする』
メンタルが根付いており、
その結果多くの試合は、スペースが大きく開いたオープンスタンスでの攻防になる。

このリーグ特性は、強力なスタミナとフィジカルを誇るムンタリにとって、その武器を最大限に駆使することができるものです。

彼以上のフィジカル能力――この場合は走力、スタミナ、ボディコンタクトの強さを指す――を持つ選手は、世界中を探し回ってみても、そう何人もいるものではありません。

身贔屓なのではなく、『フィジカル重視』の攻防になれば、ムンタリはトップレベルか、または準ワールドクラスに属する、強力なタレントの一人であると確信しています。

ここまでの話の流れから、ピンと来られた方もいらっしゃるかもしれませんが・・・
ムンタリの去就・移籍の噂が、これでもかというほどプレミア方面に偏るのは、これがその最たる原因のひとつでしょう。

移籍の噂が持ち上がる筆頭は、今夏に何度も噂にあがったトットナム・ホットスパーズ。
あまりにもタイムリーなことに、たった今さっきまで試合をしていた相手です(苦笑)

ここには、前回も少し触れた通り・・・そう。
ムンタリの恩師、ハリー・レドナップがいます。

話が持ち上がる以上は、相応の理由、それもいくつもの要因が重なり合った結果というわけです。

現実的に考えれば、今のスパーズの陣容を見る限り、移籍後即スタメンという起用はないと思いますが・・・

少なくとも、プレーする喜びを多く感じられるのは、カルチョよりもプレミアである可能性が高いことは事実でしょう。
レドナップという、自分をよく知り、信頼してくれる監督がいるのであれば尚更というわけです。


こうした理由から、彼の特性を考慮し、カンピオナートの特性を考慮していくと、
今の状態のままのムンタリが、インテルに、カルチョに留まることは、なかなかに厳しい道であることは確かなわけですが・・・


・・・それでも。

それでもインテリスタとして、またムンタリスタとしては、
本音を言えば、やはり彼にはインテルに残って欲しい。

貴重な、貴重なスターです。癒し系です(笑)


理屈だけで考えれば、彼にとっての幸せは、多分プレミアに戻ることなんじゃないかな~・・・ということは、自分でも理解はできているんですよ。
ただし、感情はまた別のものということです(笑)

もちろん、ムンタリ本人の気持ちがプレミアに向いてしまい、移籍志望を公言するような展開になってしまえば(現状、その可能性はそれなりに高い!)、それ以上の引き留めをする気はありません。

ですが、カルチョでこのまま、最後まで適応しきれなかった選手として終わって欲しくないという思いが強いことも、また事実なのです。


さて・・・
ここまでざっと、ムンタリという選手の特性や、彼を取り巻く状況について考えてきました。

中でも優先度の高い問題については、個別にいくつかの解決策を提示してきましたが、
まとめとして、具体的に彼をどういう形で起用し、インテルの一部として活用すべきなのか?

総合・複合的に事態を考慮した結論として、自分は以下のような起用法を提言してみます。


なお、今回はいつもにも増して、筆者の独断と偏見による、穿った選手考察の色が強い内容になっております。

素人考えは読むのも嫌な方、そもそもムンタリとかイラネという方は、ここでお引き取り願った方がいいかもしれません。
その点、あらかじめご了承願います。


(1)運動量とクロスの精度を活かした、左のウィング

彼には、いわゆる一般的なウインガーのような、独力で突破を仕掛けられる力はありません。
ですが、抜群の運動量と、精度の高いキックという武器がある。

そこで、優れたラン・ウィズ・ザ・ボールのスキルを持つカピタン(ハビエル・サネッティ)やサイドバックの力を借り、コンビネーションを熟成させれば、その特性が機能するのではないかと考えました。

中盤のタッチライン際での起用です。


ただし・・・この起用法には、いくつもの問題点があります。

まず注意すべき点として、セリエAというリーグの性質上、相手の守備ブロックが形成される前にアクションを起こす必要性が挙げられます。

相手がシステムを構築する前、守備網の穴を突かなければ、いかに優れたターゲットマン、点取り屋を有していても、そう簡単には得点できないという、難解な条件が存在するわけです。
単独での突破能力がない(まったくなくはないのですが、高度に守備戦術の発達したカルチョでは、彼程度のドリブルでは1vs1では太刀打ちができません)ムンタリが、いかにしてこの難題を克服すればよいのか。

なんとも、疑問が尽きません。


次に頭が痛いのが、現在のインテルには、高さに優れたターゲットマンが存在しないこと。
ミリートもエトーも、高さで違いを作り出せるタイプではありません。

ルシオやサムエル、マテラッツィら、CB勢の打点の高さは強烈ですが、彼らは如何せんDF。
そうそう攻撃に参加するようなリスクは犯せないでしょう。
この形でムンタリを十分に活用するためには、今冬のメルカートで高さに優れたFWを一人、バックアッパーでも構わないので獲得する必要が出てくるわけでして・・・緊縮財政路線のインテルに、それだけの余裕があるとは思えません。


加えて、それ以上に致命的な問題があります。

現在のインテルのような4-2-3-1、及び4-3-3の布陣では、この起用法にはメリットがほとんど見つけられない、という点です。


これはあくまで自分の考え、極めて穿った解釈になるのですが・・・
現代フットボールにおけるウイングには、大きく2種類のタスクが存在します。

言ってみれば、縦方向からタッチライン際に向けて進行、中にボールを折り返す役割を負う場合と、

縦方向から内々へ切れ込むように侵入し、自らシュートを放ったり、中にいる味方とのコンビネーションで守備網を崩そうとする場合です。


ここで少し、両者のプレー目的と、その性質について触れておきます。

まずは後者から。
これはリオネル・メッシのように、利き足(メッシの場合は左)と逆のサイドに配置され、中に切れこんでフィニッシュ・プレーに関与することが、最終的な目的となります。

もちろん、外へ開いてクロスボールを供給することもあるのですが・・・
その場合は、もう片方のサイドにいる3トップの一角がペナルティエリア内に侵入しておくことと、中盤の選手がオフザボールで駆け上がり、中央の人口密度を高めなければ、効率よくゴールを奪うことが難しいことの、2点が戦術上のポイントとなります。


翻って前者は、いわゆる典型的な、古き良きウイングのイメージです。

最終到着地点(プレー)の最たる例は、ペナルティエリア内(もしくは付近)にいる味方に、ほぼピッチの真横からパスを供給することにあります。

縦方向や斜め方向で入り込んでくるクロスボールに比べ、真横から入ってくるボールは、何かと守りにくいもの。
ゴールを背にした体勢であれば、後ろに構えた状態から前にポジショニングを移すだけでボールを跳ね返すことができますが、
横方向から入り込んでくるボールの場合、前後左右にポジショニングを流動的に移さなければ対応できない局面が増えるからです。


ムンタリは、高品質のクロスを左方向からあげられるという、希少価値な武器を持っています。
現実に、回数は決して多くはありませんでしたが・・・インテルに来てから彼が供給したクロスボールを見ていくと、
高い確率で効果的なポイントに投下され、意外なほどチャンスを作り出していることに気がつくはずです。


ファウルの多さや、積極的なオフザボールの動き出しの少なさから、攻撃に関する動きには過小評価を受けているムンタリだが・・・その攻撃性は意外にも高い。運動量という武器を生かすためにも、もっとダイナミズムに富んだタスクを要求するべきと考える

このシステムを最大限に機能させるためには、クロスボールが放り込まれた時点で、いかにペナルティエリア内に多くの味方を送り込めるか・・・という点に集約されます。

その点で現在のインテルは、4-2-3-1にしろ、4-3-3にしろ、4-2-1-3にしても、
通常、中央の人口密度が低いという弱点を抱えている。

守備のリスク軽減を目的としているためか、そもそも選手にその適正が足りないのか・・・
モウリーニョが就任当時から、熱心に取り組んでいた4-3-3での戦いを最終的に諦めざるを得なかったのも、この

「オフザボールでの動き出し、積極的な攻撃参加」

を、マンシーニやクァレスマだけでなく、カピタンやクチュ、デキ(やムンタリ!)も十分に果たせなかったのが原因のひとつですから。。。


結論です。

2年前のように、イブラヒモビッチ、アドリアーノ、クルス、クレスポ・・・
でかくて強いFWをズラリと揃えていた時であればともかく、今のチーム陣容では、ムンタリを無理にサイドに配置しようとすれば、チームバランスを失ってしまう可能性が高い。

・・・って、全然有効活用法を考えられてねーじゃん!OTZ

なんと言うか、"オプションにはなっても、これを常態化するのは難しい"という、典型的な布陣になってしまいました

なかなかうまくはいかないもんですね・・・
ただ、クロッサーとしての能力の高さを活用するという、アイデア自体は決して捨てたものではないと思っています。

次回以降も、今回の反省を含めて、ムンタリの新たな可能性を模索していきたいところです。


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【2010/10/21 06:43】 | ムンタリ神
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No title
Birkin
ムンタリさん、出場時間ゼロですか....


ムンタリさんは運動量、フィジカルがあり、クロスやパスの精度もなかなかいいですし、やっぱりウィングを試してほしいです!なんらかの違いが生まれそうですし。

でも良くも悪くも魅力の一つでもあるのですが、雑なのはちょっと...



書いてあるとおり、いまのインテルのFWに高さが不足しているのもありますね。
ちょっとまえならば、イブラやクレスポ等のでかめの選手がいましたけど...
アドリアーノもいましたね。バロテッリも190ありますね。

メッシの獲得も噂されてますが、高さがある選手を獲得すれば万事解決じゃないですか!ムンタリさんのクロスもいかされるし、高さがあると攻撃も変わってくると思いますから...

Re: No title
白面
>Birkinさん

ウィングとして起用されるムンタリは、自分としてもやっぱり見てみたいんですよね。

ただしその場合、いくつか戦術的に修正点を加えないといけないということもまた、今回気がついたこと・・・
そんな内容になりました。

一番いいのはおっしゃられている通り、まず上背が高く、空中戦に強いCFを獲得しての戦術変更か・・・
もしくは、ドラスティックな4-4-2の実施と思います。

マンUのパク・チソンなんかその典型ですが、突破力は並でも、とにかく運動量を駆使して前後左右に暴れまわる・・・
そんな形で躍動する、ムンタリはやはり一度見てみたい!w

せめて一人、CFタイプででかくて強い選手がいれば、もう少し現実味を増してくるオプションかもしれない、と思うのですが。。。


なんかもう、最近うちのメインテーマがムンタリ神になりかけている気がします(苦笑)

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No title
ムンタリさん、出場時間ゼロですか....


ムンタリさんは運動量、フィジカルがあり、クロスやパスの精度もなかなかいいですし、やっぱりウィングを試してほしいです!なんらかの違いが生まれそうですし。

でも良くも悪くも魅力の一つでもあるのですが、雑なのはちょっと...



書いてあるとおり、いまのインテルのFWに高さが不足しているのもありますね。
ちょっとまえならば、イブラやクレスポ等のでかめの選手がいましたけど...
アドリアーノもいましたね。バロテッリも190ありますね。

メッシの獲得も噂されてますが、高さがある選手を獲得すれば万事解決じゃないですか!ムンタリさんのクロスもいかされるし、高さがあると攻撃も変わってくると思いますから...
2010/10/22(Fri) 18:04 | URL  | Birkin #-[ 編集]
Re: No title
>Birkinさん

ウィングとして起用されるムンタリは、自分としてもやっぱり見てみたいんですよね。

ただしその場合、いくつか戦術的に修正点を加えないといけないということもまた、今回気がついたこと・・・
そんな内容になりました。

一番いいのはおっしゃられている通り、まず上背が高く、空中戦に強いCFを獲得しての戦術変更か・・・
もしくは、ドラスティックな4-4-2の実施と思います。

マンUのパク・チソンなんかその典型ですが、突破力は並でも、とにかく運動量を駆使して前後左右に暴れまわる・・・
そんな形で躍動する、ムンタリはやはり一度見てみたい!w

せめて一人、CFタイプででかくて強い選手がいれば、もう少し現実味を増してくるオプションかもしれない、と思うのですが。。。


なんかもう、最近うちのメインテーマがムンタリ神になりかけている気がします(苦笑)
2010/10/22(Fri) 23:49 | URL  | 白面 #x7j9YsWM[ 編集]
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