インテルやカルチョに関する話題多め
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○「Guardi la realtà nella faccia !! 」


・・・・・・


なんだこれは。



これがELグループリーグ 第三節・全結果を見、自分が感じた率直な感想です。

しばらく、ディスプレイの前で茫然と立ち尽くしていました。
頭がぶわんぶわんと回転する感覚と、次いで湧きあがってくる猛烈な感情の嵐。

怒りと悔恨と、強烈な反発。

今日一日、表面上はなんとか営業スマイルで通していたものの、一人でいる間は・・・
多分、相当顔が強張っていたと思います(苦笑)


国際舞台における、カルチョの位置づけとはどういうものか。

これが本日のテーマです。

※本日のテーマは、当サイトの通常運営から比べ、極めて感情的な内容になっております。
あらかじめご了承ください。

ちなみに冒頭の一文は、イタリア語で「現実を直視しろ!!」です。


●CLとELにおける温度差

これまで当サイトでは、様々な形でカルチョの特徴――マインドやメカニズムなど――について解説してきました。

今回は特に、国際舞台におけるカルチョの振る舞い・姿勢について考察しようと思ったわけですが、
しかしまあ、よくもまあこうも最悪のタイミングで・・・

・・・否。
最高のタイミングで、最悪の結果が出てくれたものです。怒りを通り越して心底呆れ果て、今また一周して怒りに戻ってきたような、そんな状態でこのコラムをしたためております

考察に当たっては、まずは近年のCL、ELにおける、カルチョの戦いぶりから見ていくことにしましょう。

・「CL編」

CLに関しては、2006年を境に、くっきりと明暗が別れる形になりました。

理由は言わずもがな、といったところでしょうか・・・?

世界を震撼させた「カルチョポリ(カルチョーポリ)」、大規模八百長疑惑の問題発覚によって、
ユヴェントスがセリエBへ降格、ミランが勝ち点減されるなどし、カンピオナートのブランド性が著しく低下。

結果、国内外でイタリアフットボールの人気低下という現象が起き・・・
良質な選手たちは次々と海外へ出、また海外から獲得しようとした選手たちにも、「イタリアはお断りします」と、カルチョは敬遠されるようになってしまいます。

結果、国際的な競争力が低下してしまうであろうことは、誰の目にも明らかでした。

これだけ厳しい状況にあって、2006-2007のミラン、2009-2010にインテルがCLを制したというのは、むしろ大健闘もいいところ、といった感があります。


ただし・・・出場チーム全てがよい結果を残せているのかというと、これはそうではありません。

特に2006-2007シーズンから、3年連続でベスト4に3チームを残すという離れ業をやってのけたプレミアとの差は、今なお縮まるどころか、ますます広がっているように思えてなりません。

精神的な側面、戦う気力は十分にあっても、フットボールの性質そのもので、カルチョはプレミアの後塵を拝していること。

これは誰の目から見ても、動かし難い現実と言えるでしょう。


・「EL編」

それでもCLでは、選手個々の能力やフットボールの質では劣るものの、少なくとも全力で戦おうとする意欲だけは垣間見えました。


・・・ですが。
ELでのイタリア勢の戦いぶりを見ていくと、その成績は燦々たるものなことがわかります。

――この10年。

ELの前身、UEFAカップにおいても、イタリア勢でこの大会を制したチームは0です。
それどころか、ただの一度も決勝戦を戦えていない、という状態にあります。

当然、優勝した回数は0。

0です。

それどころか、ここ5年でベスト4まで駒を進めたチームは、わずかに2007-2008大会時のフィオレンティーナの1度のみ(準決勝でPK戦の末、レンジャーズ(スコットランド)に敗退)。

たった1度だけですよ・・・?

曲がりなりにも、W杯などで欧州で最多の優勝回数を誇り、
CLでも栄華を欲しいままにしてきたイタリアがです。


・・・この惨状は、決して力及ばず敗れた、という意味ではありません。
むしろ、それよりも遥かに悪質なものと、自分は確信しています。

原因は、何よりもまず・・・イタリア人の、フットボールに対する最も悪しき慣習にある気がしてならないのです。

※露骨なEL軽視の姿勢

CLを勝てないのが、純粋にカルチョが他リーグの進化速度について行けず、実力差が広がっている結果だとすれば。

ELで結果を残せていないのは、最初からELというコンペティションに、情熱を持って臨もうとしないチームが少なくないから。

様々な思考・調査・考察を経て・・・自分が最終的にたどり着いたのは、悲しいかな、こうした結論でした。
カンピオナートでひとつでも順位を上げるためには、所詮ELの結果など二の次・・・そんな風に考えるチームが、カルチョには決して少なくないからです。

中には、主力選手を疲労させまいと、あからさまにメンバーを落とし、涼しい顔をして早期敗退してくるチームすらある始末。
それも予選リーグじゃない、決勝トーナメントでですよ・・・?

なんとも情けなく、悲しい限りですが・・・
これはここ数年、イタリアフットボール界で日常的に繰り返されてきた、なんとも悪しき慣例です。


・・・前述したように、CLでは決して手を抜くような真似をしないことから考えるに、
別段、国際舞台にモチベーションを抱けない、という訳ではないのでしょう。

むしろCLに関しては、全体を通して見れば劣勢ではあるものの、

“なんとか勝利の糸口を、どうにか敗退の回避を”

という、少なくとも情熱に関しては、疑いようなくどのチームも高いレベルで持ちあわせていたように思えるからです。

つまり、結論から言ってしまえば。

「ELなんて大会に何の価値がある?

そんなコンペティションで消耗してしまうぐらいなら、さっさと見切りをつけて4位以内に入り、

来季のCL出場権を得る方が遥かに重要だ」


と・・・カルチョの各チームは、言葉に出さずとも態度・試合で見せてきたパフォーマンスで、
雄弁にこう語っているわけですね。









ふざけるな。



省みろ。

そんなザマだから、カルチョは衰退したんだろうが!!




・・・自分は、なんだかんだ言って、イタリアフットボールが好きです。

娯楽性に欠けることも、年々スターが減少していることも承知で、派手さもダイナミズムも大きくプレミアやリーガに劣ることを承知で、

それでもやっぱり、カルチョが一番好きなんですよ。


ですが、それとこれとは話が別。
否、むしろ好きだからこそ、どうしても納得がいきません。

いい加減目を覚ませと言いたいです。

自分たちは優れている、まだまだ世界の頂点にいる・・・
そんな幻想・夢想に浸って現実を直視しない限り、このままならイタリアは衰退の一途を辿るばかり。


何故、自分たちが国際舞台で勝てなくなっていることを、真摯に受け止めようとしないのか?

何故、プレミアがここ数年、CLでこれだけの好成績を収められるようになっているのか?

何故、大会を、相手をリスペクトする精神を欠き、自らの力のなさを省みずに傲慢な態度で事に当たるのか?


自分たちの敗北からも、勝者たちの成功からも、内向的にも外交的にも、まったく謙虚に学ぼうとしないから・・・
そんなザマだから、こんな体たらくを晒す羽目になっているんじゃないんですか!?


――国内のライバルチームが負けては喜び、ともすれば差別的なナショナリズムに傾倒して、魅力的なタレントを失っていく。
そんなことだから、ナショナルチームでもクラブチームでも、国際舞台での躍進が著しいドイツにぐんぐん迫られ、

とうとう追い抜かされる日がやってきたんですよ!!


※UEFAランキング:ヨーロッパのサッカーにおいて、UEFAが主催する大会の組み合わせに使用されるランキング。近年のイタリアの凋落とドイツの躍進によって、早ければ2013-2014年シーズンから、イタリアは欧州CLの出場チーム枠を4→3チームに削減される状況にある

このままいけば、とうとうあんたらの大好きなCLの出場枠が削減されるんです。

でもそれは、他ならない自分たちの責任・・・
協会のせいであり、各クラブのせいであり、私たちファンのせいでもある。

それだけに、
「どうしてこうなる前になんとかできなかった?しようとしなかった?」
そう考えると、懴悔の念に苛まれてやまないのです。


どいつもこいつも・・・自分たちが最高だと、誤った過信を育てて胡座をかき、

他のチームやUEFAランキングなんて知ったこっちゃね、と自分たちのことだけしか考えなくて、

極めて利己的で矮小な精神でもって、落としてはいけない試合の数々を落としまくった・・・


その結果がこれなんですよ・・・!?



・・・この3日間。

インテルは辛勝ながらなんとか勝利を収めたとは言え、後半10人の相手に3点を奪われて冷や汗をかき、その他のチームはCL、EL併せて実に2分け4敗。

難所中の難所、サンティアゴ・ベルナベゥに乗り込んだミランはともかく、その他のチームの戦いぶりときたら・・・
他のどんなニュースよりも、自分にとってはネガティブ・サプライズでした


インテルを含むカルチョの全てのチームに、おおいに奮起を期待します。


フィジカルやインテンシティ、個々のタレントの力では劣ってはいても、

カルチョにはカルチョにしかない、自分たちの武器があるはずです。

それを最大限に活用しつつ、足りない部分を補っていくための謙虚な努力をしてくれるような、
そんな姿勢を見せてくれれば・・・

例え結果が伴わなくても、自分は全力を持って応援しますよ。支えますよ!

内輪揉めの足引っ張りばかりを一生懸命やってる暇があるなら、
もっとその時間を、強くなる努力をするために使いましょうよ・・・!


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【2010/10/22 23:36】 | カルチョなこと
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なんかこう・・・もやもやしたもの
黒猫
初コメントです。

なんとなく判ってたけど、はっきり言葉にするにはもやもやしてて出来なかった事が、一気にすっきりしました。ありがとうございます。

私がブンデスを見出したのが長谷部さんの移籍からなんですが、その時に、個人的にはセリエより面白いなあと思ってしまいました。
セリエを見る時間はブンデスを見る時間に移行し、そしてそのまま遠のいてしまってます。プレミアやリーガは変わってないのに。

ドイツの躍進、より、セリエの衰退
それが本当に大きすぎて悲しいです。

極東のミーハーである私の意見なんて小さな埃程度でしょうが、せめて前向きなサッカーを見せて欲しいな。と思います。

Re: 黒猫さん
白面
コメ&ご訪問、どうもありがとうございます。
昨晩の記事は、感情の迸るままに書き殴ったような内容だったので・・・そう言っていただけると、本当に恐縮です;;

正直に言ってしまうと、自分もインテルと他一部のチーム以外の試合は、まったく見る気が起きません(苦笑)
プレミアとリーガは相変わらずだし、ブンデスはどんどん面白く、進化していってますものね。

イタリアも、以前は中小チームの中にも、ポツポツと個性的なスタイルを見せてくれる所があったのですが・・・
戦術と新機軸のデパートだったのも今は昔。
最近は新しいメソッドも、アイデアも提示できていないのが現実と思います。

なので、自分はUEFAランク4位転落は、逆にいいきっかけになるんじゃないかと感じていたりします。
本来、お気楽が性分なもので≧(´▽`)≦

遠く離れた極東の、我々ですら感じることなのですから、逆に信ぴょう性が増す・・・とも言えます(笑)

カルチョの奮起と巻き返しに期待しましょう!!

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この記事へのコメント
なんかこう・・・もやもやしたもの
初コメントです。

なんとなく判ってたけど、はっきり言葉にするにはもやもやしてて出来なかった事が、一気にすっきりしました。ありがとうございます。

私がブンデスを見出したのが長谷部さんの移籍からなんですが、その時に、個人的にはセリエより面白いなあと思ってしまいました。
セリエを見る時間はブンデスを見る時間に移行し、そしてそのまま遠のいてしまってます。プレミアやリーガは変わってないのに。

ドイツの躍進、より、セリエの衰退
それが本当に大きすぎて悲しいです。

極東のミーハーである私の意見なんて小さな埃程度でしょうが、せめて前向きなサッカーを見せて欲しいな。と思います。
2010/10/23(Sat) 13:58 | URL  | 黒猫 #-[ 編集]
Re: 黒猫さん
コメ&ご訪問、どうもありがとうございます。
昨晩の記事は、感情の迸るままに書き殴ったような内容だったので・・・そう言っていただけると、本当に恐縮です;;

正直に言ってしまうと、自分もインテルと他一部のチーム以外の試合は、まったく見る気が起きません(苦笑)
プレミアとリーガは相変わらずだし、ブンデスはどんどん面白く、進化していってますものね。

イタリアも、以前は中小チームの中にも、ポツポツと個性的なスタイルを見せてくれる所があったのですが・・・
戦術と新機軸のデパートだったのも今は昔。
最近は新しいメソッドも、アイデアも提示できていないのが現実と思います。

なので、自分はUEFAランク4位転落は、逆にいいきっかけになるんじゃないかと感じていたりします。
本来、お気楽が性分なもので≧(´▽`)≦

遠く離れた極東の、我々ですら感じることなのですから、逆に信ぴょう性が増す・・・とも言えます(笑)

カルチョの奮起と巻き返しに期待しましょう!!
2010/10/23(Sat) 18:29 | URL  | 白面 #x7j9YsWM[ 編集]
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