インテルやカルチョに関する話題多め
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●スペインよりタイムリーな知らせ

昨日の今日で、なんだかタイミングが合いすぎて気味が悪いのですが・・・

南アフリカW杯の活躍で、それまでの不当な評価を一変。
一躍超ワールドクラスとして認知されるようになった、スペイン代表アンドレス・イニエスタが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビュー内でこんな言葉を残しています。

イニエスタ、イタリアサッカーに苦言


インタビューの内容からは、嘲りも皮肉も一切感じられない。彼が疑問を抱くのも尤もだが、カルチョから優良な若手が出てこないという現象・・・これには、具体的な理由があるのだ。


・・・うん。
その気持ち、よくわかります。

カルチョに慣れ親しんでいる自分の目から見ても、イタリアが若手選手にとって、お世辞にも恵まれた環境でないことは一目瞭然。
しかも、イニエスタのような選手の目から見たともなれば・・・という意味でです。


・・・う~ん。

本当は今日は、もうちょっと明るい話題を取り上げていきたいな~と思っていたのですが(笑)

これもちょうどいい機会ということで、割りきっていくことにしましょう。
少なくとも、昨日ほどネガティブな感情で埋め尽くされてる感じはしませんし!w


本日のお題はカルチョの特徴のひとつ、若手軽視とベテラン偏重についてです。

○熟年志向なお国柄

今日は軽めの内容にする予定なので、いつもよりサクサクと語ってしまいましょう。

まず結論から言って。

イタリア人は、基本的に年増好きです。

これは何も、どこか特定のものに限ったことではありません。

フットボーラーをはじめとするスポーツ選手や、それこそ政治家に到るまで、平均年齢が高くなる傾向ははっきりと数字に表れています。

もちろん、異性の好みもある程度歳を重ねている者が好まれる。
交際相手はともかく、タレントなどに関しては、確実に10代の若者より30~40代のベテランが人気を集めているのです。
(ちなみに、日本は典型的な若者スキーなお国柄。特に女性タレントの人気が出るフォーマットなどは、対照的と言えるでしょう)


そして、ことフットボールに関しては・・・
ベテランの経験は過大評価され、逆に若手の可能性は過小評価される傾向にあります。

ユヴェントスは今でもデルピエロがFWの一番手であり、ローマではトッティが絶対者として君臨。
ミランの平均年齢の高さはメガクラブ屈指で、インテルの主力は20代後半~30代前半の中堅どころが中心・・・

と、各ビッククラブの現状が、まさに多くを物語っているように思えます。

期待の若手と言われるような選手が、結局伸び悩んで潰れていってしまうケースが、この国では後を絶ちませんが、
これはイタリアという国が、若いうちから将来有望なモンスタープレイヤーに、経験の場を充分に提供できていないこと。

特に、欧州CLやユーロ、W杯といった大舞台での経験を積ませられず、正しい成長を促せていないという現実があるのです。

ジョビンコやサントンのように、一時的に存在感を示して注目を集めても、
その後本人の負傷やスランプ、またはベテランの復帰などでベンチに追いやられるケースは数知れず。

「総合的に同じぐらいのレベルにあるなら、迷わず若手を使うべき」

という、他の国では極めて一般的な考え方・不文律も、この国では一切通用しません。

むしろ同じぐらいの力であれば、最後にものを言うのは経験である・・・
それがリーガ・カルチョにおける、一般的な考え方なのです。

※イニエスタの見ている世界とのギャップ

翻って、イニエスタが所属しているバルセロナは、
世界でも有数、否――おそらく最も優秀なカンテラーノ(クラブ育成の若手選手)を抱えるクラブ。

彼は若手の持つ無限の可能性と、それがチームに与えるポジティブな影響、
若手を育成することの重要性を、DNAレベルから植え付けられてきた選手の一人です。

そんなイニエスタから見れば、カルチョが若手の可能性に蓋をし、その有用性をまったく生かそうとしないのは、
ネガティブな感情を抱く以前に、そもそもまったく理解の範疇外にあるような事態なはずです。

例えばペドロ・ロドリゲスやボージャン・クルキッチ、それこそ数年前のリオネル・メッシも、そうした無限の可能性を持つ若手選手の一人でした。

彼らの台頭なくして、バルセロナは今の地位を築けなかった。
そのことを身を持って知るイニエスタだけに、彼の目にはイタリアの振る舞いがより一層、不可解極まりないものに映っているのでしょう。


昨シーズン、バルセロナであのティティ・アンリをベンチに追いやり、挙句スペイン代表として南アフリカに渡るほどのブレイクを遂げたペドロ。写真右のボージャンも含め、バルサのカンテラからは驚くほど優良な人材が世に出てくる。


他のテーマでもそうですが・・・特にこの若手の育成というテーマに関しては、それこそ語りだすときりがありません。

例えば、バルセロナの育成手腕は確かに優れていることは認めますが、それはバルサでこそ、スペインでこそ機能するもの。
イタリアで同じようなことをしても、とても成功を得られるとは思えません。


他方、ここまで若手育成というテーマに真剣に向き合わず、

「なあに・・・本当にすごい選手ってのは、放っておいても勝手に頭角を表してくるもんさ!」

と胡座をかき、ライバル国たちにしっかり差をつけられてしまったことは、イタリアの厳然たる事実。

カルチョは他の国の模倣ではなく、自分たちなりの若手育成・発掘の方法を、これから構築していかなくてはなりません。
流石に南アフリカの結果が堪えたのか、協会もようやく本格的に動き出しつつはあるようですが・・・

それはまた、別の機会にでもお話しできればと思います。


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【2010/10/23 23:59】 | カルチョなこと
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No title
じゅんや
おはようございます。
この問題。。。なんなんでしょうねー
若手が育たない土壌がイタリアにはあるなぁって思うのですが
昔のイタリアも、中堅どころや、下位チームからスーパースターが生まれてたような。
バッジョやゾラのように。。。
有望な若者を確保したい強豪チームの気持ちはわかりますが、使うか使わないか微妙なら、獲得しないようにして欲しいですよね。
うーん そうは言ってもビジネスだから、なかなか難しい問題ですね。

こんにちは♪
きゃぷ10
確かにイタリアの若手選手、
なかなか出てきませんね~

トッティーやデルピエロもいい選手だとは思いますが
そろそろ・・・という感じですね!



>じゅんやさん
白面
こんばんはになっちゃった・・・ごめんなさい;
どうも!コメありがとうございます!

仰る通り、若いうちから選手の青田買いを警戒、もしくはそれを決行するチームが増えていることは事実です。
でも、その後まずは武者修行させるべく、中小チームにレンタルで出すチームが増えてきています。これは理にかなった方法と思うんですよね。

・・・と、ここまではようのですが。
イタリアの場合、そこから先が他のリーグと違うわけで;;

せっかく他所で結果を出してきた選手を、自分のチームの新陳代謝に使うのではなく、
他所から大物ベテランを獲得するための交渉材料や、資金源にしてしまう。

これはいけません;;
それじゃあ本当のクラブ生え抜きが育ってくれませんし、ティフォージの愛情も育たない。

熟年嗜好は結構なのですが(苦笑)、それも行き過ぎるとフットボール界ではマイナスに作用しますよ・・・というところは、ちょっと各クラブに考えてみて欲しいところです。

>きゃぷ10さん
白面
こんにちは~・・・にはちょっと遅いですがw
コメありがとうございます!

一応、若年層に面白そうな人材はちらほらと見かけるんです。

例えばインテルであれば、言わずと知れたマリオ・バロテッリ(元、ですがw)にダビデ・サントンの二人が、10代のうちからトップチーム入りしましたし、
プリマベーラ(U19)にはロレンツォ・クリセティグという、16歳でU21イタリア代表入りした若手や、マッティア・デストロ(レンタルで現在、ジェノアに出向中)という、FWの有望株もいたりします。

ただ、こういった若手が伸びるためにリスクを払おうとしない、もしくは可能性を過小評価してしまうのがカルチョの性質なんでしょうね~e-330

30代中盤から後半にかけて、運動量が大きく落ち込んできた選手に依存しているというのは、仰る通りどうだろう・・・という気はします。

うちのカピタン(ハビエル・サネテッィ)のような、加齢と共に更に動きがよくなってないか?みたいな特例中の特例は別にしても(苦笑)、
若手をもっと勇気を持って起用できるメンタリティを、カルチョの監督コーチ陣には持って欲しいですね。

でないと、今後若手まで海外に出て行くようになっちゃうと思いますので・・・

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この記事へのコメント
No title
おはようございます。
この問題。。。なんなんでしょうねー
若手が育たない土壌がイタリアにはあるなぁって思うのですが
昔のイタリアも、中堅どころや、下位チームからスーパースターが生まれてたような。
バッジョやゾラのように。。。
有望な若者を確保したい強豪チームの気持ちはわかりますが、使うか使わないか微妙なら、獲得しないようにして欲しいですよね。
うーん そうは言ってもビジネスだから、なかなか難しい問題ですね。
2010/10/24(Sun) 08:45 | URL  | じゅんや #-[ 編集]
こんにちは♪
確かにイタリアの若手選手、
なかなか出てきませんね~

トッティーやデルピエロもいい選手だとは思いますが
そろそろ・・・という感じですね!

2010/10/24(Sun) 13:46 | URL  | きゃぷ10 #-[ 編集]
>じゅんやさん
こんばんはになっちゃった・・・ごめんなさい;
どうも!コメありがとうございます!

仰る通り、若いうちから選手の青田買いを警戒、もしくはそれを決行するチームが増えていることは事実です。
でも、その後まずは武者修行させるべく、中小チームにレンタルで出すチームが増えてきています。これは理にかなった方法と思うんですよね。

・・・と、ここまではようのですが。
イタリアの場合、そこから先が他のリーグと違うわけで;;

せっかく他所で結果を出してきた選手を、自分のチームの新陳代謝に使うのではなく、
他所から大物ベテランを獲得するための交渉材料や、資金源にしてしまう。

これはいけません;;
それじゃあ本当のクラブ生え抜きが育ってくれませんし、ティフォージの愛情も育たない。

熟年嗜好は結構なのですが(苦笑)、それも行き過ぎるとフットボール界ではマイナスに作用しますよ・・・というところは、ちょっと各クラブに考えてみて欲しいところです。
2010/10/24(Sun) 18:29 | URL  | 白面 #x7j9YsWM[ 編集]
>きゃぷ10さん
こんにちは~・・・にはちょっと遅いですがw
コメありがとうございます!

一応、若年層に面白そうな人材はちらほらと見かけるんです。

例えばインテルであれば、言わずと知れたマリオ・バロテッリ(元、ですがw)にダビデ・サントンの二人が、10代のうちからトップチーム入りしましたし、
プリマベーラ(U19)にはロレンツォ・クリセティグという、16歳でU21イタリア代表入りした若手や、マッティア・デストロ(レンタルで現在、ジェノアに出向中)という、FWの有望株もいたりします。

ただ、こういった若手が伸びるためにリスクを払おうとしない、もしくは可能性を過小評価してしまうのがカルチョの性質なんでしょうね~e-330

30代中盤から後半にかけて、運動量が大きく落ち込んできた選手に依存しているというのは、仰る通りどうだろう・・・という気はします。

うちのカピタン(ハビエル・サネテッィ)のような、加齢と共に更に動きがよくなってないか?みたいな特例中の特例は別にしても(苦笑)、
若手をもっと勇気を持って起用できるメンタリティを、カルチョの監督コーチ陣には持って欲しいですね。

でないと、今後若手まで海外に出て行くようになっちゃうと思いますので・・・
2010/10/24(Sun) 18:43 | URL  | 白面 #x7j9YsWM[ 編集]
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