インテルやカルチョに関する話題多め
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先日、今年のバロンドール候補者リストが発表になりました。

自分にとってとても苦しい、一方で予感もしていた、ネガティブ・サプライズと共に。

・・・そうです。

セリエAで得点ランキング2位につけ、CLでも得点王になったインテルのCF、ディエゴ・ミリートが、
候補者リストにすら入れなかったのです。

~候補者内訳~

イケル・カシージャス(スペイン)
カルレス・プジョール(スペイン)
シャビ(スペイン)
シャビ・アロンソ(スペイン)
セスク・ファブレガス(スペイン)
アンドレス・イニエスタ(スペイン)
ダビド・ビジャ(スペイン)

ジュリオ・セーザル(ブラジル)
ダニエウ・アウベス(ブラジル)
マイコン(ブラジル)

フィリップ・ラーム(ドイツ)
トーマス・ミュラー(ドイツ)
メスト・エジル(ドイツ)
ミロスラフ・クローゼ(ドイツ)
バスティアン・シュバインシュタイガー(ドイツ)

アリエン・ロッベン(オランダ)
ヴェスレイ・スナイデル(オランダ)

リオネル・メッシ(アルゼンチン)

クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)

ディディエ・ドログバ(コートジボワール)

サミュエル・エトー(カメルーン)

ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)

アサモア・ジャン(ガーナ)



――何故でしょうね?

他の候補者に比べても、圧倒的な数字と結果を(昨シーズン、ミリートのゴールが決勝点となっている試合がいくつあるか。数えてみれば一目瞭然でしょう)残してきた彼が、何故候補者にすら入れなかったのか。

今回は、この問題について解説します。


○バロンドールの選考基準

結論から言えば、そもそもこのバロンドールという賞。

純粋に実力者をリストアップし、一定の評価基準の元で採点する・・・などといった類のものではありません。


この『黄金の球』は、元々はフランスの『フランス・フットボール』という雑誌が創設した、ヨーロッパの年間最優秀選手に贈られる賞でした。

選考に際し投票権を持つのは、欧州のフットボールジャーナリスト。
受賞対象となっていたのは、長らく欧州出身の選手のみに限られていました。

アフリカや南米出身選手にも贈られるようになったのは、ここ十数年のことです。
それに伴い、欧州以外で働くジャーナリストにも権利が与えられるようになったという経緯があります。


最大の特徴は、この賞の受賞者、
ようは記者による投票で決定する
、ということ。

私たちが普段電車の中などで目にするような、東京スポーツや日刊スポーツ、スポーツ報知などといった各種スポーツ紙の編集者たちが、
そのまま投票していることをイメージしていただけると、最もわかりやすいかと思います。

・・・つまりこれ。
言い方を変えれば、


『記者たちのイメージが最も大きく、よかった選手』


に与えられる賞と定義付けてしまっても、まったく差し支えないものなのです。
過去の受賞者が、歴史がそのことを証明しています。


ロナウド、カカー、メッシ・・・近年の受賞者を取って見ても、彼らは完璧にバロンドールの条件を満たしていた。『この選手を扱えば新聞が売れる、視聴率が取れる』、そういう選手こそがバロンドーラーになれるのだ。

この賞を獲得するために必要なものは単純な実力ではなく、

①インパクト、特に国際舞台での活躍(CL、W杯)

②政治的な事情と過去の実績、運

③肌の色、人種

④華

の4つを併せ持った人物。

繰り返しになりますが、同賞は決して
“実力的に最も優れた選手”
に与えられるような賞ではないのです。

もちろんリストに選ばれるためには、確かな実力も兼ね備えていなければなりませんが・・・
それ以上に、世間の持っているイメージこそが決め手になる。

そういう賞と思っていただいて結構です。


●ミリートに足りなかったもの

では、彼・・・ディエゴ・ミリートには、いったい何が足りなかったのでしょうか?

バロンドールを与えろ、とまでは言いません。
ですが、CL決勝で2得点を挙げ、大会MVP候補にも選ばれていたような男が何故・・・?

・・・先の条件に照らし合わせながら、その理由を考えていきましょう。


①インパクト、特に国際舞台での活躍(CL、W杯)

CLでは、これ以上どうやれというほどの活躍ぶりを見せたミリート。
問題となったのは、やはりW杯南アフリカ大会での出番とパフォーマンスでしょう。

当時アルゼンチン代表監督であったディエゴ・マラドーナは、3トップのCFのファーストチョイスに、ゴンサロ・イグアインを選択しました。

ミリートはあくまで彼の控え、バックアッパーという位置づけで、当然まともな出番はほとんどありません。
交代要員としてもアグエロ、パストーレらに比べ、圧倒的に序列の低い扱いを受けていました。

結果的に、

『W杯ではまったく活躍できなかった選手』

、あるいは

『インテルではレギュラーでも、実際にはゴンサロ・イグアイン(今回リストにすら入っていないような選手)よりも劣る選手』

という、レッテルを貼られてしまっても仕方のないこと。
この点が、大きなマイナスとなってしまったことは、想像に難くありません。

特に今年からは、バロンドールがこれまでFIFAが選出していた「FIFA最優秀選手賞」と統合され、

『FIFAバロンドール』

となりました。

この結果、ただでさえ直前の大きな大会のインパクトばかりが強調され、それ以前の軽んじられる傾向のある同賞において、
これまで以上に

ワールドカップ>>>CL、EL、国内リーグ戦

になってしまっているであろうことも、また容易に想像がつきます。


②政治的な事情と過去の実績、運

ミリートにとって、この条件は大きな障害となりました。
バロンドール候補者に、同じ国から、同じチームから、あまり何人もの選手が入れてしまうのは問題となるのです。

日本人であれば(当サイトの読者は、ほとんどの方が日本人と思うのですが)わかりやすいはずです。
あまり特定の集団ばかりを立ててしまうと角が立つため、
「まあまあ・・・」
と他のコミュニティにも気を配る、その感覚が。

バロンドール候補者の選定にも、まさに同じことが言えます。

今回、インテルから候補者リストに入った選手は3人・・・ジュリオ、マイコン、スナイデル、エトーです。

この中でも特にエトーは、近年必ず候補者リスト入りを果たしてきたような超大物。

安定した活躍ぶりを披露していれば、まずリストから漏れることはありません。この点が、ミリートとは大きく異なります。
マイコンとスナイデルも、過去候補者リスト入りした実績と、後述する“華”を、標準以上に備えています。


・・・更に。

アルゼンチンからリストに入った選手はメッシだけでしたが、追い打ちをかけるように、今年はW杯イヤーでした。
しかも、初のアフリカ大陸での開催ともなれば・・・

そうです。
アフリカ出身選手が、リストに入りやすくなることは、容易に想像ができますね。

アサモア・ギャン(ガーナ)のように、W杯で結果を残した選手がリスト入りしやすくなるのは・・もはや道理でしょう
(なお、筆者は世間ではあれこれ言われている、ジャンのリスト入りには敬意と祝福の意を表明します)。


ミリートはことごとく、割を食ってしまったと言えます。


③肌の色、人種

唾棄すべき項目と言えますが、ミリートに関しては問題ありません。

一応触れておくと、黒人・・・中でもアフリカ系選手(特にブラック・アフリカン)には、明確なハンディが存在します。

フランスを中心とした、かつての盟主国の末裔。
彼らがどうして、先祖が奴隷として働かせていたような連中を、自分たち以上のフットボーラーとして称賛し、賞を与えなければならないのか。


そんな真似はまず、ちょっとやそっとではできないでしょうね・・・(苦笑)

(※余談になりますが・・・
マリオ・バロテッリが、今のままでは1000年経ってもバロンドールを受賞できないであろうと自分が考える、
最も大きな理由のひとつがこれだったりします。

ジョージ・ウェアのような万人を黙らせるほどの、破格のパフォーマンスを見せつけることもできず、
メディアに取り上げられるのは、むしろネガティブな言動に限られてのことなのですから。。。)


そして、④については・・・
続きは、次回の更新にて。

つづく→Es una gran Diego Alberto Milito.

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【2010/10/31 09:41】 | 他国リーグや各種協会・組織なこと
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確かに
チャペル
リンクありがとうございました。
これからチョクチョクコメさしていただきます。
ミリートが選出されない自分も最初はびっくりしましたが
ワールドカップの年はCLといえどあまり優遇されないようですね。
他の原因を挙げるとミリートはすばらしい選手ですが、大きな活躍というのが
あまりなかったのが原因かもしれないですね。
もう一度CLで活躍したら間違いなくリストにも入りますし、受賞の可能性が出てくると思います。

ありがとうございますー
白面
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします!
コメする時間はなかなか取れないかもしれませんけど、ポイント支援ぐらいは毎日なんとかなりますのでw

FIFAバロンドールになった分、完全にUEFAの管理下にあるチャンピオンズリーグでの活躍が、今まで以上に軽んじられる可能性は考えていました。
ただ・・・それが予想以上に大きなものだったことは確かです。

正直・・・悔しいですよ、今でも。

自分のこと以上に、悔しさと悲しさで結構頭の中がぐちゃぐちゃですから(笑)

No title
Birkin
これ、本当にW杯、バルサ贔屓ですよね。

なんで、フォルランやギャンが選ばれてミリートが選ばれてないのか...

ビジャよりも、活躍的に見ると絶対上だし、実は好きなのであまり触れたくないのですが、クローゼなんて、W杯でしか活躍できてなかったような気もします。

これはマラドーナの陰謀ですね。


なんでしょうね・・・?w
白面
>Birkinさん

こう・・・言葉にするのが、少し難しいのですが、
自分は、どんな理由であれ・・・候補者リストに入った選手たちには、相応の敬意を表したいです。

もちろん、クローゼもそれは同じこと。
大記録ですよ・・・歴代2位の14ゴールは。選ばれて当然と思っています。
自分も、彼のことは大好きですw
日韓大会の時から、その独特の得点感覚に魅了されています。


一方で、バロンドールの基準っていうのは、今のままでいいのかな・・・?

審査員の方々は、本当にそれでこの賞が、万人に認めさせるような価値のある賞だと言い張れますか?
と・・・そういう思いで、これをしたためていました。

これはとんでもないミステイクであると、バロンドールの価値を貶めるものだと、

ミリートはノミネートに値したと、

Birkinさんやチャペルさんのように疑問をていしてくれる人、憤ってくれる人がいる。
それだけでも、彼にとっては救いになると思うのです。

華やかな賞とは無縁でも、メディアの受けが決してよくなくっても、

人々の心にしっかりとそのプレーの凄さが、価値が認められ、刻まれているという証になりますから。。。


マラドーナにも、怒っても呆れてもいますが、恨みつらみをぶつける気はありません。

ただ、もし面と向かって話をする機会があれば、一言

「あなたはこれだけ選手を見る目がないから、使える手腕もないから、つまり無能だから敗退したんですよ?」

とは、言ってあげたいとは思いますけどね(笑)
ミリートを起用しなかったことで、逆に無能さが証明される形になった。

寂しい部分はありますが・・・こうした全てのことを含めて、大きな幸運もないと取れない賞。
バロンドールとは、つまりそういう賞だと思っています。

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コメント
この記事へのコメント
確かに
リンクありがとうございました。
これからチョクチョクコメさしていただきます。
ミリートが選出されない自分も最初はびっくりしましたが
ワールドカップの年はCLといえどあまり優遇されないようですね。
他の原因を挙げるとミリートはすばらしい選手ですが、大きな活躍というのが
あまりなかったのが原因かもしれないですね。
もう一度CLで活躍したら間違いなくリストにも入りますし、受賞の可能性が出てくると思います。
2010/10/31(Sun) 14:56 | URL  | チャペル #-[ 編集]
ありがとうございますー
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします!
コメする時間はなかなか取れないかもしれませんけど、ポイント支援ぐらいは毎日なんとかなりますのでw

FIFAバロンドールになった分、完全にUEFAの管理下にあるチャンピオンズリーグでの活躍が、今まで以上に軽んじられる可能性は考えていました。
ただ・・・それが予想以上に大きなものだったことは確かです。

正直・・・悔しいですよ、今でも。

自分のこと以上に、悔しさと悲しさで結構頭の中がぐちゃぐちゃですから(笑)
2010/10/31(Sun) 17:31 | URL  | 白面 #zMRK9jk2[ 編集]
No title
これ、本当にW杯、バルサ贔屓ですよね。

なんで、フォルランやギャンが選ばれてミリートが選ばれてないのか...

ビジャよりも、活躍的に見ると絶対上だし、実は好きなのであまり触れたくないのですが、クローゼなんて、W杯でしか活躍できてなかったような気もします。

これはマラドーナの陰謀ですね。
2010/10/31(Sun) 19:22 | URL  | Birkin #-[ 編集]
なんでしょうね・・・?w
>Birkinさん

こう・・・言葉にするのが、少し難しいのですが、
自分は、どんな理由であれ・・・候補者リストに入った選手たちには、相応の敬意を表したいです。

もちろん、クローゼもそれは同じこと。
大記録ですよ・・・歴代2位の14ゴールは。選ばれて当然と思っています。
自分も、彼のことは大好きですw
日韓大会の時から、その独特の得点感覚に魅了されています。


一方で、バロンドールの基準っていうのは、今のままでいいのかな・・・?

審査員の方々は、本当にそれでこの賞が、万人に認めさせるような価値のある賞だと言い張れますか?
と・・・そういう思いで、これをしたためていました。

これはとんでもないミステイクであると、バロンドールの価値を貶めるものだと、

ミリートはノミネートに値したと、

Birkinさんやチャペルさんのように疑問をていしてくれる人、憤ってくれる人がいる。
それだけでも、彼にとっては救いになると思うのです。

華やかな賞とは無縁でも、メディアの受けが決してよくなくっても、

人々の心にしっかりとそのプレーの凄さが、価値が認められ、刻まれているという証になりますから。。。


マラドーナにも、怒っても呆れてもいますが、恨みつらみをぶつける気はありません。

ただ、もし面と向かって話をする機会があれば、一言

「あなたはこれだけ選手を見る目がないから、使える手腕もないから、つまり無能だから敗退したんですよ?」

とは、言ってあげたいとは思いますけどね(笑)
ミリートを起用しなかったことで、逆に無能さが証明される形になった。

寂しい部分はありますが・・・こうした全てのことを含めて、大きな幸運もないと取れない賞。
バロンドールとは、つまりそういう賞だと思っています。
2010/10/31(Sun) 21:55 | URL  | 白面 #x7j9YsWM[ 編集]
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