インテルやカルチョに関する話題多め
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まあ・・・正直に言って、この年の前半戦は苦しかったです。
結果がまずかったというんじゃありません。なんとも言えない息苦しさ、緊張感を抱えていたというのが正しいですかね・・・

カンピオナート(セリエAやセリエB、イタリアのリーグ戦のこと)では早々に独走態勢を築いていたものの、それはライバルの不甲斐なさや選手の個人能力、これまでに培ってきた勝負強さ故の結果という感が強く、

"モウリーニョ式、フットボール哲学"

がチームに反映された結果の快進撃には、到底見えなかったからです。
内容が結果に伴っていない、とでも言いましょうか?

加えて、イタリアに来て2年目を迎えていたモウと、イタリアメディア、FIGC・・・イタリアサッカー協会との関係は、悪化の一途を辿っていました。

モウの直接的、かつ挑発的で不遜な物言いは、イタリアサッカーの暗部や恥辱をズビシ、ズバシと突付きまくり、さながらボールペンか何かを肌にブス、ブスと突き立てるようにモウはメディアを刺激します。
嘘か誠か、インテルの番記者ですら、アンチ・モウリーニョの立場を取る人間の方が多かった・・・という話も目にしたことがあるほどです。

カルチョで伝統的に培われてきた文化、

「臭いものには蓋を、埃は絨毯の下に」

とも言うべき暗黙の約束を、片っ端からモウはぶち壊し、攻撃を加えていきます。
結果、モウ自身とインテルが被った被害は、明らかにデメリットがメリットを上回るものに、私なんかは感じていました。
カルチョの文化観については、いずれどこかで取り上げたいと思っているのですが・・・

とにかく、勝っていても・・・何か不安で落ち着きに欠ける。
日に日に増えていく勝ち点に目を細めつつ、どこかで不安や焦燥感を覚えていた――そんな前半戦でした。

チャンピオンズリーグの予選では、はからずもそんな不安が的中した展開となります。
システムやビジョン、イメージをチーム間で共有しきれない、そんな状態で戦わざるを得なかった分だけ、国内リーグと違ってなかなかどうも勝ちきれない、そういう状況が続くことになりました。

グループステージ三節目を終えて、三連続引き分けによる勝ち点は3。しかも本命の前回王者、バルセロナがホームのカンプ・ノゥで伏兵ルビン・カザンにまさかの敗戦。
これにより、自力突破するためには今後の試合を是が非でも勝つしか無い・・・そんな状況に追い込まれたのです。
ここら辺の葛藤や不安は、もしこのblogに目を通してくださるインテルサポーターの方がいらっしゃれば、我がことのように回想していただけるかと思います;;

とは言え、だからこそ・・・そんなギリギリの状況下での戦いだったからこそ、GS4節、アウェイでのディナモ・キエフ戦の強烈な逆転勝利が、今でも鮮烈に脳裏に焼きついたまま離れないんです。

この試合は、先のシーズンにおいて、内容的にも結果的にも・・・最も大きな試合の一つだったような気がします。

前大会から長らく続いていた、モウとインテルのCL不勝の連鎖に終止符を打っただけでなく、敵地で先制を許しながらも戦術、選手起用、技術、体力、精神力・・・全てを持って逆境を跳ね返し、喉から手が出るほど欲しかった勝ち点3を手に入れたからです。
この時、初めて本当の意味で、新加入選手も多かったこの年のインテルというチームが、一つの闘う集団としてまとまったように、自分の目には映ったわけですね。

そして何よりも、モウリーニョという人の持つ貪欲な勝利、結果への執念。それが結実した試合でした。

最後の実質的な4トップなんて、極端なシステムを含む選手起用・・・関係者の、試合中の表情その他から、その凄まじさをこれ以上ないほど見せつけられた、そんな試合だったわけです。

実際、この試合の後、チームは明らかな上昇気流に乗っていきます。
CLでは続くアウェイのバルセロナ戦こそ敗れたものの、最終戦のルビン・カザン戦に貫禄の勝利を納め、無事16強入りを達成。

まぁ、この時点でもまだまだチームは過渡期という感じで、当然様々な不安はあったわけですが・・・
一方で、

「インテルは確実に変わってきている」

という、確かな手応えを感じつつ・・・チームは後半戦に臨むことになったのです。

【2010/08/24 00:29】 | モウリーニョなこと
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