インテルやカルチョに関する話題多め
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●解説編

・なんと前例があった!?

ムンタリの場合、前述したトップ下に求められる資質のうち、展開力とシュート力に加え、一定以上のボールスキルはあるものの・・・
反面、突破力、状況判断力には難があり、一見するとこのポジションには適正が足りないように思われます。

しかしながら、これはあくまでトップ下に

“そういうタスク”

を要求する場合。
ならば、そういうタスクを要求せずに・・・まったく別の役割を付与してやればどうなるのか?

前回申し上げました通り、この発想の元、自分はあれやこれやと考えを巡らせました。


――ところが。

過去のデータを調べていくうちにわかったのですが、実はこれ・・・

かつて実際に、運用されたことのある起用法だったのです。

このシステムが実際に試行されたのは、ムンタリが加入して一年目・・・つまり、モウ政権一年目のことでした。
その時、インテルにスナイデルは存在しません。
逆に言えばモウはスナイデルの代役などではなく、他に明確な意思を持って、彼をトップ下として送り出していたのです。

日時は2008年11月15日、対戦相手はパレルモ。

残念ながら、自分はこの試合を視聴することができておらず、直接の確認を取ることはできていませんが・・・
この試合、インテルは2-0で完勝という、非常にポジティブな結果を残しています。


筆者も驚いた、まさかの実践例。稀代の知将ジョゼ・モウリーニョは、いかなる意思を持ってムンタリを完全なるトップ下としてピッチに送り出したのか。直接試合を確認できないことが、実に悔やまれる一戦である。

これは何がどう、うまくいった結果なのか。
また、ムンタリは果たして、チーム内でどのように機能していたのか。

前述の通り、残念ながらその詳細を、筆者は自力で確認することができません。
他方・・・少なくとも前例が、しかもあのモウリーニョが敷いたという過去がある以上、まったく突拍子もない考えというわけではなさそうなのです。

それでは実際にあれこれ考え、"ムンタリのトップ下起用"について、その有用性を検証してみることにしましょう。


注意事項(1)どんな布陣でも「守備的なトップ下」として振る舞えるわけではない

ムンタリが加入した後のこの2シーズン、インテルは実に多彩な戦術を採用してきました。
中でもトップ下に選手を置く布陣は豊富で、4-3-1-2、4-2-1-3、4-2-3-1と3種類もあります。

これらのうち、4-2-1-3と4-2-3-1には、選手の配置という観点で見る限りは、実質的に多くの違いはありません。
細かなディティールで言えば、ポジションの位置が前後3~5mずれている程度でしょう。


一方、4-3-1-2は、明確にこのふたつとコンセプトの異なる布陣です。

最大の違いは、両サイドに選手を配置せず、より中央の人口密度を高めているという点でしょう。

特に1トップないし3トップに比べ、2トップを採用することによるFWへの影響は極めて大きく、
明確な“崩し”を行わなくとも、力尽くでゴールを奪い取りやすいという点は、大きな特徴と言えます。


ムンタリをトップ下に配置する状況を考えた際、自分がより適していると感じたのは後者です。

いわゆる中盤の底、CB前に配置するMFの数を2人にする場合、
連鎖的にトップ下に配置される選手には、高度な戦術的判断を要求されるケースが少なくありません。

2人と協力してボールホルダーを挟み込むようなプレッシングをかけるのか、

サイドに流れ、SBと連携してプレスをかけるのか、

はたまた前線に残って、カウンターアタックを仕掛けようと備えるのか・・・?

状況によって、こなすべきタスクは様々です。
これまで散々申し上げてきた通り、ムンタリにその種の難解な状況判断を求めることは得策ではありません。

・・・否。

更に言ってしまうと、我々はインテル・ミラノです。
曲がりなりにも、カルチョの王です。

ムンタリに限らず、彼以外の選手であってもこのチームのトップ下を務めることは、まったく容易ではありません。

おそらくスナイデル他、世界に数えるほどしか、インテルというチームでトップ下を、
プレーメーカーのタスクを完璧に遂行できる選手は存在しないでしょう。

その点4-3-1-2は、両サイドが人員不足になりがちという欠点はあるものの、
こと中央に関しては、1アンカー+2インサイドハーフによる、安定したDFが可能となります。


これ以上は細かく説明すると、きりがないので割合しますが・・・

ぶっちゃけて言うと、ムンタリがあれこれ考えなくてはならないことが減る、ということです(苦笑)


要求する、守備のタスクは単純明快。

『攻撃が失敗したその瞬間、またはマーカーがボールを持った瞬間から、とにかく相手が嫌になるほど追い回せ』

です。
厳密にはそう単純なものではありませんが、基本的な方向性はこれで間違いありません。


~その②へ続く~ → つづき。


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【2010/11/05 22:56】 | ムンタリ神
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