インテルやカルチョに関する話題多め
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昨晩に引き続き、コンディショニングの解説を続けます。

とは言っても・・・
今コラムでお話しできるのは、コンディショニングの一部も一部。

疲労と負傷、回復のメカニズムに絞って論じるため、極めて穿った話になりますが、
その点はどうかご了承ください。

全てを解説していたら、丸々本が一冊仕上がるような原稿量になってしまうため、苦肉の策ということで・・・(汗)


◎強負荷≒フィジカル強化と回復は二者択一

まずは前回お話しした、

「負荷と回復」

のメカニズムについて、もう少し解説していくことにします。

一般的に「フィジカル」と呼称される能力には、単純な筋力から筋持久力、瞬発力、スタミナ(心肺機能)、
更に細かくわけるならスプリント力やジャンプ力、ストップ力(高速~最高速度、いわゆる全力疾走の状態から、できる限り短時間で動停止状態になる能力)など・・・
その内訳は、実に多岐に渡ります。

ただし、今回はいちいちその全てを解説する余裕はとてもないので、これらを全て包括し、便宜上

「フィジカル能力の上限」

とします。

このフィジカル能力の上限値は、以下の手順によって高めることができます。

手順としては、ようは体に一定以上の負荷をかけ、細胞組織を意図的にある程度損傷させます。
そして、そこに十分な栄養と休養を与えることで、傷付いた細胞組織は、より大きな状態
(つまり高い負荷に耐えられる状態)
になって復活します。

厳密にはそんな単純なものでもありませんが、まずはそのようにお考えください。


次に、疲労と回復の問題についてです。

最初は、疲労についてですが・・・
高い負荷をかければかけるほど、身体に疲労が蓄積する、細胞組織が大きなダメージを受けるのは必然。

これはもはや、フットボールとかスポーツだとか言う以前に、人間として当たり前の現象ですよね。
歩きすぎて筋肉痛、重いものを持ってギックリ腰・・・

人は自らの身体能力の限界を超えた動作を行ってしまえば、相応の代償を支払わされることとなる。
この点は万人に共通する真理であります(苦笑)


一方、回復というものは、極論を言えば

「肉体は常時、それこそ疲労困憊の状態にあっても緩やかな回復状態にある」

という点が大前提としてあります。

試合中、息が切れて走れなくなった選手が、ゼハゼハ言いつつも時間が経つと、また動き出せるようになりますよね?
当然、パフォーマンスは劇的に低下していっているわけですが・・・
反面、回復なくして活動できる状態には戻りません。今回の

『肉体』

の定義を、フットボールの試合という限定された状況下における、人体の各細胞組織の状態・状況を指し示す言葉とするのであれば、これは間違いなく回復です。

▼コンディションは常に変動する

下の表は、疲労とフィジカル能力の限界値を図解したものです。
厳密にはとてもこんな簡単な形ではあらわせませんが・・・今回は無茶をして、こういう形で説明申し上げています(汗)



上から順に見ていきましょう。


フィジカルの最大値:その選手について、およそ考えられる最高の状態です。

筋力、心肺機能等、身体の全ての機関が十分以上に機能する状態を指します。
『現在のコンディション』がこの領域に近づけば近づくほど、その選手のパフォーマンスは向上することになります。

反面、いわゆる身体機能の上限値ですから、何もしなければ(言い方を変えるなら「だらけていれば、さぼっていれば」です)自然と低下していきます。
また、加齢によっても衰えていきます。

プレー可能な状態域:一般的に言うところの良好なコンディションです。

この状態に『現在の~』が位置していれば、選手は通常通りのプレーを行うことができます。

ただし、その領域は人によってまちまちであり、この幅が狭い選手は、いわゆる

「怪我に弱い選手」

と言うことができるでしょう。
逆に言えばここが広い選手ほど、

「怪我に強い選手」

と称することができます。
多少現在のコンディションが低下したところで、パフォーマンスが低下しつつも、安定した働きを行うことが可能だからです。

現在のコンディション:そのものズバリ、現在のその選手の状態、総合的なコンディションの現在地(現在値の方が、この場合は正しいかな・・・?)をあらわしています。

言い換えれば、複合的な意味での
「体力」
とも言えるかもしれません。

常時緩やかな上昇を行う反面、何らかの活動、特に身体的な負荷が加わると、そのたび下降するという性質も持っています。

疲労状態:身体に様々な疲労が溜まってきている状態です。

フィジカルの最高値から、随分距離が離れていることからもわかる通り、パフォーマンスが著しく低下してきます。

この状態で試合に出場するなどもってのほかで、仮に現在のコンディションが「プレー可能域」にあっても、その中でも下部、
つまり疲労状態に近い位置にある時に選手を無理に試合に出せば、当然様々なリスクを背負うことになります。

疲労困憊状態:すでに疲労が、身体に様々な悪影響を及ぼし始めている状態です。

一応体を動かすことは可能ですが、これ以上の酷使は確実に肉体に著しい問題を引き起こすという状態にあり、危険極まります。

なお、ここで言う疲労は筋肉だけでなく、神経系統の機能低下などもこれに含まれます。

深刻な負傷状態:骨折、肉離れ、関節の炎症など・・・完全にプレー続行が不可能になってしまった状態です。


これらの点を踏まえた上で、ひとつ考えてみてください。

フットボーラーは果たして、一週間、一ヶ月・・・一年単位で、どれだけ己の肉体を酷使しているのでしょうか?

特に、毎週2試合、多い時には実質3試合をこなさなければいけないような、各国リーグの上位、ビッグクラブの場合は・・・?


・・・まぁ、だいたい皆さんの思った通りの答えで間違いありません。
状況によりけりですが、

「とにかくたくさん」

。これに尽きると思いますw

まさにそれこそ、ビッグクラブの宿命。
むしろこれを乗り越えられるかどうかが、真のビッグクラブか否かの分睡蓮である・・・とすら言えるはずです。


今晩の話を踏まえて、次回はいよいよチームのコンディション運営について言及していきます。

いえ・・・この言い方は正しくありませんね。
失礼致しました。「次回こそ」、です。
更に言うなら、「ようやくできます」、ですorz

今回そこまで到達できなくて申し訳ございません・・・なかなか過密スケジュールで時間も取れず、説明することも多くの二重苦で;;

せめてミラノデルビー前までには・・・!!

これだけは絶対なんとかします。
両チームに応援の声を捧げるためにも!

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【2010/11/11 23:55】 | マネジメント
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No title
junchang
科学的な洞察恐れ入ります!

論文書けそうですね^^勉強になります。
最前線の方たちは大変ですよね!薬に頼れませんからね^^

今後の展開期待させていただきます!

>junchangさん
白面
いつもコメント、本当にありがとうございますv-353

現在スケジュール的にも、それこそコンディション的にも(風邪でv-356)苦しい状態にあるので、
なかなか更新がスムーズに行かないというか、従来のペースには程遠い状況ですが(過去の記事と比べて、一回のボリュームが極端に薄くなりましたからねぇ・・・w)、なんとか日々進めるだけでも進んでいきたいと思っております。

本にしたところで絶対売れませんww
文量だけはなんとかなるかもしれませんが、そもそも素人目線の生知識ばかりですからv-288

逆にだからこそ、気楽にあれこれ思いついたままを書けるわけですけどねw
それがblogのいいところと思います!

こんばんは♪
イチゴッチ
白面さん、こんばんは♪
いつもありがとうございます。

ひと言で『筋肉痛』や『疲労』で済ませてることを
こんな風に分析して頂くと、なるほどぉ・・・って、思わず頷いています。
素晴らしいですね。


あ、いつも応援させて頂いてますからね。(*^^*

一晩またいでのこんばんはになってしまった;;
白面
>イチゴッチさん

コメ&応援ありがとうございます!
すごく嬉しいです、いや本当にv-371

自分の場合、特にこの傾向が強いのですが・・・

物事を説明する際、よくない説明の仕方の典型として、
専門用語の方が状況の解説が楽なこともあって、ついついそれを多用してしまいがちです。


うちは極めてマニアックな内容を扱うサイトですが、読者の方の中にはフットボールにほとんど普段、触れずに過ごしていらっしゃる方も多いものですから・・・

専門的な戦術について語るコラムはともかく、今回のように一般常識にも通じる話をする分には、なるべくわかりやすい説明を心がけていこうと思い立ったのですv-289

・・・なもので、そういったご感想を頂けるのはすごく嬉しいですー!

自分の方もまた、暇を見つけては遊びに行かせていただきますので、今後も何卒よろしくお願いいたしますv-352

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この記事へのコメント
No title
科学的な洞察恐れ入ります!

論文書けそうですね^^勉強になります。
最前線の方たちは大変ですよね!薬に頼れませんからね^^

今後の展開期待させていただきます!
2010/11/12(Fri) 00:41 | URL  | junchang #-[ 編集]
>junchangさん
いつもコメント、本当にありがとうございますv-353

現在スケジュール的にも、それこそコンディション的にも(風邪でv-356)苦しい状態にあるので、
なかなか更新がスムーズに行かないというか、従来のペースには程遠い状況ですが(過去の記事と比べて、一回のボリュームが極端に薄くなりましたからねぇ・・・w)、なんとか日々進めるだけでも進んでいきたいと思っております。

本にしたところで絶対売れませんww
文量だけはなんとかなるかもしれませんが、そもそも素人目線の生知識ばかりですからv-288

逆にだからこそ、気楽にあれこれ思いついたままを書けるわけですけどねw
それがblogのいいところと思います!
2010/11/12(Fri) 21:09 | URL  | 白面 #kMr7ovrQ[ 編集]
こんばんは♪
白面さん、こんばんは♪
いつもありがとうございます。

ひと言で『筋肉痛』や『疲労』で済ませてることを
こんな風に分析して頂くと、なるほどぉ・・・って、思わず頷いています。
素晴らしいですね。


あ、いつも応援させて頂いてますからね。(*^^*
2010/11/12(Fri) 21:21 | URL  | イチゴッチ #-[ 編集]
一晩またいでのこんばんはになってしまった;;
>イチゴッチさん

コメ&応援ありがとうございます!
すごく嬉しいです、いや本当にv-371

自分の場合、特にこの傾向が強いのですが・・・

物事を説明する際、よくない説明の仕方の典型として、
専門用語の方が状況の解説が楽なこともあって、ついついそれを多用してしまいがちです。


うちは極めてマニアックな内容を扱うサイトですが、読者の方の中にはフットボールにほとんど普段、触れずに過ごしていらっしゃる方も多いものですから・・・

専門的な戦術について語るコラムはともかく、今回のように一般常識にも通じる話をする分には、なるべくわかりやすい説明を心がけていこうと思い立ったのですv-289

・・・なもので、そういったご感想を頂けるのはすごく嬉しいですー!

自分の方もまた、暇を見つけては遊びに行かせていただきますので、今後も何卒よろしくお願いいたしますv-352
2010/11/13(Sat) 16:39 | URL  | 白面 #kMr7ovrQ[ 編集]
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