インテルやカルチョに関する話題多め
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まずは速報から。
先ほど、全世界が注目していたダービーマッチが終了しました。

インテル 0-1 ミラン

前半5分にイブラヒモビッチのゴールで、幸先良く先制したミランが逃げきり・・・といった結果に落ち着いています。

試合を一部しか確認できていないので、あまり確かな事は言えないのですが・・・
まあ、フィジカルの面でもメンタルの面でも、ミランがインテルを上回っていた試合に見えました。
退場者を一人出しておきながら、最後は手堅く逃げきりに成功しています。


さて・・・
いよいよ、最終回にして本題に入れます。

何故、今期のインテルにはここまで負傷者が多いのか?

この問題は、いくつもの要因が重なりあって発生したこととは思いますが・・・

今回は特に、ここまで述べてきたようなフィジカルな側面・観点を中心に、インテルに起こったことを考察していくことにします。

◎選手の状態:疲労の極地であったこと

まず、選手たちが抱えていた問題を再検証します。

1、カンピオナートとCL、3冠のと引き換えに抱えた大きな疲労

今年の5月末まで、インテルの選手たちは戦い尽くめでした。

今年はW杯イヤーということで、昨季は例年に比べ、試合がぎっちりと詰め込まれていました。

こうして、ただでさえ1試合1試合の間隔が極端に短くなっているというのに・・・
インテルは更に、チームが参加する3つのコンペティションにおいて、最後まで舞台から降りず、戦いを続けることになります。

結果として我々は、その全ての勝者になるという、望外の結果を勝ち取ることに成功したわけですが・・・
その代価は、選手たちの肉体に刻まれた疲労という形で表れることになります。

尤も――それ以上に大きかったのは、メンタル面での消失感と虚無感にあったと思うのですが、
これはまた・・・後の項で触れることにします。

2、ワールドカップの爪あと。異常事態と称して差し支えない、あまりにもタイトなスケジュール

インテルほどのチームともなれば、メンバーには各国代表クラスの選手がゾロリと揃います。
前述したリーグ戦の疲労に、追い打ちをかけるような形で彼らに疲労が蓄積されていったことは、疑いようのない事実です。

・・・ワールドカップ。

肉体的にも、精神的にも、限界ギリギリのところまで、選手の持てる力の全てを絞り尽くす地獄の沼。
勝てば天国、負ければ地獄のコンペティションです。

しかも、今回の舞台は南アフリカ。
勝手知ったる南米でも、第二の故郷でもある欧州のどこかの国でもありません。

多くの選手にとっては、未知の地で(セレソン組は、一応コンフェデレーションズカップで数週間、同大陸での戦いを経験してはいますが・・・)過ごすということ自体が、心身に強いストレスを与えます。

ここで受けるダメージは、常人の想像を絶するレベルにあることを、我々は今一度確認しておかなければなりません。


追い打ちをかけるように、W杯後も試合は続きます。

イタリアスーパーカップや欧州スーパーカップ・・・
そしてバティスタ政権発足後、アルゼンチン代表に呼び戻されたカピタンやクチュ。

国際Aマッチデーの消耗が、選手たちに容赦なく襲いかかっていきました。


3、モウの抜けた大穴。無視できないメンタル面の多大な影響

しかし、この2つ以上に・・・
おそらく最も大きな問題は、メンタル面のコンディションダウンからくる、フィジカルへの極めてネガティブなフィードバックです。

ここまで自分は、フィジカルについての一般的な見解を、極めて穿った&噛み砕いた形で紹介してきましたが・・・

今季のインテルの状態を語ろうとした場合、メンタル面の問題はもはや避けては通れない話題なので、
ここで取り上げさせていただきます。

モウは確かに、インテルの戦力・チーム状態を考慮すれば、望外とも言えるほどの結果を手に入れることに成功しました。

他方、何度も何度も限界を突破し、選手一人ひとりに、持てる力以上のものを絞り尽くすように要求する・・・
そういった側面が、モウのマネジメントにあること。

これはここ数年間、彼を追い、付き合い続けてきた自分が抱いた、極めて率直な感想です。


CLの決勝、バイエルンを下した後、
選手たちはほとんど桃源郷にいるような気持ちだったことでしょう。
さながら、ドラッグを決めて夢の世界に耽溺する中毒患者のように。

その快楽は・・・極度の肉体的疲労と、極限の精神的摩耗の反動によるもの。
およそ考えられる、全てのストレスから解放された結果です。

しかし、その快楽を与えてくれた彼らの最愛の指導者は、別れの挨拶をする間もなく、新天地へと旅立ってしまいました。


あまりにも有名な1シーン。
CL優勝後、一人佇む兄貴に、モウが涙を浮かべながら抱擁する場面があった。
インテルとモウの別れについては、もはや多くを語るまい。



まあ・・・

わかりやすい言い方をしてしまうと、皆がっくりきたのです。


欠落感、虚無感、倦怠感、不安や戸惑い。

いくつものネガティブな感情が積み重なり、それがあらゆる形でのモチベーションを低下させていること。
チームを蝕んでいることは、序盤戦から目に見えて明らかでした。


集中力の欠如を筆頭に、メンタルコンディションの低下は、怪我の温床となるものです。

加えて、前々回にお話ししたような、新たな環境に対する適応の難しさが、
これに追い打ちをかけました。

うまくいかなくなる時、チームはこれでもかとマイナスに作用してしまうという、その典型のようなパターンにはまってしまっていた・・・というわけです。


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【2010/11/15 06:53】 | マネジメント
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No title
junchang
おはようございます。
ミラノダービー拝見されたんですね!久しぶりですねミランに負けたの。

おっしゃるとおりだと思います。勝つことへの欲求がなくなってしまうことはよくある事だと思います。
ましてや3冠なんてイタリアのクラブじゃ経験無い法外な結果でしたから仕方がないのでしょうね。
もう一寸他の(イタリア国内の)クラブががんばって欲しいと思っていたくらいでした^^今シーズンは「燃え尽きちゃった」んでしょうね・・・・。

>junchangさん
白面
いつもコメント、本当にありがとうございます。

まぁ、あまりにも物事が万事うまくいきすぎると、反動がくるのはどこの世界でも同じことかと思います(苦笑)

それにしても、選手やコーチングスタッフ、監督、一人ひとりがもっとうまくやっていれば、ここまでの状態にはなっていなかったなぁと・・・
それは正直に言って残念です。

この失敗を糧に、さてこれからどれだけの巻き返しが図れるのか?

どうやらインテルというチームの、本当の意味での実力が、底力が試される場面に遭遇しているような気がします。

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コメント
この記事へのコメント
No title
おはようございます。
ミラノダービー拝見されたんですね!久しぶりですねミランに負けたの。

おっしゃるとおりだと思います。勝つことへの欲求がなくなってしまうことはよくある事だと思います。
ましてや3冠なんてイタリアのクラブじゃ経験無い法外な結果でしたから仕方がないのでしょうね。
もう一寸他の(イタリア国内の)クラブががんばって欲しいと思っていたくらいでした^^今シーズンは「燃え尽きちゃった」んでしょうね・・・・。
2010/11/15(Mon) 09:49 | URL  | junchang #-[ 編集]
>junchangさん
いつもコメント、本当にありがとうございます。

まぁ、あまりにも物事が万事うまくいきすぎると、反動がくるのはどこの世界でも同じことかと思います(苦笑)

それにしても、選手やコーチングスタッフ、監督、一人ひとりがもっとうまくやっていれば、ここまでの状態にはなっていなかったなぁと・・・
それは正直に言って残念です。

この失敗を糧に、さてこれからどれだけの巻き返しが図れるのか?

どうやらインテルというチームの、本当の意味での実力が、底力が試される場面に遭遇しているような気がします。
2010/11/16(Tue) 00:08 | URL  | 白面 #kMr7ovrQ[ 編集]
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