インテルやカルチョに関する話題多め
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前回の「01 衝撃」では、主としてクアレスマの持つ強み、ポジティブな感想について触れて参りましたが・・・

今回は一転、ネガティブな感想が中心になります。

もし当サイトを訪問者の中に、

クアレスマ一押し!大好き!!批判は許さない!!!

という方がいらっしゃいましたら、今回は目を通されない方がいいかもしれません。

割とシビアな内容になりますので。


▽疑念を抱かされた、オフザボールの動きの少なさ

彼のプレーを見ているうちに、自分が気がついたいくつかの問題点。

そのひとつが、オフザボールの動きが極端に少なかったことです。


自分はミリートの回でも触れた通り、燻し銀のキャラクターを好む性質が多分にあるフットボールファンです(笑)
アタッカーにおける評価要素としては、特にオフザボールの動きの質には、かなりこだわって見る傾向があります。

この点に関して言えば、クアレスマという選手は、幾分以上に物足りなさを感じさせる選手でした。

裏のスペースに抜け出す、あるいはバイタルエリア(GKとDFの間にあるスペースのこと)が広がった際、中・長距離のパスに反応して一気にゴールを強襲する・・・
などといったプレーが、自分の見た試合ではほとんど見られなかったためです。

場面場面で、

「ああ、ここはもっと動いた方が、圧倒的に楽に守備網を崩せるのに・・・もったいない」

などと感じることが、それなりに多かったわけですね?


これは珍しく憶測ではなく、確信に近いものを持って言えることですが・・・
こうした傾向は多分に、クアレスマというフットボーラーが持つ、スタイルの影響によるものです。
ある意味では、長所と引き換えに発生してしまう短所とも言える現象かもしれません。

優れたボールスキルを持ち、ドリブルで相手を抜き去ることに快感を覚えるような(クアレスマはもろにそのタイプですね)ドリブラーの傾向として、
足元でボールをもらいたがる選手が、非常に多いことが挙げられます。

これは無理にスペースに抜け出さなくても、1vs1の場面で、彼らが難なく相手を抜き去れてしまうということとがひとつ。

不安定なフリースペースにボールを送り込み、相手DFと競り合いになるよりも、
この方が彼らの場合、確実にボールをキープできるという安心感が働くことがもうひとつ・・・

と、このふたつが大きな理由となります。


光あれば影ありといったように、一概には短所と言い切れない部分ではあるのだが・・・
こうした動きが必要とされた際に、実行が不可能であるならば、やはりそれは明確な“弱点”と言えるだろう。
その意味でオフザボールの動きの物足りなさは、後のクアレスマにとって、小さくない痛手となるのである。


クアレスマは、他のドリブラーに比べても、ことさらこの傾向が高い選手でした。

当然、スマルカメント(イタリア語で「マークを外す」動きのこと。ボールを受け取る際に相手のマーキングをずらす、つまり相手を出し抜くような動き)の意識も低く、
加えてショートダッシュから加速をつけた状態でボールを受ける、例えばカカーのようなプレーは皆無といっていいでしょう。

クアレスマにいかにマークを外す動き、相手を出し抜く動きが少ないのかは、スマルカメントの意識・動きの質が高い選手と比べてみれば容易に実感いただけるはずです。

ポジションが異なるため、比較対象として適切かどうかはわかりませんが・・・
カルチョであればミリートやエトー、イブラヒモビッチらが、あの手この手で相手のマークを逃れるように動いているのに対し、
クアレスマが味方からボールを渡される前の動きは、いかにも工夫が足りず、意外性に欠けるものなのですね。

これが自分が、彼に関して抱いた『疑念』のひとつです。


この時、自分が『短所』と断定せず、あくまで『疑念』としたのは、
これが何も彼だけの問題ではなかったため。

そもそも当時のFCポルトは、そうした場面を作り出す、あるいは必要とする戦術を取っていなかったためという背景もあります。
※ポルトガルのピッチの特徴として、
“ボールが転がりやすく、展開がスピーディーになりやすい”
ため、下手に加速をつけてスペースに走りこむ動きを選択すると、不確実性が高まってしまう可能性がある


そういうこともあって・・・クアレスマのこうした傾向を発見したところで、自分の中では

『やる必要がないが、やろうと思えばできるのか?

 彼には、この能力があるのかないのか・・・?』


という点に関し、明確な答えが出せなかったのです。

そもそも自分の場合、選手のプレーを数試合分見ただけで結論を下すという行為が、なんとも性に合いません(苦笑)
それでもこのポイントは、彼がインテルに来ることが決まる以前から、どうにも引っかかっていたことは確かです。

と・・・

本当はもう少し続く予定だったのですが、思った以上にこの後が膨らんでしまいましたので(汗)、
続きはまた明日に回させていただきます。

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【2010/11/20 22:35】 | クァレスマ
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No title
junchang
気分屋さんですね^^チームプレーよりも個人技に走ってしまうのは突出した個人技を持つ選手の宿命でしょうか?
20年前であればより目立った選手だったかもしれませんね!(実際プレーを拝見したことがないので・・・・)
観てみたくなりました!

No title
sini
こんばんは。またはおはようございます。
アーセナル対スパーズを観た後お酒を入れたら眠れなくなってしまいました。笑

クアレスマ企画、さっそくありがとうございます!
モウリーニョに請われて彼がインテルに加入した時、インテルにとっても彼自身にとっても最高の移籍になった・・・と当時は思ったものでした。
初めて彼を見た時に感じた衝撃の大きさは、クリスティアーノ・ロナウドやメッシ以上のものがありましたから。自分にとってはジダンやリケルメ以来久々にセンセーショナルな衝撃でした。何をしでかすかわからないトリッキーな動きや不気味なほどに正確なアウトサイドキック、ドリブルのキレなんかはまさに化け物級だな、と思ったものです。CLでチェルシー相手にスーパーゴール決めるだけの強心臓も好印象でした。

とはいえ、他の選手には到底習得できないような特技を多数もっていた彼ですが、同じくらい大きな欠点もいくつか持っていた、というのが実際のところなんでしょうね。白面さんが指摘されるオフザボールの動きの少なさもまさにそのひとつでしょうね。
それらいくつかの欠点が、結局高度に組織プレイや戦術が練り込まれたインテルやバルセロナのようなチームでは馴染まない致命傷となってしまったのかな。大好きな選手なのでもう一度だけ復活してきて欲しいな、とは思うのですが……。

No title
でろりん
はじめまして「本田圭佑とサッカー日本代表を応援していく!」とか言う糞ブログの管理人のでろりんと言います。

細かく掘り下げてく手法等見て素晴らしいと思いました。コアなサッカーファン向けって感じでこれもまた良いですね!!

僕はもう戻れない所まで初心者向けに作ったので戻れませんが(笑)戻る気もないけど。

今後もコアなサッカー記事を沢山書いていって楽しませて下さいね~ちょくちょく覗きに来て自分が知らない選手の事など、勉強させて頂きます(笑)

Twitterの方のフォローもしておきましたので宜しかったら今後も絡んでやって下さいね!!

コメント多数・・・感謝です!
白面
>junchangさん

間違いなく気分屋でしょう(苦笑)
南米やポルトガルにありがちな気質に加えて、父方がジプシーの末裔ということもあり、感情も非常にアップダウンの激しい選手です。

いくつか掲載してある動画リンクの方、ご覧になっていただけるだけでも、イメージは掴めるかと思います。
名前を覚えておいていただければ幸いですw

>siniさん

ご足労ありがとうございます!
自分にとっても嬉しい勝利だったのですが、その後すぐに次の試合、ブレーメン戦のことに思考が飛んでしまう辺りは、どうにも抜ききれない自分の習性なのかもしれないと感じました(苦笑)

クアレスマに関しては、まさに自分も、そうした彼の強力な個性にグイグイ惹きつけられたうちの一人です。

他方、自分の場合は・・・例えばインテルやスパーズが勝利した後にしても、先ほどのようになかなか勝利の美酒に酔い切れないというか、こう・・・カルチョに生きる人間のサガと言うか、

・・・否。こんなのそうそういない、少なくとも自分の周りでは自分だけだorz(爆)

試合を観戦していても、メガクラックのスーパープレイに感動しても、何か問題がないかとか、この戦術的な動きを実現するにあたって、監督のマネジメントはどうかとか・・・
そういう処ばかりを見、考えてしまうのですねv-356

その分だけ、クアレスマに関しても、少々違う視点でじっと見つめていたことは確かです。
今回は少しは、内容の濃い記事をお届けできるかと思います。

今週は休日も挟みますし、早めに次回の更新もできそうなので、よろしければ引き続きお付き合いくださいませv-363

・・・当然、ムンタリ同様、彼の有効活用法や彼向けのリーグ、戦術も考える予定でございます(笑)

>でろりんさん

おお・・・わざわざこんな僻地までご足労いただきまして、誠にありがとうございます!

でろりんさんのサイトが、まさに
「0から1を創りだす」
フットボール初心者さん向けの入り口とすれば、

うちが目指すのは、
「フットボールに興味関心をいだいてくれた人に、更にこんな楽しみ方もありますよ?」
と提示するようなスタイルを目指しております。
マニアックなネタに偏ってはおりますが、一応・・・目指すところは同じ、と自分では勝手に感じているのです(苦笑)

いかにして国民総戦術家のようなイタリアの浸透率を実現するか?
いかにして国民の実に20%がプレー人口に入るドイツのような文化を打ち立てるか・・・?
そんなことに、日々夢想にくれております。

こちらこそ、微力ながら、今後何かご協力できることなどございましたら、
どんどん手を挙げさせていただきたいと思いますので!

何卒よろしくお願い致します~。

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この記事へのコメント
No title
気分屋さんですね^^チームプレーよりも個人技に走ってしまうのは突出した個人技を持つ選手の宿命でしょうか?
20年前であればより目立った選手だったかもしれませんね!(実際プレーを拝見したことがないので・・・・)
観てみたくなりました!
2010/11/21(Sun) 00:58 | URL  | junchang #-[ 編集]
No title
こんばんは。またはおはようございます。
アーセナル対スパーズを観た後お酒を入れたら眠れなくなってしまいました。笑

クアレスマ企画、さっそくありがとうございます!
モウリーニョに請われて彼がインテルに加入した時、インテルにとっても彼自身にとっても最高の移籍になった・・・と当時は思ったものでした。
初めて彼を見た時に感じた衝撃の大きさは、クリスティアーノ・ロナウドやメッシ以上のものがありましたから。自分にとってはジダンやリケルメ以来久々にセンセーショナルな衝撃でした。何をしでかすかわからないトリッキーな動きや不気味なほどに正確なアウトサイドキック、ドリブルのキレなんかはまさに化け物級だな、と思ったものです。CLでチェルシー相手にスーパーゴール決めるだけの強心臓も好印象でした。

とはいえ、他の選手には到底習得できないような特技を多数もっていた彼ですが、同じくらい大きな欠点もいくつか持っていた、というのが実際のところなんでしょうね。白面さんが指摘されるオフザボールの動きの少なさもまさにそのひとつでしょうね。
それらいくつかの欠点が、結局高度に組織プレイや戦術が練り込まれたインテルやバルセロナのようなチームでは馴染まない致命傷となってしまったのかな。大好きな選手なのでもう一度だけ復活してきて欲しいな、とは思うのですが……。
2010/11/21(Sun) 07:24 | URL  | sini #-[ 編集]
No title
はじめまして「本田圭佑とサッカー日本代表を応援していく!」とか言う糞ブログの管理人のでろりんと言います。

細かく掘り下げてく手法等見て素晴らしいと思いました。コアなサッカーファン向けって感じでこれもまた良いですね!!

僕はもう戻れない所まで初心者向けに作ったので戻れませんが(笑)戻る気もないけど。

今後もコアなサッカー記事を沢山書いていって楽しませて下さいね~ちょくちょく覗きに来て自分が知らない選手の事など、勉強させて頂きます(笑)

Twitterの方のフォローもしておきましたので宜しかったら今後も絡んでやって下さいね!!
2010/11/21(Sun) 09:21 | URL  | でろりん #-[ 編集]
コメント多数・・・感謝です!
>junchangさん

間違いなく気分屋でしょう(苦笑)
南米やポルトガルにありがちな気質に加えて、父方がジプシーの末裔ということもあり、感情も非常にアップダウンの激しい選手です。

いくつか掲載してある動画リンクの方、ご覧になっていただけるだけでも、イメージは掴めるかと思います。
名前を覚えておいていただければ幸いですw

>siniさん

ご足労ありがとうございます!
自分にとっても嬉しい勝利だったのですが、その後すぐに次の試合、ブレーメン戦のことに思考が飛んでしまう辺りは、どうにも抜ききれない自分の習性なのかもしれないと感じました(苦笑)

クアレスマに関しては、まさに自分も、そうした彼の強力な個性にグイグイ惹きつけられたうちの一人です。

他方、自分の場合は・・・例えばインテルやスパーズが勝利した後にしても、先ほどのようになかなか勝利の美酒に酔い切れないというか、こう・・・カルチョに生きる人間のサガと言うか、

・・・否。こんなのそうそういない、少なくとも自分の周りでは自分だけだorz(爆)

試合を観戦していても、メガクラックのスーパープレイに感動しても、何か問題がないかとか、この戦術的な動きを実現するにあたって、監督のマネジメントはどうかとか・・・
そういう処ばかりを見、考えてしまうのですねv-356

その分だけ、クアレスマに関しても、少々違う視点でじっと見つめていたことは確かです。
今回は少しは、内容の濃い記事をお届けできるかと思います。

今週は休日も挟みますし、早めに次回の更新もできそうなので、よろしければ引き続きお付き合いくださいませv-363

・・・当然、ムンタリ同様、彼の有効活用法や彼向けのリーグ、戦術も考える予定でございます(笑)

>でろりんさん

おお・・・わざわざこんな僻地までご足労いただきまして、誠にありがとうございます!

でろりんさんのサイトが、まさに
「0から1を創りだす」
フットボール初心者さん向けの入り口とすれば、

うちが目指すのは、
「フットボールに興味関心をいだいてくれた人に、更にこんな楽しみ方もありますよ?」
と提示するようなスタイルを目指しております。
マニアックなネタに偏ってはおりますが、一応・・・目指すところは同じ、と自分では勝手に感じているのです(苦笑)

いかにして国民総戦術家のようなイタリアの浸透率を実現するか?
いかにして国民の実に20%がプレー人口に入るドイツのような文化を打ち立てるか・・・?
そんなことに、日々夢想にくれております。

こちらこそ、微力ながら、今後何かご協力できることなどございましたら、
どんどん手を挙げさせていただきたいと思いますので!

何卒よろしくお願い致します~。
2010/11/21(Sun) 19:04 | URL  | 白面 #kMr7ovrQ[ 編集]
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