インテルやカルチョに関する話題多め
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周囲も本人も、誰もが信じた念願のステップアップ――
しかしそんな願いを嘲笑うかのように、運命はゼコを翻弄する。

ヴォルフスブルクがまたしても、彼の放出を渋ったのである。


話はこうだ。
ヴォルフスブルクとしては、むしろ昨シーズンが大失敗に終わってしまったからこそ、そう簡単にゼコを放出するわけにはいかないと踏んだ。
前年同様4000万€という値札を掲げ、一応交渉のテーブルに着く姿勢は示しすものの、この金額以下ではいかなる商談にも応じないとした。

これが致命傷だった。

極めて強気な、もはや現状知らずの傲慢な姿勢と言ってもいいその態度に、あらゆるクラブがそっぽを向いたのである。

例えばゼコ本人の第一希望でもあった――その意味では相思相愛だった――ユヴェントスが撤退した。

ゼコ本人が最も望むということは、それだけ支払うサラリー等、条件面で融通が効くということだ。
にも関わらず、ビアンコネロが獲得レースから撤退したのは、ヴォルフスブルクの要求額があまりに法外だったために他ならない。

確かにこの年、セリエAに新たに設けられた、外国人選手枠縮小の影響はあっただろう。
元々ユーヴェはFW以外に、もうひとつの補強ポイントであったウイングハーフに、CSKAモスクワ所属のクラシッチを引き抜こうと画策していたからだ。

ゼコとクラシッチ、選べるのは一人までである。
貴重な枠は一人分しか空いていない。

ならばより現実的な金額で獲得できる、クラシッチを選択するのは当然の成り行きであったと言える。
一方でこうした一連の動きが、ゼコにとって面白いはずがないのも道理だった。

ジョゼ・モウリーニョを監督に招へいした、レアル・マドリードもそうだ。

毎年のように繰り返される、ビッグネームの乱獲で知られる同クラブ。
これは会長であるフロンティーノ・ペレスが、実よりも名を取るマーケティング重視の補強戦略を敢行してきたからに他ならない。
そこに現場の意思が介入できる余地は、これまでほとんどなかったという。

だが、歴代の監督たちと異なり、モウリーニョは(おそらく契約の段階で、約束が取り付けられていたのだろう)補強に関しても大きな影響力を持っていた。

事実彼らはこの夏、W杯で活躍したメスト・エジル(詳しくは左部リンク先、「のらりくらりの天才を見つめて。」様などをご参照いただきたい)や、国内の新鋭ペドロ・レオンらを2000万€にも満たない金額で獲得していく。
前年までのそれとは打って変わった、堅実路線へと舵を切ったのである。

そうでなくてもエル・ブランコは、前年の夏にCロナウド、カカーらの獲得に大きな出費を強いられている。
こんな馬鹿げたビジネスには、構っていられないという意向も当然あったのだろう。


こうして、ゼコを巡る市場の動きはほぼ完全に沈静化した

それもそのはずである。
参考までに記載しておこう。例えばあのスウェーデンの怪物ストライカー、ズラタン・イブラヒモビッチと、王国ブラジルの誇る超絶技巧ドリブラー、ロビーニョを獲得したミランですら、彼らの獲得に際して使用した金額は、現在のところ「彼らの年俸のみ」なのだから。

これはミランが、余剰戦力(より正確に言うなら不穏分子)となった彼らを、所属チームから引き取る形でレンタルしているためである。
それぞれの保有権を有するバルセロナとマンチェスター・シティから、一年後の買い取りオプション付きで借り受けているだけであり、買い取りオプションを施行しなければ(十中八九実行に移すはずだが)、彼らは元いたチームに戻るだけなのだ。

※詳しくはこちらをご参照のこと。

ちなみにその買い取り金額にしても、3000万€以下というのが現実である。
ゼコとは異なり、所属チームで数々の武功を挙げた彼らですらこうなのだ。各クラブの財政状況が、いかに冷え込んでいるのかがわかる。

こうした数々の事例からもわかる通り、世界的な経済危機、世界同時不況の影響は、今日のフットボール界を確実に蝕んでいる。
もはや一人の選手に、3000万、4000万€という値段をつけてマネーゲームを争うような、そうした時代ではないのだ。
ヴォルフスブルクの振る舞いが、いかに常識外れであったのかが知れようというものである。


○『想定内』と『想定外』なこと

こうして、ゼコは昨夏もヴォルフスブルクに残留することとなった。

売れ残りは、クラブ側にとっては想定内のことだったろう。
それはそれでよし、いっそしてやったり・・・といった感触だったに違いない。

何せこの夏、彼らはゼコというエースの慰留に成功しただけではない。
ユヴェントスからブラジルの誇るメガクラック、ジエゴを1500~600万€あまりという破格の値段で買い取りにも成功していたのである。
ジエゴは今更言うまでもなく、これまでドイツで毎年のようにMVP級の活躍を見せてきた逸材だ。



一般的な感覚で見れば、これは確かに大きな支出ではある。
が、ヴォルフスブルクほど経済状況に恵まれたクラブからしてみれば、まさにお手軽なバーゲン価格でしかない。
ユヴェントスがジエゴ獲得に費やした金額から、ちょうど1000万€弱を差し引いた程度の価格に過ぎないからだ。
ちなみに前年、ユヴェントスがブレーメンに支払った金額は、2450万€前後だったというのが通説である。


こうしてブンデスリーガが誇る、超攻撃的ユニットは誕生した。

かつてドイツを席巻した天才司令塔と、強力な決定力を持つスーパーストライカーの共演・・・
そんな華麗なる一団で演出を携わることになったのは、2009-2010シーズンのエールディビジ(オランダリーグ)でFCトゥベンテを優勝に導いた、スティーブ・マクラーレンである。



かつてイングランド代表を指揮した際にはプレッシャーに苦しみ、まさかのEURO予選敗退を喫して国内を追われるように去ったこの男も、新天地オランダでは伸び伸びと仕事をこなし、大きな成長の跡を随所に見せていた。

特に相次ぐ主力の引きぬきにあった中でも、シーズンを通して終始安定したパフォーマンスを維持した・・・
という点は、計画的なマネジメントの施工という意味でおおいに評価に値する。

まさに万全の態勢と言えた。
ヴォルフスブルクのフロントは、およそ考えられるベストの補強を行った!! ――と確信したことだろう。


だが、彼らはひとつ決定的なことを忘れていた。

フットボールが人によってもたらされる営みであるという、あまりにも当然の道理をである。

問題となったのは、監督、コーチ、選手たちといった、現場で働く人たちすべての事情。


取り分け、ゼコの気持ちだった。

続く

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【2011/01/11 23:40】 | その他特定選手に関すること
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No title
junchang
あいかわらず人を引き込むような文体感嘆いたします!
続きが気になりますね!
しかし、ヴォルフスブルグはチームのフロントがヘーネス氏をGMに招いた効果が出てませんね!

ありがとうございます。
エリトナン
読んでいてびっくりしました。
ご紹介ありがとうございます。嬉しかったです!

白面さんの力のこもった記事やひきつける文体に、
私のようなもののブログが雰囲気をこわさないかと、とても恐縮しております。

記事には続きがありますので、次回が、楽しみです!

クラブと選手との関係はビジネスではありますが、
金儲けの道具に過ぎないという現状に、一番被害を受けるのは、選手だと考えさせれました。


ふむふむ
岩氏
続きが読みたい(笑)

白面さんだんだん物語がレベルアップしてますな。
これ普通にサッカー詩のコラムとかにあっても全然違和感無し!!

もぅそういう仕事しちゃいなよ(笑)


ゼコのマン・C移籍の件は岩氏も気になってたところです。ガンガンいっちゃってくだせぇb

コメいつもありがとうございます
白面
>junchangさん

恐縮です。
自分のは所詮これまで見てきたフットボール関連書籍の、粗悪な模造品に過ぎませんが(苦笑)
それでも使いこなれれば、いずれは自らのものになって違和感もなくなると思い、書いております。

ヘーネスは自分も気になっていたところなのですが、如何せん情報が少なすぎて具体的に彼がどう関わっているかはまだ不明瞭ですね。
ドイツ語でもできれば、また違うと思うのですがw

>エリトナンさん

勝手な引用申し訳ございません;
事後承諾でも謝りにと思ったのですが、先に来て頂けるとは・・・まったく恐縮至極です(´・ω・`)

時間の許す限りで、ぼちぼちと更新していきたいと思います。
よろしくお付き合いください。

>岩氏さん

こんなもん公に出して、名誉毀損で訴えられたらまずいかです(笑)

それにまずは外国語の勉強をまともにできないと、自分の自分の望む方面にはとても・・・ですね。
夢想することはあっても、目標になるレベルにはまだまだ遠く達しません;

ありがとうございます。
ぼちぼちと進めていければと・・・w



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今冬のメルカートで、この時期としては異例とも言えるビッグディールが成立した。

言うまでもなく、エディン・ゼコのヴォルフスブルク(ドイツ)→マンチェスター・シティ(イングランド)移籍のことである。


率直に言って不愉快だった。

まったく不愉快極まりない。

ゼコの態度が、ではない。
売却先のマンチェスター・シティが、でもない。

売却元のヴォルフスブルクの、ここ2年間の動きがである。


©VfL Wolfsburg-Fußball GmbH

以下の内容は、ヴォルフスブルクサポーターの皆さまであれば読まれない方がよいかもしれない。

内容はおよそ辛辣を極める。
愛するクラブがこともあろうに部外者から、これでもかと悪し様に言われるのは、見ていて気分がよいわけはない。
その点は、随分悩んだところでもある。

だが、一方で間違いなく存在する親愛の念からも、黙ってはおけない事態だった。
これもまたクラブ愛の一種とご理解いただければ幸いだ。


――では。
今回のコラムに関しては何ら言葉の装飾なしに、自分の思ったままのことを語ろうと思う。

これから数回の連載は、紛れもなくヴォルフスブルクに対する侮辱と憤怒で出来上がっている。
愛憎は常に表裏一体と言う。が、今回は後者の比重が圧倒的な内容となるはずだ。

そのことを承知していただける方のみ、しばし筆者の独白にお付き合い願いたい。


(1)ゼコとは

エディン・ゼコは、旧ユーゴスラビア連邦の構成共和国の一つであったボスニア・ヘルツェゴビナ社会主義共和国(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)にルーツを持つストライカーである。

プレイスタイルは典型的なセンターFW。
スピードはさほどでもないが、打点の高いヘッドや強烈無比のパワフル・ショット、高い決定力とポストワークをも兼備した逸材だ。

今後5年、10年後に、世界最高峰の座に君臨していてもおかしくないほどの選手である。



写真はヴォルフスブルク時代のゼコ

彼の所属はドイツブンデスリーガの新鋭、“緑の狼”、VfLヴォルフスブルク

ウォルフスブルク、ヴォルフスブルグなど、発音に際してはいくつかのメディアで異なる表記がなされているが、当ブログでは今後“ヴォルフスブルク”で統一したい。

言わずもがな、後に日本代表のキャプテンへとスターダムを駆け上がった長谷部誠が浦和レッズから移籍したことで、一躍日本で脚光を浴びることになったクラブである。


ゼコはその恵まれた体躯、才能を同クラブで開花させ、日に日にその得点力に磨きをかけていった。

新興勢力であるヴォルフスブルクが2008-2009シーズンでリーグ優勝を果たすことができたのも、彼のような若く、才能豊かな選手たちが、猛将フェリックス・マガトの元で躍動したからに他ならない。

今思えばこのリーグ優勝の瞬間が、ゼコにとってもヴォルフスブルクにとっても、最も幸せな時間だった。

その後マガトは、完成された素材に興味はないとでも言わんばかりに、自ら同クラブとの契約を解消。
国内屈指の熱烈なサポーターを持つ(ドイツ有数の赤字クラブでもある)シャルケの指揮官となり、後に日本代表の内田篤人を獲得したことは周知の通りである。

翻ってヴォルフスブルクは、マガトの後任にアルミン・フェーを招へい。

前任者と同じく、補強からユース以下の世代の育成方針に到るまで、チーム運営の基本骨子を全面的にマネジメントさせる形態を存続させる。


これが、悲劇の始まりだった。


すべてを自ら“やりたがる”マガトに対し、フェーはもっとミクロなレベルで、自らの仕事を先鋭化させていくタイプの指揮官だ。

これは個人的な観点で見ると、よく言えば職人肌・・・悪く言えば器が小さい、ということである。

やることが多岐に渡り過ぎて、目の前の仕事に集中できなくなった職人が作った作品は、とてもまともな出来にはならない
この時点で、すでにチームには暗雲が立ち込めていた。

同時に、前任者マガトの元で大きな成功を勝ちとったチーム内には、明らかに弛緩した空気が流れていた。
マガトほどの実績もカリスマも持たない後任者にとって、これは極めて大きな負担になったに違いない。
2009-2010シーズンのヴォルフスブルクは、モチベーションと不安という、メンタルコンディション面の大きな問題に苦しむことになる。

結局ヴォルフスブルクはこのシーズン、念願の欧州CLのグループステージ敗退(しかも最終戦で!)を始めとした、燦々たる成績で終戦を迎える。
期待外れという点では、まさしくこのシーズン、リーグ最大のネガティブ・サプライズだったろう。

フェー監督は途中で解任。
後任者であるコストナーが必死に立て直しを図るものの、ことは後の祭りだった。

潤沢な資金を駆使し、各国代表クラスの有望なスター選手を集めているにも関わらず、
明らかにキレの足りない、時に覇気の感じられないプレーに終始する様は、多くのファンにフラストレーションを募らせたことだろう。

サポーターではない自分ですら不甲斐なさを感じたわけだから、生粋のファンの胸中いかばかりか。
察するに余りあるものがある。

○2009-2010シーズンを経て

さて、ゼコである。

話が少々前後するが、2008-2009シーズンの活躍によって、彼は一気に次代のスーパースター候補として注目を浴びることになった。

この年の夏、メルカートの最人気銘柄となったゼコの元には、当然の如く買い注文が殺到。
連日新聞ほか各メディアは、ACミランだユヴェントスだ、レアル・マドリードだと、次から次へとビッグクラブの名を挙げ、紙面を賑わすことになる。

こうした動きを受けて、元々ステップアップの意識が強いこのボスニアン・アタッカーの心が躍らぬわけがない。
本人も移籍に極めて前向きな姿勢を示し、中でもミランとは相思相愛とも言える関係にあった。


しかし、この動きを面白く思わなかった者がいた。
他ならぬヴォルフスブルクである。

彼らにとってゼコは、チームの今後の躍進、栄光の歴史の構築に必要不可欠な人材。
ましてや2009-2010シーズン、クラブはようやくに手に入れた夢の一番地、CLという国際舞台での戦いを控えている。

ヴォルフスブルクは当然の思考として、CLを勝ち抜くに必要な戦力を維持・強化しようと努めた。
そんな彼らだけに、無論簡単にゼコを手放す気はなかった。
移籍金にして実に3000~4000万€という、法外な値をつけて囲い込んだのである。
これなら万一買い手が現れても、ゼコの売却金によって新たにゼコと同等、もしくはそれ以上のタレントを獲得できると踏んでの値札付けというわけだ。


しかし、これまた当然の成り行きとして、ゼコに付けたれた値は常軌を逸した金額として受け取られた。

彼は確かに、目に見えて高いクオリティを備えていることがわかるストライカーだ。
筆者も自信を持って、世界のトップレベルを目指せる選手の一人と太鼓判を押すことができる。

他方、ゼコにはまだ圧倒的に経験・実績が足りない

特にこの時点では、国際的にはマイナーと言ってもいい選手である。
無論EUROやW杯、CLといった大きな大会も未経験だ。

にも関わらず、ヴォルフスブルクがゼコに前述した価格の値札をかけた。
大舞台でこれといった結果を残していない選手につける価格としては、まさに法外と言っていい。

こうしたヴォルフスブルクの動きを受けて、興味を示していた各クラブも一斉に退散。
結局ゼコは、このシーズンも緑の狼をユニフォームに背負って戦うことになる。


当初はこの一連の成り行きに、大きくゼコは気落ちしていた。

が、誇り高きボスニアンの血は、彼に長く下を向くことを許さなかった。

眼前にはリーグ戦、そして幼い頃から夢見てきたCLという舞台が、更に代表ではW杯の予選も控えている。
奮起しないわけにはいかない。

しかし前述した通り、昨季のヴォルフスブルグは散々な成績に終わってしまう。

シーズン半ばにして、早々に優勝争いから脱落。
更にW杯出場の夢も、プレーオフで強国ポルトガルによって断たれるという、まさに踏んだり蹴ったりの展開である。


限界だった。
この時期を堺に、ゼコははっきりと移籍願望を公に口にするようになっていく。

当然だろう。同シーズン、これだけ悲惨な状況下にあってリーグ得点王すら獲得した彼である。
自分が結果を出してもクラブが勝ちきれない現状・・・
ストライカーにとって、これほどストレスを感じる環境はない。

前年、イブラヒモビッチがまさに同じような状況下(インテルはカンピオナート自体は制していたが、CLではベスト16でマンチェスター・ユナイテッドに完敗していた)で、バルセロナへ移籍することを選んだのがその好例だ。
※参考までに述べておくと、イブラヒモビッチは旧ユーゴに属するセルビアとクロアチア人の両親を持つ。
代表国には生まれ育ったスウェーデンを選択した彼だが、元々のルーツはゼコと同じく、旧ユーゴの血族なのだ。



満たされない向上欲求と野心。

念願のビッグクラブへと移り、新たな環境でモチベーションを取り戻したい――と願っても、いったい誰が責められようか?


本人の強固な移籍願望。

W杯イヤー特有の、選手の大移動現象。

マガトが築き上げた、ヴォルフスブルクというクラブの成功サイクルの終焉。

もはや新興クラブのキャパに収まりきらない、ゼコというストライカーのスケールの大きさ・・・


あらゆる状況が揃いつつあった。


W杯南アフリカ大会がスペインの初優勝で幕を閉じた、2010年の夏――
彼の移籍は、もはや既定路線かに思えた。

続く


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【2011/01/10 23:42】 | その他特定選手に関すること
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悪名高き?
黒猫
こんばんは、ヴォルフスファンもどきですv-238

選手もフロントも大幅な入れ替えはない…ではなぜ勝てないのか?
代わったのは監督だ…では監督が悪いのか?

そんな流れに終始してるヴォルフスに、ファンも苛立ちを隠せてないのが現状のようです。

ゼコと、一つ前に移籍したミシモ、今回リザーブチームに降格になって移籍するジアニ
なぜ選手が最後まで踏ん張れないのか。
最後までファンが誇れる選手としていられないのか。

ファンも、不甲斐ないチームへの憤りは選手というより
考えるに値しないチームそのものの運営方針に傾きつつあるようです。

No title
KKGT-R
外国籍選手の移籍が地味だった時代から、尚且つ"中位力"なヴォルフスブルグの獲得は異色でしたよね。
バックの企業体質がそうさせるのかもしれませんが、
フロントに哲学が無いと、何やってもダメなんでしょうか。

No title
junchang
昔から(といっても新しいチームですからね!)補強に関しては失敗続きのイメージしかありませんでしたね!フォルクスワーゲンの広告塔としてひどかったのがアルゼンチンのダレッサンドロでしたね^^
長期的視野を持たずにその場しのぎで選手を獲得する典型的なチームでした。中途半端にお金持ちなのがたち悪いですね^^マガト監督はやるサッカーはそうでもないのですが、やっぱり、マネジメントは優秀だったんですね!

コメントありがとうございます
白面
>黒猫さん

なんか勢いで始めてしまった新連載ですが、こうして現役サポさんな黒猫さんの生の声をお聞かせ願えるのは非常にためになります。
やはり昨今の体たらく、忸怩たるものがありますよね・・・

何故選手が踏ん張れないのか、その理由を今後は解析していきたいと思っています。
ひとつご感想いただければ幸いです。

>KKGT-Rさん

フロントに哲学がない、というのは言い得て妙な表現かもしれません。

とにかく場当たり的で、どうにも腰が落ち着かない。
特定の方向性に沿って運営されているのではなく、場当たり的な対応に終始している感が否めない。

これだけ財政状況がよいクラブが何故・・・?
と、自分などは首をかしげてしまいます。その気になればもっと、いくらでも効率のよい運営ができるはずでしょうに、と・・・

お金を稼げることが、つまり優秀なマネジメント能力を持っていないと言ってしまえばそれまでなのですが(苦笑)

>junchangさん

そこはまさに、先日も触れさせていただいた「相性」の問題だと思うのですよ(苦笑)

個人的にマガトは決して好きな監督ではありません。
ですが、ヴォルフスブルクというクラブの体質、レパートリーには見事に合致していた。
その結果が、最終的にリーグ制覇という最高の形で現れたのではないかな・・・と。

一方でクラブは、その後確固たる方向性を見いだせないままでいます。
その点はちと、この機会にビシバシ追求しようかなと。

日本代表の中では贔屓に当たる長谷部選手が苦しむ様に、どうにも居ても立ってもいられなくなったものでして(苦笑)

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前回より続く。

④華

ミリートにとって、致命傷とも言える項目でした。

先にも申し上げました通り、とかくバロンドールとは、

“イメージ”

が物を言うタイトルです。

さながらフィギアスケートやシンクロナイズドスイミング、音楽のコンクールのように、

“いかに審査員の好みにあった”

プレーができているかどうかが、受賞に向けて極めて大きな条件となる。


断言できてしまいますが、ディエゴ・ミリートという選手には、そういう華はまるでありません。

彼にはオーケストラのような壮大さも、熟成されたワインのような風味豊かな香りと味わいも、
一流レストランのメインディッシュや、デコレーションケーキのような華やかさもありません。

ただ、決める。


彼は、まるで曲芸師のような、異次元のボールスキルを持っているわけではありません。
スピードや個人技を駆使して、何人もの相手を抜き去って行くことはできません。
曲がる、落ちる、と何種類ものプレースキックを、魔法のように蹴り分けることもできません。

道行く人という人、誰しもを振り返らせるような、圧倒的な存在感を持っているわけではないのです。


・・・だが、決める。


とにかく決める。
憎らしいほどに落ち着いて、ぱっと見ではその凄さがわからないような、GKやDFの合間を縫うようなシュートを、過去何十本、何百本と決めてきた。

それが、彼の最大の特性です。

正確無比でなんともいやらしいポジショニング、
人の流れとボールの動きを先読みする抜群の嗅覚、
GKやDFの動きを読む洞察力と・・・

それらすべてを支える、冷静で揺れない心。


体や足ではなく、頭でプレーする典型的な選手。

ディエゴ・ミリートとは、つまりそういうフットボーラーです。


彼は誰よりも決めました。
少なくとも、昨季は決めてみせました。

数字の上では誰の目にも明らかな形で、目に見える結果を叩き出しました。


――それでも、候補者にすら入れなかったのは・・・こうした数々の理由があったからなのです。

この事実が皮肉にも、自説の正当性を主張することになってしまいました。
こんなこと、絶対に証明なんかされて欲しくなかったのですが・・・

候補者リストが公表された時は、まさに、でもまさかそんな・・・と恐れていたことが現実になってしまった。
そんな感じでした。


▽世界最高のFWのひとりである、ということ

昨季、結果を見れば堂々たる成績を残したミリートですが、
今回の選考は皮肉にも、

「世界で最も過小評価を受けている選手」

という、彼の代名詞通りの展開になってしまいました。


他方、過小評価というのは・・・つまり実際には、評価を遥かに上回る実力があるということ。

見るべき人が見ればわかるのに、メディアに、世間に見る目がないから、不当な評価しか得られていないということでもあります。


見るべき者が見ればわかる、という最も顕著な例は、数ヶ月前に出ていたこの談話と思います。

ファーガソン「バロンドールはミリート」

「彼は最高のCLを過ごした。そしてファイナルでも決定的な存在だった」

「私は、彼が栄光を勝ち取る大きな可能性を持っていると思う」 (上記記事より抜粋)


・・・読み返して、思わずジワッと来ましたよ。

怒りと悔しさで泣きそうになってるところに、カウンターできたというかね・・・
こちらのジェノア会長の声明と、ミリート本人の弁も含めて↓

ジェノアの声明→「D・ミリートがなぜバロンドール候補じゃない?」
ミリートのコメント→仲間のバロンドール受賞を願うミリート

耐えてきたことが、どうにもこらえ切れなくなったというか。


悔しいです。

これだけ大好きな選手が、インテルに来てくれたことが最も嬉しかった選手が、こういう扱いを受けたことが。


自分の宝物です。
ただのレプリカユニフォーム、と言われてしまえばそれまでなんですが・・・
これまでの人生の中でも、多分最高に幸せだった期間のうちのひとつを、この一枚と一緒に駆け抜けたんです。



△日本刀の美しさは、その実用性の高さにある

バロンドールとは、例えるならオーケストラのコンクールのようなもの。

バイオリンやチェロ、オーボエ、ティンパニ・・・
求められるのは、そういう楽器です。


ディエゴ・ミリートは、言うならば尺八でした。

あるいは琴、桶胴太鼓とか・・・
少なくとも自分にとっては、彼の魅力とはそういうものです。

もしくは・・・そうですね。
歴代のバロンドーラーたちのほとんどが、装飾輝かしい宝剣の類とすれば、


彼の魅力は、日本刀のそれです。


切れ味鋭い日本刀は、決して見栄えがよくありません。
寝刃をあわせ、表面上をざらざらにし、摩擦力を増すことで切れ味を増すものでした。


それでも、日本刀には怪しいまでの美しさがあります。

職人が魂を込めて打ち鍛えた、使用者の命を預けるに足るだけの頼もしさがある。


その稀代の嗅覚、点を獲るための集中力の高さ・・・

傍目には伝わり辛い一方――相手を重苦しく威圧し、畏怖させる怪しいまでの艶。


まさに、ミリートというFWの特性、そのもののような気がするのは自分だけでしょうか。


彼はコンディションさえ整っていれば、文句なしに世界最高峰のFWのひとりと思います。
ペナルティエリア内を我が物のように闊歩し、本当に必要なゴールを決めてチームに勝利をもたらしてくれる、極めて危険な選手です。

自分はこれまでも、今も、これからも、きっと彼の虜でしょう。

彼がピッチに立ち続ける間、例えインテルから離れてしまうことになっても、ずっと応援し続けること。

もし声が届くのなら、叶うものなら、
彼に今すぐ、それを伝えて激励したいです。



Es el futbolista mejor para mí,Milito.

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【2010/10/31 21:19】 | その他特定選手に関すること
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バロンドール
黒猫
ただでさえ毎年その候補者選定には、各国各協会の思惑が見え隠れしてますが
一本化して初めてのバロンドール、例外なく調整した跡があるようですね。

地味系が好きな私は、ミリートは実は超!好みです。
ゴール前に居るはずなのに、ボールが渡って初めて急に現れたような存在感、そしてゴール。
職人ですよね、FWの・・・というよりはシューターとしての。アタッカーとしての。

No title
コバ
ミリートはポストプレーも正確だと思います。CBの届かない位置にトラップし、受け手が次のプレーにスムーズに移れる位置に正確に落とす。マラドンは雑魚専のイグアインをお気に入りでしたが、全く理解できなかったです。

彼はアスリートではなく、超優秀なフットボーラー。

>黒猫さん
白面
本当にありがとうございます。
そう言っていただけるだけでも、このコラムを書いた意味があったと感じられます。

自分はこうした理由から、バロンドールという賞が、どうしても・・・どこかこう、抵抗感を感じてしまうのですね(苦笑)

一方、UEFA年間最優秀選手賞には、大きな敬意を払っています。
文句なしに実力で選ばれますので、ストライカー以外にもDFやGKでも、しっかりと評価される余地があると思います。


なお・・・自分も地味系、職人系の選手が大好きです。
レプリカユニフォームもオフェンシブな選手より、ボランチやCBの物ばかり買っていたりします(笑)

>コバさん
白面
貴重なコメント、どうもありがとうございます。

外に開いて中にスペースを作ったり、スペースを自らつくり出してラストパスを供給したりと、オフザボールの動きにも定評のあるミリート。

自分もそうですね・・・
イグアインはイグアインで、その可能性とポテンシャルは高く評価していますが、
布陣の噛みあわせと特性、またこの一年の実績を見ても、CFのファーストチョイスはミリートにすべきと思っていました。
まったく、監督の方のディエゴの思考は理解に苦しみます(苦笑)

>彼はアスリートではなく、超優秀なフットボーラー。

その言葉、ミリートに届けてあげたいです。

本当にありがとうございました。

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一青年としてのマリオから続きます。

彼は幾度かのインタビュー内で、たびたび

「俺は普通の人間だよ。ただ、ちょっとイキが良すぎるだけさ」

と答えていますが・・・
筆者は、こと

「少年、マリオ・バロテッリ」

という観点から考えた場合、
マリオのこの弁を、全面的に支持します。

悪事や問題行為そのものは、当然罰せられるべきですが・・・

「ほら見たことか、また悪事を働いたろう!

お前は異物だ。問題児だ!」

・・・と騒ぎたてるのは、まさに暴論そのものです。


モウリーニョも、レオナルド(昨シーズンのミラン監督)も、フェラーラ(前々ユヴェントス監督)も・・・皆口を揃えて言っていましたが、

「これはマリオに限った問題ではない。彼らの世代が抱える問題なのだ」

という意見に、筆者は心から同意します。


繰り返しますが、一少年として彼を見た場合、行動原理だけを取り上げて考えた場合、マリオ自身の人格には、騒ぎ立てるような問題は何もありません。

ごくごく一般的に存在する、そこら辺を歩いている普通の学生と変わりないでしょう。
むしろ、いくつかの部分では、彼らよりもよほど社会の厳しさを知っており、現実と真摯に向き合っている部分すらあるほどです。

問題は、以前お話ししたこととも被りますが・・・


彼が超高級取りの、プロのフットボーラーだったということ。


そして、ガーナ移民の末梢である、黒いイタリア人だったことです。


だからこそ、彼の行為はピックアップされる。
問題視される。


そして、攻撃される。


イタリアという、白人以外の有色人種に対して、ことさら排他的な性質を持つ国で、

特別な才能を持った、アフリカにルーツを持つ黒人のイタリア人が、

インテルという、カルチョの異端児とも言えるチームに所属し、ワンパクを繰り返していたこと。


故に、問題は拡大・誇張され、彼は不当なまでに攻撃された。

しかし、怯むこと、引くことを知らないマリオ・バロテッリという青年は、そのたびに徹底して相手に噛み付き、応戦してみせました。

そう。
敵だけでなく、味方であったはずのチームメイトたちや、インテリスタに対してまで・・・


彼は常に戦っていた。マリオがカルチョ、インテルに籍を置いている間、彼の社会観・倫理観は、最後までカルチョのそれと迎合しようとはしなかった。

結論から言えば、マリオとメディアないし世間には、どちらも大きな問題があったように思えます。


マリオの側は、少年としての権利を主張し、自身の世界とそのルールに埋没しているだけではなく、

社会人として、多くの人の注目を集め、労働で対価を得るプロフェッショナルとして、自分をもっと律するべきだった。

メディアや世間は・・・彼を一人前のプロフェッショナルと認め、規律を要求する一方で、

もっと一人の人間としての彼を考え、少年としての彼の情動を、自身の立場に立って理解しようと努めるべきでした。


しかし、それもイタリアという国で、
特にインテル、ミラン、ユヴェントスという国内のメガクラブが関わっていた以上は、詮なき望みだったのでしょうね。。。


一社会人として、一インテリスタとしては、以前にもう申し上げましたが、彼の言動は許し難いものでした。
幾度となく頭を抱え、悩まされたことも事実です。

――他方、

一教育者としては、明らかに彼だけでなく、その他の人たちが問題をややこしくし、彼を不当に傷つけ、追い詰めていたと声を大にして申し上げます。


さて・・・
これを読んでくださった皆さんは、どのようなお考えをお持ちなのでしょうか・・・?

ご意見、ご感想、心からお待ちしております。


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【2010/10/06 22:20】 | その他特定選手に関すること
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No title
白面
さすがはローラン・ブランです。

フランス代表のブラン監督、チーム再建の切り札に心理カウンセラーを雇用か
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/euro/12/headlines/20101006-00000000-spnavi-socc.html


ドメネクが"あれ"過ぎたせいもあって、余計にそのギャップが際立ちますね(苦笑)

今のフランスに必要なものを、相当に考え込んであれこれ試しているという感じです。
EUROは今後楽しみだなぁ。。。

あくまでサッカー選手
ごっとん
ども、ども。ごっとんです。

ワリオの話、ふむふむと読ませていただきました。

私はワリオのことを、やんちゃな青年だとか、
若くして大金を手にしてしまったちょっと不幸な青年だとか、
そういう風には見たことがないですね。

あくまでサッカー選手として見ていました。

で、1サッカー選手として、見たときに、
彼のピッチ内での言動には行き過ぎがあり、
サポートしてくれるティフォージまでに反感を抱かせる
言動を取ったのは、問題かと。
(ピッチ内でやっちゃプロ失格かと。。。)

これは、若さで片付けられる問題ではないと思いますね。

プロですから。年齢は関係ありません。
白面さんが書かれている通り、ノルマを果たす必要がありましたね。


若かりし頃のカッサーノもそうでしたが、
才能を上手くコントロールできず、
損をするタイプの選手に見えていました。

ルーニーも悪童と言われていましたが、
プレー内容だけを見ると、
完全なプロフェッショナルだと思います。

そこが違いかな?

たまにやっちゃう報復行為は別ですが・・・


No title
Birkin
マリオもいろいろと苦労してますからね...

幼いころ生みの親から捨てられ、バロテッリ気に拾われ、かわいがられて育った。そして大金を稼ぐようになったとき、生みの親がのこのこと現れ、返してくれと...

それらのことだけでも、悩みの種や、人間不信の原因になるだろうに、プロになったはなったで一部(?)の馬鹿なユーヴェファンから、関係ない試合で差別的発言をされたり....
まだ精神的にも不安定な10代の時にそんなことをされたら、そりゃあ反発もするし、落ち込むでしょう。マリオはその反発の度が過ぎたからファンやチームメイトからも反感を買ったのでは...

でも、イタリアは人種についてはまだましなほうかもしれないですよ。



人種については全世界が抱える問題ですね。でも日本の教育現場では有色人種の差別についてはあまり触れられませんが。



No title
白面
>ごっとんさん

コメありがとうございます。
こんな駄文に目を通すのにお時間を使わせてしまって、光栄至極です;;

そうなんですよね。
まさに仰る通りで、マリオの最も大きな過失は・・・問題を起こしたことそのものよりも、その後の態度や姿勢にあると思います。

不要に敵を作り、支えてくれた人々に対してまで、「自分から頼んだわけじゃない」と言わんばかりにつばを吐く。
ある意味では、カッサーノ以上にコミュニケーション能力という点で支離滅裂です;;


今後は、インテル側の問題点などについても言及していけたら・・・と思っています。

ぶっちゃけこれ、人気ないコーナーなんですが、他にやってるサイトも書いてくれる人もいないので(泣)

自分ぐらいは、マリオについて、少し多面的に考えてみようと思ったのです。

>Birkin
いつもコメありです。すっげー励みになります!

日本は世界的に見ても、ちょっと特殊な地域で、黒人に対する接し方や差別感覚というのが異常なほどにないんです。
逆に、同じアジア圏の他民族を軽視しがちだったりと、これはこれでまた問題はありますが・・・


知人がイタリアで教鞭を振るった経験があるのですが、それはもうすごい有様だったそうですよ・・・?

そもそも、差別という感覚があまりに希薄で、自分が明確な差別行為をしているという自覚がまったくないんです。ただの罵詈雑言と、同じようなものと捉えていたり。

おそらく各地のティフォージは、そういう方々だったんじゃないかと。。。

マリオの側にも、もちろん問題はありましたが、明らかにそういうレベルを逸脱していましたからね( ´・ω・)

これに関してはきっと、白黒さん家の幹部も選手たちも、頭を痛めてたはずですよ・・・逆に><;

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前回は、企業人としての、プロのフットボーラーとしての姿勢が著しく間違っていることについて触れました。

今回は逆に、フットボーラーであることを全く考慮せずに、どこまでも一個人、一青年としての彼を考えてみようと思います。

一応、自分の本職なので・・・当ブログの中では珍しく、信ぴょう性は高い内容となっております。

青年、マリオ・バロテッリ~一人の青年としてのマリオ~

――デビュー当時、彼は若干17歳の青年でした。

皆さんは、思い出せますでしょうか。

この17歳という年齢は、通常、進学する道を選んでいたとすれば、まだバリバリ(死後。笑)の現役高校生・・・

その頃、いったい自分は何をしていたのか?
ということを。

自分はぶっちゃけ、思い出したくありません。
いわゆる人生における”黒歴史”です

今思い返してみると、どれだけ馬鹿というか愚かな真似ばっかりしてたんだろうと、つくづく思いますね~・・・
レーザーガンで自分と他人の頭の中の、記憶を丸ごと消去してしまいたい程度には、自分の青春時代は愚かな行為の繰り返しでしたOTZ

・・・そう。若さは、馬鹿さ。

個人差はあれど、他の人も大なり小なり、似たような感慨を抱く方は多い(特に男性)のではないでしょうか?

ああ、あの頃は馬鹿だったなぁ・・・と。
自分はどれだけ社会を知らず、世界を知らず、自分自身を何様だと思っていたのだろうかって。


マリオはまさにそんな時期に、ポンッ、と億単位の金を手渡されたのです。


彼は人生において最も多感、最も感情の揺れ幅が大きい時期に、同じ年頃の少年少女たちが、逆立ちしても得ることができないような金額を、その手に掴むことに成功しました。

これで精神のバランスを崩すなという方が、むしろ無理のある話ではないでしょうか・・・?


ただでさえこの年齢は、誇大妄想を抱き、己の力を過信し、エネルギーを暴走・爆発させてしまう時期です。
名の知れた英雄も、巷の有名人も、若いころには周囲をあっと驚かせるような無茶を(愚行、と言ってもいいでしょう)しでかしています。

ですが、自分はそれでいいと思っているのです。

爆発しない、暴走しない青春なんて、考えただけで息がつまりそうではありませんか?

自分の内から内から、放っておいても勝手にエネルギーが湧き出し、その居所を持て余す・・・
青春時代というのは、そういうものだと自分は思っているのです。


この観点に立ってみると、これまでマリオのしでかしてきた行動の数々が、まったく別の意味を持って我々の前に提示されることになる。

つまり、発達段階を考慮すれば、マリオの数々の行動・・・これはある意味、健全な姿とすら言えるのです。

エネルギーの発散方法こそ異なれど、その傾向自体は至極当然のことなのではないか・・・と。
少なくとも、自分はそう捉えています。


たまたま卓越したフットボール技術を持っていただけで、彼の精神はまだまだ幼い子どものままだった・・・ならば、相応の支援が彼には必要だったはずだ。

例えば・・・

やれ練習をサボタージュした、敵味方を問わず気に入らない相手に喧嘩を売った、ディスコで夜通し遊び続けた・・・

まあ他にも色々、彼に関しては数々の問題行為が報告されています。

この中で、唯一自動車事故に関しては、厳しく罰せられるべきでしょう。
法律に抵触するだけでなく、自他の命に関わる類の問題です。

翻って・・・その他全ての行動は、未成熟な若者特有の行為ばかり。

これら全てを抑制せよ、控えよと要求する方が無理がある。

(※なお、その後あった、ユニフォームの叩きつけ→サポーター&チームメイトと大喧嘩事件などは、全くこれらの暴走行為とは異なる性質を持った、異なる『事件』です。

これに関しては、いずれ別の時に機会が持てれば考察していきます。)

彼はまさに、そういうお馬鹿なお年頃。

愚行を繰り返しては叱られ、その経験を糧として成長する時期にあること。

この点をまず、我々は把握しておかなければならないことは、一つ押さえておくべき点かと思います。

『悪循環』に続く


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【2010/10/06 21:57】 | その他特定選手に関すること
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